【2019年4月SIMフリー版販売決定!】AQUOS zero SH-M10の《発売日・価格・スペック・レビュー》を徹底解説!
最終更新日:「AQUOS zero」というAQUOSシリーズ新端末が2018年12月21日にソフトバンクから発売されました。SIMフリー版「SH-M10」として2019年4月に発売が決定しました。AQUOSシリーズのハイスペックなフラッグシップモデルとなっています。AQUOS zeroに搭載された初の試みを含め解説をしています。価格は10万円前後で決して安くはない機種です。
AQUOS zero【SH-M10】の発売は2019年4月!
画面サイズ | 6.2インチ |
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ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 9.0 |
カラー |
AQUOS zeroはAQUOS phone史上初の有機ELディスプレイを採用したスマホです。
2018年12月21日にソフトバンクで2018年冬モデルとしてソフトバンクからのみ発売されました。
そんなAQUOS ZeroがSIMフリー版「AQUOS Zero SH-M10」として2019年4月9日から各MVNOから順次販売開始しています。
バッテリー容量3,000mAh、6インチ以上の端末では世界最軽量を謳っており、実際重さ146gと大型化が著しい昨今の端末と比べると圧倒的に軽いのがわかります。
AQUOS zero SH-M10の基本スペック
初期OS | Android 9/エモパー 9.0 |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 845 オクタコア(4 x 2.6GHz + 4 x 1.7GHz) |
ディスプレイ | 6.2インチ、WQHD+(1,440x2,992) 有機ELディスプレイ |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
カメラ | アウトカメラ:2,260万画素 |
インカメラ:800万画素 | |
バッテリー容量 | 3,130mAh |
SIMサイズ | nanoSIM |
ポート | USB Type-C |
防水 | IPX5およびIPX8 |
防塵 | IP6X |
おサイフケータイ | 〇 |
イヤホンジャック | -(アダプター同梱) |
市場参考価格 | 108,580円 |
これまでのAQUOSシリーズはSHARPの製品で使われているIGZO液晶を搭載した端末が主流でしたが、AQUOS zeroのディスプレイはAQUOSシリーズでは初の有機ELディスプレイを採用しました。
AQUOS zeroで採用している有機ELディスプレイは国内生産のディスプレイです。さすがはSHARPですね。ただ、せっかくのハイスピードIGZOでこしらえた120GHz駆動の技術は有機ELディスプレイでは発揮できないようです。
【価格】は10万前後と高価
AQUOS zeroはAQUOSシリーズの中でもAQUOS Rシリーズに並ぶフラッグシップモデルです。高性能チップや有機ELディスプレイなのでやはり10万円前後で販売されます。
端末代金が安いことで有名な「OCNモバイルONE」では74,580円で販売されることが決定しています。
【サイズ】は6インチ以上にしてはコンパクト
サイズ | 高さ154mm |
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幅73mm | |
厚さ8.8mm | |
ディスプレイ | 6.2インチ、WQHD+(1,440×2,992) |
重量 | 146g |
素晴らしいのは、筐体の大きさでもワイドディスプレイでもなくその重さ。前述しましたが、バッテリー容量が3,000mAh以上で6インチ以上の端末では世界最軽量です。
6.1インチのiPhone XRが191gなのでその差45g。45gというと持ち運びの段階では体感でそれほど感じませんが、両手持ちなどで長時間ゲームをする場合などは時間が経つにつれ効いてくる重さです。
【カラー】は何とたった1色
AQUOS zeroのカラーは残念ながら「アドバンスドブラック」という1色のみの展開となっています。
AQUOSはいつもパステルカラーっぽい色をたくさん展開しているのでちょっと寂しい感じがしますね。
【チップセット】は高性能のハイエンドモデル
AQUOS zeroに搭載されるチップセットはSnapdragonシリーズ高性能のSnapdragon 845です。
AQUOS RやXPERIA XZ Premiumに搭載されているSnapdragon 835よりもCPUおよびGPU性能が30%も向上しています。
【RAM/ROM】は大容量!
AQUOS zeroのメモリ(RAM)は6GBと大容量なのでマルチタスクでもサクサク快適です。CPUのパフォーマンスを最大まで引き出してくれます。
6GBもあれば高負荷の3Dゲームなどでも処理落ちすることはないです。
ストレージ容量(ROM)は128GB。外部メモリ(SDなど)には非対応ですが、128GBもあれば十分でしょう。
【バッテリー】も十分な3,000越え
AQUOS zeroのバッテリーは3,130mAhなので、電池切れの心配もいりません。
バッテリーは2つの充電IC(集積回路)で発熱源を分散しながら充電するパラレル充電を搭載しているので、充電しながらゲームをプレイしても従来よりも発熱しない設計になっています。
筐体の発熱はかねてよりAQUOSスマホの課題でもあったため、それが解消しているということです。
【カメラ】はシングルでも高画質
AQUOS zeroに搭載されたカメラは、フラッグシップモデルにしては珍しくシングルレンズのカメラです。
シングルカメラとはいえ、ノイズリダクション効果で夜の撮影でもノイズが少ない写真が撮影できます。さらに、AIによる被写体認識機能も備えており、犬・猫・花・花火・QRなど9物体を検知判断して最適な画質にします。
AQUOS zeroのメリット・デメリット
AQUOS zeroのメリット・デメリットをまとめました!
メリット(良い点) | デメリット(注意点) |
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・画面が大きいのに軽い! ・男心をくすぐるイカしたデザイン! ・動画視聴が楽しい! | ・税込みで10万を超える せっかくのハイスピードIGZOは非搭載 ・シングルカメラはダブルやトリプルのような感動はない |
AQUOS zeroのメリット
- 画面が大きいのに軽い!
- 男心くすぐるイカしたデザイン!
- 動画視聴が楽しい!
少々抽象的なので、具体的に解説してきます。
メリット① 画面が大きいのに軽い!
前述しましたが、AQUOS zeroは6.2インチと大画面にもかかわらず146gと軽量。その重さは画面サイズ6インチ以上、バッテリー容量3,000mAh以上の端末では世界最軽量となっています。
SHARPによると単行本一冊分の重さに相当するのだとか。電車などの車内で動画を視聴している人を良く見かけますが、146gなら重さが苦にならないですよね。
メリット② 男心をくすぐるイカしたデザイン!
デザインに関しての項目で、「AQUOS zeroは1色のみの展開でパステルカラーなどはない。」と述べました。
しかし、今回の外観は男ウケがいいこと間違いなし!
筐体の話ですが、最近の端末の多くはステンレスでできていますが、AQUOS zeroの筐体はマグネシウム合金フレームとアラミド繊維背面パネルを使用しているので、見た目が「カーボンファイバーっぽい」のでカッコいいです。好きです。
アラミド繊維とは3大合成繊維の一つで、高強度・軽量・高耐久性・衝撃吸収性に優れているのが特長です。
そして、マグネシウムという物質は実用金属の中で最も軽く、そのマグネシウムで作られた合金は、強度/比重で示される比強度が最大の金属でもあります。
何が言いたいかというと、軽いうえに頑丈だということです。丈夫なことはだれにとってもうれしい特長ですよね!
メリット③ 動画視聴が楽しい!
AQUOS zeroはAQUOS R2同様「HDR映像技術Dolby Vision」、「立体音響技術Dolby Atomos」を搭載しています。この2つの技術は映画館やホームシアターなどにも採用されていて、臨場感のある映像美を楽しむことができます。
持ち運べるシアターセットみたいなものです。
AQUOS zeroのデメリット
デメリット① 税込みで10万を超える
AQUOSで初めて採用した有機ELディスプレイも三重県や大阪府でつくられた国内生産のディスプレイですし、高性能CPUで6GBのRAMを搭載しています。当然高価ですが、筐体そのものにお金をかけすぎてカメラがおろそかになってしまったのは否めないです。
デメリット② せっかくのハイスピードIGZOは非搭載
倍速120GHz駆動のハイスピードIGZOがあるのに、有機ELディスプレイにしたことで通常の60GHzとなっている点はマイナスですね。有機ELディスプレイにこだわらずIGZOにしておけば価格は抑えられた気がします。
デメリット③ シングルカメラはダブルやトリプルのような感動はない
やはり問題はカメラですね。10万円となると深度コントロールができるiPhone XSやHUAWEI Mate 20 Proなど各社のフラッグシップモデルを購入できる価格帯です。それらと勝負するとなると高性能CPUと生かしたボディで軽量!というのは少し弱いと思います。
AQUOS zeroとAQUOS R2のスペック徹底比較!
同じAQUOSシリーズのフラッグシップモデルのAQUOS R2と比較してみました。
AQUOS zero | AQUOS R2 | |
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OS | Android 9 | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 845 | |
画面サイズ | 6.2インチ (1,440×2,992) | 6.0インチ (1,440×3,040) |
ディスプレイ | 有機ELディスプレイ | IGZO液晶 |
メインメモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
microSD | 非対応 | 最大400GB |
カメラ | アウトカメラ:2,260万画素/インカメラ:800万画素 | アウトカメラ:2,260万画素+1,630万画素/インカメラ:1,630万画素 |
バッテリー容量 | 3,130mAh | |
サイズ | 高さ約154mm×幅約73mm×厚さ約8.8mm | 高さ約156mm×幅約74mm×厚さ約9mm |
重量 | 146g | 181g |
SIMサイズ | nanoSIM | |
USBポート | USB Type-C | |
指紋認証機能 | 〇 | |
防水性能 | IPX5およびIPX8 | |
防塵性能 | IP6X |
高性能のチップを搭載している点は同じですが、メモリやストレージにも差があり、AQUOS zeroは高負荷アプリやゲームに強く、AQUOS R2はカメラ性能(特に動画撮影とインカメラ)に強いという印象を受けます。
AQUOS zero SH-M10は流行りに流されないスマホ!
AQUOS zero SH-M10は流行りのデュアルカメラを搭載せず、万人受けとは言い難いデザインとなっています。
しかしながら、頑丈・軽量であり防水防塵性能も備え、ハイレベルのパフォーマンスです。ゲームを長時間プレイする人におすすめの機種ですが、カメラ重視の人にはおすすめできない機種です。
画面サイズ | 6.2インチ |
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ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 9.0 |
カラー |
SIMフリースマホ歴6年でPCやスマホなどのデバイス好き。国内向けに販売されていない端末にも割と詳しく、2011年から脱キャリアしたので絶賛キャリアフリー生活推奨中。「新しいものはとりあえず触ってみる」がモットーです。