【UQモバイル先行販売】AQUOS sense2 SH-M08の実機レビュー!機能的で便利な安定の国内メーカー!
最終更新日:2018年11月22日発売のAQUOS sense2はUQモバイルの先行販売となりました。ほかのMVNOでの販売開始は「AQUOS sense2 SH-M08」として2019年1月中旬の予定です。UQモバイル版のAQUOS sense2は通常版と異なる2色の限定色とニュアンスブラックの3色が販売されます。楽天モバイルやIIJmioでも限定色が販売される予定のため豊富なカラーバリエーションがポイントです。防水・防塵性能やおサイフケータイに対応しているため、これまで通りの使い方で使えて3万円台と安価な格安スマホの入門機です。
AQUOS sense2はUQモバイルで2018年11月22日発売!!
画面サイズ | 5.5インチ |
---|---|
ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
OS | Android 8.1 |
カラー |
SHARPのAQUOSシリーズから新たなSIMフリースマホ「sense2」がUQモバイルから2018年11月22日販売開始!
同スペックのAQUOS sense2 SH-M08は各MVNOから2019年1月中旬より販売開始予定です。
すまっぴーでは今回UQモバイル版の「AQUOS sense2」(シルキーホワイト)を手に入れたので実機レビューをしていきたいと思います。
今回AQUOSは一体どんなセンスを見せてくれるのでしょうか、楽しみですね。
AQUOS sense2は一言でいうと【モッサリだけどちょうどいいサイズ】
AQUOS sense2を1週間程使ってみて感じたことはモッサリだけどサイズ感は良く機能的です。
SIMフリーのAQUOSシリーズに総じて言えることですが、搭載しているCPUのグレードが低いため、やはり動作にモッサリとした感じがあります。
何というか、指に吸いつかないという表現が良いかもしれません。タッチ感度が0.1テンポ程遅れている感覚です。
AQUOS sense2のおすすめポイントは以下の5点です。
- ディスプレイは鮮明で美しい
- 防水・防塵設計
- おサイフケータイに対応
- シングルカメラでも案外キレイ
- AQUOS便利機能が使いやすい
そして、AQUOS sense2のマイナスポイントは以下の4点です。
- エモパーがあまりよくわからない
- 動作のどことないモッサリ感
- 3Dゲームはギリギリレベル
- 顔認証に反応しないことが多い
3万円台なので最近の端末の中では良心的な価格設定となっています。
AQUOS sense2をいざ開封!【外箱・同梱物】
senseシリーズらしい外箱です。それにしても薄いです。
蓋が一体型ですね。iPhone等とはまた違いますね。
…ん?これだけ?
どうやらケーブルや充電器、イヤホンなどの類は何一つ入っていないようです。どうりで箱が薄いわけです。こういった点が安さに繋がっているのかもしれませんが、せめて充電ケーブルだけは入れてほしかったと思います。
UQモバイル版以外はまた違った同梱物があるかもしれませんね。
AQUOS sense2の外観【デザイン・サイズ・重さ】
見た目は相変わらずのAQUOS感といったところでしょうか。筐体はプラスチックのように見えますが、アルミボディらしいです。結構滑りやすいですよ。
手で持つとこんな感じです。5.5インチのディスプレイとはいえ片手操作は少々難しい感じです。手が大きい人であれば問題ないでしょう。
それにしても、画像のエモパーは一体何を言っているでしょうか。
左側面には、SIMトレイがあり、SIMピンなしでも取り出しできるようになっていますが、このSIMトレイはカチっとはまりません。
筆者が使用した端末にだけ起こっている不具合かもしれませんが、使ってる最中もSIMトレイに触れるだけでSIMトレイが取り出されたと本体側が勘違いし、勝手に再起動を繰り返したりしていました。
仕様だとしたらマイナスポイントです。気になる方はUQモバイルの店舗で試しに触ってみることをおすすめします。
右側面には、音量調節ボタンと電源ボタンが配置してあります。
上部にはイヤホンジャック、下部には通話マイクとUSB Type-Cの充電ポートが配置されています。
背面のメインカメラは少し出っ張っているため、ケースなしで机に置いて使用すると、ガタガタとアンバランスなのが非常に気になります。
指紋認証センサーも従来どおり正面の下部に配置され、ホームボタンの代わりとしても利用できます。ちなみに、ホームボタンの代わりとして利用するかどうかは設定で変更できます。
手元のHUAWEI P20 liteと大きさを比べてみましたが、P20 liteとほとんど同じ大きさですね。
AQUOS sense2の方が若干厚みがありますが、重さは同じくらいです。調べてみると、AQUOSsense2が155gでHUAWEI P20 liteが145gとたったの10gしか変わりません。
実際に量ったところ、154gと公称より低い値なのは良いことです。
動画を見てみると、P20 liteの方がベゼルが狭くディスプレイが大きいですが、AQUOS sense2の方が発色が良く明るいです。
解像度自体はそれほど差異がありませんが、体感でAQUOS sense2の方がより鮮明でキレイに見えます。IGZOディスプレイの名は伊達ではありませんね。
WEBページも案外広く見ることができます。ベゼルレスではないとはいえ、AQUOSにしてはだいぶ削った方であるため、見やすいです。
のぞき見ブロックで安心!
のぞき見ブロックを設定すると上画像のようにのぞき見を防止することができます。
銀行やクレジットカードの情報などを入力する際に非常に役立ちます。国内メーカーならではの気配りが出来ていますね。
AQUOS sense2はシングルカメラにしては上出来【カメラ性能】
国内メーカーは割とシングルカメラにこだわりが強く、ソニーモバイルのXperiaシリーズも通常モデルではシングルカメラで発売することが多いです。
今回の発売されたAQUOS sense2も例外ではなく、シングルカメラを搭載しています。
そのためか、最近の自撮り系スマホと比べるとカメラモードの種類は少ないです。
- 動画
- 静止画
- タイムラプス
以上の3種類しかカメラのモードがないため、エンターテインメント(TikTok等)には向いていないです。
メインカメラは低解像度とは思えないきれいさ
- メインカメラ:1200万画素
1200万画素は最近の端末ではそれほど高い解像度ではありません。そこで、どのくらいの性能があるのか試しに撮って見たところ、
んー、悪くはないですね。デュアルレンズのP20 liteと比べても見劣りしません。AQUOS sense2の方が光の取り込みが強いので、一部白トビしているところがあります。
比べる端末がコロコロ変わってしまい申し訳ないのですが、ご覧の通り、AQUOS sense2はやはり光の取り込みが強いですね。しかしこれだけのクオリティで夜景が撮れるなら十分です。
フロントカメラは特に秀でたとこはない
- フロントカメラ:800万画素
フロントカメラは「可もなく不可もなく」といったところです。普通にキレイには撮れますが、特筆するところもないといった印象です。
AQUOS sense2のベンチマークスコアは?【CPU・メモリ・ストレージ・バッテリー性能】
トータルスコア | CPU | GPU | UX | MEM |
---|---|---|---|---|
61252 | 31756 | 11959 | 11506 | 6031 |
トータルスコアが6万台!!低いです。最新のCPUとはいえ性能が高いものではないため高負荷な動作には不安があります。
メモリは十分、ストレージは不安
AQUOS sense2には3GBのメモリが搭載されていますが、ストレージはわずか32GBと最近の端末としては少なく、必要最低限の容量となっています。
不安な方は外部メモリー(microSD 512GBまで)を利用することをおすすめします。
低スペックCPUだけど3Dゲームをプレイしてみた
AQUOS sense2に搭載されているCPUは高性能ではないとはいえ、最新ですから今回もいつも通り、「PUBG Mobile」をプレイしてみました。
はい。「快適画質」が自動で設定されました。メモリが3GBでもCPUがSnapdragon 450なので、大方の予想はついていましたが、グラフィックは粗いうえ、時々カクツクことがあります。
カクツキは稀にしか起きないため、グラフィックを気にしなければ普通にプレイはできます。
驚きのバッテリー性能!
AQUOS sense2でもっとも驚いたのはそのバッテリーの持ちのよさです。
わずか2,700mAhのバッテリー容量にもかかわらず、たまに使用する程度であれば2日間以上持ちます。
もちろん、動画再生やゲームをプレイすると電池の減りはもっと速いですが、エモパー(AI)をオンにした状態でも2日以上持つのはすばらしいです。
AQUOS sense2は安心の国内メーカー【防水防塵・便利機能・AI】
何よりもAQUOS sense2は国内メーカーで、防水・防塵設計に加え、おサイフケータイ機能に対応しているという点で、国外メーカーとは一線を画しているといえるでしょう。
国外メーカーの3万円台のスマホであればまず間違いなく防水・防塵性能はないです。また、おサイフケータイ機能は基本的に国内メーカーにのみ搭載されています。
それらを備えて、3万円台で購入できるスマホはAQUOSシリーズのみでしょう。
防水・防塵設計はさすがAQUOS製品
AQUOS sense2の防水性能はIPX5/IPX8なので、水深1.5mのところに約30分間放置しても電話機として動作します。
防塵性能は、IP6Xです。直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに内部の塵埃が侵入しない機能を有しているらしいですが、何を言っているのかわかりませんね。
要するに、日常的な砂埃や水没などでは壊れないということです。
おサイフケータイでGoogle payも
おサイフケータイに必要な「Felica」を搭載しているので、Google payでSuicaやnanacoが利用できます。
もちろんですが、おサイフケータイも利用できます。
エモパーは愛らしいけど反応が悪い
エモパーもバージョン9.0まで進化し、一昔前よりは使えるようになったとはいえ、GoogleアシスタントやSiriと比べるとまだまだ成長途中です。
エモパーは今日の天気や話題のニュース、急上昇検索ワードなどを教えてくれます。充電を何度も抜き差しすると間抜けなことを言ったりと愛らしいです。
エモパーの声は5種類から選べる
エモパーは、標準で3種類のキャラクターから選択可能です。エモパーのホームページからさらに2種類追加できます。
それぞれ性格があり、話しかけられるとかわいらしいので癒されます(お気に入りは『ぶた』です)。
エモパーに話しかけても無視される
エモパーは、「ハロー、エモパー」という掛け声で反応する様に設定されいるのですが、何度言っても反応しなかったり、反応自体が遅かったりすることが多い印象です。逆に、エモパーから話してくるタイミングはよくわかりません。
充電開始したときと朝起きてスマホを動かしたときに話してくることはわかりましたが、たまに良くわからない場面で話してくることがありましたが、原因は不明です。
会議などの場面で急に話し出しても良いように、会社等ではマナーモードにしておくか、かわいそうだけどエモパーをオフにするようにしましょう。
AQUOS便利機能が本当に便利
- 指紋センサー
- スクロールオート
- Clip Now
- 自動画面点灯
- かんたんモード
- スマホカバー設定
- ロボクル設定
全部で7つの機能がありますが、特に紹介したい機能を紹介します。
おすすめ機能① 指紋センサー
最近の端末にはだいたい搭載されていますが、AQUOS sense2にも指紋認証機能は搭載されています。
指紋認証センサーは精度も速度に良いです。さらに、AQUOS senseにはなかった顔認証がAQUOS sense2に搭載されました。しかし、AQUOS sense2の顔認証は正直微妙です。
認証に失敗することが多いならまだしも、そもそも反応さえしないことが多々あり、顔認証だけに頼れるほどの機能には達していません。
おすすめ機能② Clip Now
画面の縁をなぞるだけでスクリーンショットやメモができる機能です。
特に、スクリーンショットは上部のステータスバーやナビゲーションキーを除き保存してくれるので非常に便利だと感じました。
上の画像は、実際にClip Nowで撮ったスクリーンショットです。
おすすめ機能③ かんたんモード
国内メーカーではおなじみ「かんたんモード」です。海外メーカーにはない機能のため、スマホに慣れていない方にはうれしい機能です。
そのほかの機能
そのほかの機能を簡単に解説します。
スクロールオートはWEBページを閲覧している時に利用可能な機能で、画面自動点灯は持ち上げた際に自動的に画面をオンにする機能です。
この2機能はアクセサリを持っている人のみが利用できる機能ですが、持っている方にはうれしい機能です。
【まとめ】AQUOS sense2は国内メーカー好きなら買うべきSIMフリースマホ
それほどゲームをせず、最低限のスペックで問題ない方やスマホ初心者におすすめできる国内メーカーの安定スマホというのが総評です。
個人的にはおサイフケータイ&コンパクトサイズが必須のため最適な端末だと感じました。
3Dゲームをする人や高負荷のアプリを動作させる予定の方にはおすすめしません。
初めて格安スマホ乗り換えを検討中の方や、国内独自の機能(おサイフケータイ等)重視の方におすすめのSIMフリースマホです。
2018年12月現在では、MVNOはUQモバイルのみの取り扱いとなっています。ほかのMVNOを検討中の方は2019年1月中旬の発売開始まで待ちましょう!
ただし、購入前にSIMトレイについては一度確認した方が良いと思います。
ちなみに今回紹介したカラーはUQモバイル限定のシルキーホワイトという色です。
画面サイズ | 5.5インチ |
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ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
OS | Android 8.1 |
カラー |
SIMフリースマホ歴6年でPCやスマホなどのデバイス好き。国内向けに販売されていない端末にも割と詳しく、2011年から脱キャリアしたので絶賛キャリアフリー生活推奨中。「新しいものはとりあえず触ってみる」がモットーです。