ガラケーに格安SIMを挿し込めば使えるようになりますか?

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ガラケーに格安SIMを挿し込めば使えるようになりますか?

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ガラケーに格安SIMを挿し込んでも利用できないケースがほとんどです。通話機能のみ使えるケースもあるようですが、格安SIMの通話料金は非常に高いのでおすすめできません。スマホへの乗り換えやタブレットとの2台持ちがおすすめです。

ガラケーの利用者は、一説には現在も1000万人以上いると言われています。多くのユーザーの中には「格安SIMをガラケーに挿し込めば安く利用できるのでは?」と考える人もいます。例えば楽天モバイルは格安な料金プランに加えて、セット端末にも力を入れています。しかし、スマホのほか、タブレットやルーターなど楽天モバイル製品ラインナップの中には、ガラケーは見当たりません。

ガラケーで使える格安SIMはほとんどない

格安SIMで、ガラケーを使用することはほぼできません。条件付きで一部の機能を使用することは可能ですが、ほぼ「使用できない」といえる状況です。 またガラケー用格安SIMには携帯電話SIMの1種類しかありません。

ガラケーで使える格安SIMで出来ること・出来ないこと

楽天モバイルは、3大キャリアの一つであるドコモの回線を使用するMVNOですが、もしもドコモのガラケーに楽天モバイルのSIMを挿入した場合、一体どうなるのでしょうか?この場合は通常の通話と、ショートメッセージのサービス(SMS)は使用が可能です。すなわち、電話回線部分は利用可能です。一方、メールやネットへの接続などのデータ通信部分については、使用できません。

電話回線はドコモと共有なので使用できますが、データ通信については、楽天モバイルなどMVNO各社は、それぞれ自社の接続設備を使っています。インターネット接続時には、決められた接続設備を介して、データの通信が行われます。要するに、楽天モバイルのケースでは、「楽天モバイルの接続設備」を利用してネットに接続する必要があるのですが、ドコモのガラケーは、「ドコモの接続設備」を使う設定(※注:アクセス・ポイント・ネーム(APN)設定)になっているということです。このため、データ通信部分の使用ができないのです。

また、ガラケーの機種によってはSIMカードのサイズが違うためまったく使えないケースも多いです。

ガラケー用SIMのメリット・デメリット

ガラケー専用の格安SIMである携帯電話SIMにはメリットとデメリットがあります。

メリット

ガラケー用格安SIMは端末に挿し込むだけでなんら設定の必要なく使用することができます。また、無料通話分があるため通話料を抑えることも可能です。さらには複雑な操作なく利用することができるため、スマホを使うのが苦手な方や高齢の方も簡単に利用することができます。

一般的に大手キャリア(au、docomo、Softbank)の場合、基本的に2年契約となっていますが、b-mobileのガラケー格安SIMプランの場合10カ月で解約することが可能なため、最低利用期間が短くなるメリットもあります。

デメリット

ガラケー用の格安SIMはデータ通信が使えないことが最大のデメリットです。また、ガラケー用格安SIMは大手キャリアのガラケーとプランの差があまりないために、長時間通話をよくする人にとっては月額料金に対して無料通話が180分程度しかないためお得感を感じることが難しいです。

初めてのスマホが不安な人は2台持ちからのスタートがおすすめ

スマホ初めて持つのが不安だという人には、ガラケーとタブレットの2台持ちからスタートすることをオススメします。「2台持ち」というのは、ガラケーとタブレットを、文字どおり合計2台契約するという方法です。ガラケーは通話とメール限定で、タブレットではネット接続やLINEなどのアプリの使用のために使うという形になります。もちろん2台目はタブレットではなくスマホにしてもOKです。

ガラケー風スマホ(ガラホ)という選択肢も

「ガラホ」という選択肢もありますね。「ガラホ」とは、ガラケーとスマートフォンを組み合わせた造語です。外見はガラケーと同様に物理キーと縦長のディスプレイがついていますが、中身は、アンドロイドのスマホと同じOSがインストールされています。「ガラホ」は確かにスマホなのですが、操作方法はガラケーと同様にテンキーで行えます。

auが今年2月に発売した『AQUOS K』は、アンドロイドOSですが、タッチ非対応で、テンキーでの操作が必須になっています。つまり操作は、ガラケーと同じだということです。今後は各メーカーも「ガラケー風」な側面を更に強く押し出したガラホを発売するかもしれません。

一方、デメリットは料金面です。「ガラホ」は月額の料金もスマホ並みに高いです。ガラケーを使用している方の大半は、「通話とメール」ができればOKという人だと思われますので、スマホ並みの料金を払っても良いという人は少ないでしょう。料金面については今後、おトクなプランが出ることを期待するしかありませんね。

上述のとおり、残念ながら、ガラケーに格安SIMを挿入しても使用できません。この理由はAPN設定と呼ばれる、接続設備が指定される設定が壁になるからです。スマホの場合は、設定を自由に変更できるようになっているのですが、ガラケーの場合は、接続設定が固定で変更が不可能な仕様になっています。

楽天モバイルの格安SIMをドコモのガラケーに挿し込んでも、端末自体は、ドコモの設備に接続しようとして動作するため、「エラー」になってしまいます。楽天モバイルの格安SIMを、他のキャリア2社(ソフトバンクおよびau)のガラケーに挿入してみても、同様に、データ通信部分の使用はできません。したがって、ネット接続もできません。ガラケーユーザーで、スマホを持つのが不安という方の、2番目の選択肢としては、ガラケーとタブレットの「2台持ち」があります。3番目の選択肢は、料金はスマホ並みに高いですが、「ガラホ」という選択肢もありますね。

ガラケーと格安スマホの比較はこちら⇒ガラケーと格安スマホの料金・機能を徹底比較【大手キャリアVS格安スマホ】