大手キャリアからMNPで番号そのままで格安SIMに乗り換える

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大手キャリアからMNPで番号そのままで格安SIMに乗り換える

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MNPとはMobile Number Portabilityの略で携帯電話のキャリアを変更した際も電話番号を引き継げるサービスです。大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合でもMNPを利用することで、これまで利用していた電話番号をそのまま利用できます。

そもそもMNP(MobileNumberPortability)とは?

スマホと女性

2006年、日本で初めてMNPが開始されてから早くも10年が過ぎています。総務省が2015年10月に発表した「携帯電話の料金その他の提供条件」に関する現状と課題によると、2006年から2014年の9年間でMNPを利用者の数は3,181万人となっています。多くの方がMNPを使い、キャリアを変えています。

2006年以前、例えばドコモからauへキャリアを変える場合は、電話番号も変えなくてはなりませんでした。しかしそれでは、キャリアを変えるたびに友人や知り合いにいちいち電話番号が変わったことを伝えなければならず非常に手間がかかってしまいます。また電話番号が変わることを嫌がり、キャリアを移動しないことで、キャリア間の競争が行われず、価格が下がらない上に技術の進化も進まないのではないかといった懸念も生まれていました。

そこで総務省はキャリア間で電話番号を変えることなく行き来できるMNPを始めることで、ユーザーの手間を省けるようにしました。そして結果的にキャリア間でユーザーを獲得するための競争が行われ、価格が安くなり、技術の進化のスピードも速まるといった効果も表れるようになりました。

キャリア間の競争が行われるようになった今、大手キャリアから格安スマホへのMNPはどうなっているのでしょう?そもそも大手キャリアから格安スマホへのMNPは可能なのでしょうか?今回は格安スマホへのMNPについて詳しくご説明します。

格安スマホに乗り換えたいけど電話番号はそのまま使いたい

サラリーマン

大手キャリア間の移動に関してはMNPにより、電話番号を変えずに自由に行き来できるようになりました。そしてこのMNPは格安スマホでも利用可能です。MNPが可能なのは大手キャリアから格安スマホだけではありません。格安スマホから大手キャリア、そして格安スマホ同士でのMNPも可能になっています。

月額料金は抑えたいけれど、電話番号が変わってしまうのでは手間が増えてしまうので格安スマホへはMNPという心配は不要です。大手キャリアから格安スマホ、そして格安スマホから格安スマホへのMNPは、基本的に大手キャリア間のMNPと同じようにそれまで利用していたキャリアを解約することでMNPが可能になります。

大まかには、

  1. キャリアショップかキャリアのインターネットサイトで10ケタのMNP予約番号を取得

  2. 格安スマホ会社の申し込み時にMNP予約番号を入力

  3. 格安スマホが到着後、電話番号切り替え申請を行う

  4. 約1時間から1日で新しい番号に切り替え完了

といった流れになります。

MNP予約番号を取得しただけでは、もともとの携帯電話は解約されません。電話番号切り替えの申請を行い、格安スマホ会社が切り替えを行ったタイミングで元の携帯電話が解約されます。

その際、注意すべき点はMNP予約番号の有効期限と、番号切り替えに伴う不通期間です。

MNP予約番号には15日間という有効期限があります。格安スマホに乗り換える際にはインターネットで申し込みを行ってから郵送で2日~3日後に格安スマホが到着します。ですので、格安スマホ会社は余裕をもって1週間以上有効期限が残っているMNP予約番号のみを受付対象としています。有効期限自体は15日間ですが、実際は1週間以内に申し込みをしなくてはなりません。

また、契約の切り替えは格安スマホが届いてからになるので、2年縛りの解約金についても注意が必要です。切り替えのタイミングが2年縛りの解約可能な月でなくなってしまうと解約金が請求されてしまいます。

番号切り替えに伴う不通期間ですが、通常1時間程度古い携帯電話も新しい格安スマホも使うことができません。重要な電話がかかってきそうなタイミングなどは避けて切り替えを行うことが重要です。

キャリア別MNP転出方法

いろんなスマホ

まずはMNP予約番号を入手します。それぞれのキャリアの予約番号入手方法は以下の通りです。

NTTドコモ

  1. ドコモショップまたはインフォメーションセンターへ問い合わせの上、MNPの予約申込みを行い「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:店舗により異なる)。

  2. ドコモの携帯電話から局番なしの151、一般電話などドコモの携帯電話以外の場合は0120-800-000へ電話をし「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:午前9時~午後8時)

  3. PCでMy docomoにログインし、ドコモオンライン手続きを行い「MNP予約番号」を受け取る。

au

  1. auショップ / PiPit各店 (一部除く)にてMNPの予約申込みを行い「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:店舗により異なる)。

  2. au携帯電話、一般電話共通、0077-75470へ電話をし「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:9:00~20:00)。

  3. EZボタンからトップメニューまたはauポータルトップ、 auお客さまサポートの申し込む / 変更するからau 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)へ行き「MNP予約番号」を受け取る。

ソフトバンク

  1. ソフトバンクショップにて「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:店舗により異なる)。

  2. ソフトバンク携帯電話から *5533、一般電話などソフトバンクの携帯電話以外の場合は0800-100-5533へ電話をし「MNP予約番号」を受け取る(受付時間:午前9時~午後8時)。

  3. スマホユーザーはMy softbankからのMNP予約番号受け取りはできない。

それぞれ以上のいずれかの方法でMNP予約番号を入手の上、移転先会社の受付店に「MNP予約番号」を伝え、MNPによる新規申込み手続きを行います。尚、MNP予約番号のほか、免許証、住民票など本人確認書類とクレジットカード(一部デビットカード)が必要になります。

MNPを行う際は手数料に注意

驚く女性

転出の際にドコモは2,000円、auとソフトバンクは3,000円の転出手数料がかかります。また新たに契約する格安スマホ会社で3,000円は新規契約の事務手数料がかかります。

さらにMNPを行う時点でそれぞれのキャリアとの契約期間中である場合は、1万円程度の違約金が発生します。ほか、端末の分割払いが終了していなければ、その残りの代金も支払わなくてはなりません。

大手キャリアから格安スマホへのMNPは、転出の時期さえ間違えなければ、4,000~5,000円で行えます。この金額は、大手キャリアと格安スマホの月額料金の差で見れば、2ヶ月もあれば元が取れる金額です。

格安スマホの普及により、今後、MNPは大手キャリアから格安スマホだけでなく、格安スマホ同士でのMNPも盛んに行われるようになることが予想できます。格安スマホは大手キャリアのような2年縛りがないところも多いため、より気軽にMNPが行われるでしょう。

MNPについてより詳しい解説はこちら⇒格安SIMのMNP乗り換えでMVNOからMVNOへMNP転出ってできるの?