SIMフリーiPhoneはどこで買える?お得に購入できる販売先を紹介!
最終更新日:SIMフリー版iPhoneはApple Storeもしくは、Appleの公式ネット通販、家電量販店で購入可能です。Appleの公式ネット通販以外にもいくつかのMVNOではSIMフリー版のiPhoneを格安SIMとセット販売しています。中古に抵抗がない方は中古スマホ販売店やオークションを利用する方法もあります。
大手キャリアや、大手キャリアグループの格安SIMで販売されるiPhoneは、他社回線で利用する事ができないよう「SIMロック」がかけられています。
NTTドコモで購入したiPhoneはauやSoftbank、楽天モバイルでは利用できませんし、Softbankで購入したものはドコモ、au、楽天モバイルで利用できません。au端末も同様です(現状、楽天モバイルはiPhoneを販売していません)。
一方、格安SIM(MVNO)は、その料金の安さで徐々に利用者が増加していますが、大手キャリアで購入したiPhoneは、購入したキャリア回線以外では利用する事ができないため、選択できるサービスが限定されます。
さらに、大手キャリアでのiPhoneは、かつてのような大幅値引きが禁止されており、SIMロックの件と併せて考えると、大手キャリアでiPhoneを購入する意味は希薄になっています。
そこで今回は、どの大手キャリアも格安SIMも全ての通信会社で制限なく利用できる「SIMフリーiPhone」について解説します。特に、どこで購入したらお得に入手できるのかなど、販売先ごとの特徴も伝授します。今回紹介するのは以下4チャネルです。
- Apple Store(実店舗)
- Apple Store Online(通販)
- 家電量販店
- 格安SIMとのセット購入
- 中古iPhone専門店
SIMフリーiPhoneとは?SIMフリーだと何がいいの?
まず基本中の基本、「SIMフリーってなに?」ということと、「SIMフリーだと何がいいのか」を、軽く説明しておきます。
SIMフリーの事を説明する前に、まずは大手キャリアの「販売手法」の説明をします。
大手キャリアは、高額なiPhoneを販売するにあたって、契約者に対して、端末の価格を大幅値引きで「割安感」を与えます。しかし、端末を値引きするためにはどこかで利益回収する必要があります。
だいたい2年ぐらい通話料・通信料を支払って貰えば、iPhoneの値引きに使ったコストが回収できるので2年間は解約したり他社へ乗り換えさせてはいけない…と言う訳で、2年以内の解約・MNPには高額な違約金を課し、iPhoneには、他社で使えないよう「SIMロック」をかけ、「2年縛り」と「SIMロック」で値引き分の回収を行っていました。
この販売手法を総務省が問題視した結果、大幅な端末値引きと高額な違約金は廃止されましたが、iPhoneのSIMロック制度は現在も継続しています。
他社の回線を利用するには「SIMロック解除」が必要で、そもそもSIMロックについてよくわからない人や手続きがわからない人にとっては今もキャリア切り替えのハードルとなっています。
一方、iPhoneの販売元であるAppleはどのキャリアのロックもかけないiPhoneを販売しており、これがSIMフリーiPhoneです。
SIMフリーですので、大手キャリアも格安SIMも含め日本国内の全ての通信会社・通信回線で利用可能です。
SIMロックがかけられていなければ、通信会社を変更(乗換え)する際にも、回線のキャリアを気にする必要なく、プランやサービスだけで通信会社を決める事ができます。
ちなみに、SIMロックがかけられた大手キャリアのiPhoneでも、「SIMロック解除」の手続きを行えば、「SIMフリー」iPhoneに戻す事ができます。
iPhoneは元々SIMロックなどされていない状態ですが、大手キャリアがSIMロックを施す(加える)わけですから、厳密に言えば、SIMフリーに「する」のではなく、「戻す」となります。
Apple StoreでiPhoneを購入する
Androidスマホと違い、iPhoneは、企画・製造・販売まで全てをApple社単独で行っていますが、Apple自身が直接ユーザーにiPhoneを届けるための店舗が「Apple Store」です。
Apple StoreでiPhoneを購入する事のメリットは以下の2点です。
- 特別な購入体験
- 特別金利キャンペーン(0%)の利用(期間限定)
例えば、高級外車でもそうですし、高級宝飾店なども同様ですが、Appleの直営店でも、購入者は「特別なお客様」として扱われ、あなただけのスタッフが1人つき、購入や契約の進め方や、機器の取扱方法、設定、データの入れ替えなどをスムーズに進行するようサポートしてくれます。
言葉遣いはあくまで丁寧で、淀みのない説明はプロフェッショナルです。
シックで落ち着いた店舗の内装も相まって、Apple Storeの購入体験は量販店などでは得られない特別なもので、一度体験すると、次回の購入時にも…と思えるはずです。
実際のボディカラーや手触りを確認する事ができる点や、イレギュラーな場合を除いて、全てのカラー、ストレージが欠品なく揃っている事もショップ購入の大きなメリットです。
全国のApple Store
東京都
- 銀座店
- 新宿店
- 渋谷店
- 丸の内店
- 表参道店
神奈川県
- 川崎店
- 愛知県
- 名古屋栄店
大阪府
- 心斎橋店
京都府
- 京都店
福岡県
- 福岡店
また、Appleでは端末の値引きは一切ありませんが、分割支払いを選択する際に、分割金利0%の特別ローンを利用することができ、実質、一括購入と同額で購入することができます。
分割金利は意外に大きなものですので、最大24回分割までですが、0%金利を活用すべきです。
Apple Storeで購入可能なiPhoneのラインナップは以下の5モデルとなっています。
- iPhone 11 … 6カラー、ストレージ64GB/128GB /256GB
- iPhone 11 Pro/Pro MAX … 4カラー、ストレージ64GB/256GB/512GB
- iPhone SE(第2世代)… 3カラー、ストレージ64GB/128GB /256GB
- iPhone XR … 6カラー、ストレージ64GB/128GB
iPhoneの下取り制度について
Appleでは、手持ちのiPhoneを下取りに出す事で、新しいiPhoneを割安に購入できる仕組みを提供しています。
機種や端末の状態によって下取り価格は異なりますが、下取り額分だけ新しいiPhoneを割安に購入する事ができます。
WEBでは、製造番号等を入力する事で、機種ごと、状態ごとの最高額を目安として事前に確認する事ができます。
ただし、下取り額は相場よりも低めの金額になる事が多いようです。
もし高値での再販を望むのであれば、中古iPhone専門店や個人売買を利用する事をお勧めします。
Apple Store OnlineでiPhoneを購入する
Apple Storeでの購入体験は特別なものですが、Apple直営店は全国で10店舗(うち5店舗が東京都)しかなく、首都圏、大都市圏以外ではApple Storeでの購入は少々現実的ではないかもしれません。
しかし、心配はいりません。
Apple Storeにはオンラインショップがあり、全国からショップと同じ価格で購入する事が可能で、もちろん、金利0%ローンも利用可能です。 通販では、実際のボディカラーや手触りを確認する事はできませんが、発売直後や取扱い停止などイレギュラーな場合を除いて、全てのカラー、ストレージを選択・購入できるのは、直営通販の魅力の1つです。
Online Storeでも下取り可能
Onlineストアでも下取りは可能ですが、新らたに購入する端末と入れ替えで下取り額を充当する事はできない点は、実際の店頭で下取りとなるショップとの違いです。
iPhoneの下取り制度に申込みを行うと、宅配業者が引き取りに来ますので、SIMやアクセサリーなどを全て外した状態でiPhone本体のみを渡します。 後日、金額提示が行われ、それで良ければ下取り金額分のAppleギフトカードが手に入り、次回購入分に充当できます。
家電量販店でSIMフリーiPhoneを購入する
SIMフリーiPhoneを購入するには、Apple Storeまたは、Apple Store Online Storeを利用するしかない時代がかなり長く続きましたが、2019年11月以降、Appleは一部の量販店に、機種限定ながらSIMフリーiPhoneの販売を認めるようになりました。
これにより、ビッグカメラ、ヨドバシカメラ、イオンリテーリングなどの店頭で、SIMフリーiPhoneが購入可能となりました。
現在、SIMフリーiPhoneを購入可能な量販店は以下の通りです。
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ノジマ
- ヤマダ電機
- エディオン
- ケーズデンキ
- ツタヤ家電
- イオンリテーリング
- PC DEPO
- NIKE
※取り扱いは一部店舗のみの場合がありますので、取扱店舗は各店へご確認ください。
2020年9月現在の取扱機種は、以下のモデルとなっています。
- iPhone 11 … 6カラー、ストレージ64GB/128GB /256GB
- iPhone 11 Pro/Pro MAX … 4カラー、ストレージ64GB/256GB/512GB
- iPhone SE(第2世代)… 3カラー、ストレージ64GB/128GB /256GB
ビックカメラのiPhoneの残価設定ローンがお得?
家電量販店の中の大手=ビックカメラでは、2年後の下取り額をあらかじめ織り込んだ価格での購入が可能な残価設定型ローン「iPhoneアップグレードプログラム」を提供しています。
残価設定型ローンは、自動車などでは浸透していますがビックカメラではそれをSIMフリーiPhoneに導入しました。
この「iPhoneアップグレードプログラム」をするには、必ず「Apple Care」(保険)に加入する必要があります。
上記の事例では、iPhone 11 Pro MAX 64GB「Apple Care+ for iPhone」を付けてシミュレーションしていますが、合計金額が172,546円となり、最終回支払額が46,000円に設定され、残額を24回で支払うようになっています。
支払金額は、Apple Storeで購入する場合と全く同額ですし、Apple Care+の料金も同額で、ビックカメラが上乗せしている金額はありません。
初回5,066円、2~24回が5,060円で、例えばAppleが提供する無金利ローンで購入した場合の、初回8,096円、2~24回7,150円と比較すると、月額で約2,000円の差となります。
購入する端末は、もちろん国内正規版の新品iPhoneでApple Storeと同じものですので、できるだけ月額の負担を少なくしたい、あるいは2年後に下取りを前提としてiPhoneを購入したい方は、充分に検討の余地ありかと思います。
格安SIMとセットで購入する
SIMフリーiPhoneを入手するには格安SIMの回線とセットで購入するという手段もあります。
au、ドコモ、ソフトバンクで販売されているiPhoneはSIMロックがかかっており、SIMフリーではありませんが格安SIMがセット販売しているiPhoneはSIMフリーのものが多いです。
Apple Storeや家電量販店で購入する場合は割引を受けることはほとんどできませんが、格安SIMとセットの場合はかなり安くSIMフリーiPhoneを購入できるケースもあります。
また、Apple Storeや家電量販店では最新のiPhoneしか購入できませんが、格安SIMとのセット販売ではより多くの機種から選ぶこともできます。
中古スマホ専門店でiPhoneを購入する
ここまでは、SIMフリーiPhoneの新品端末の入手方法でしたが、こちらでは中古iPhoneについて解説します。
中古iPhoneを購入するメリットは、何と言ってもコスト(価格など)で、新品端末に比べてかなり安く入手できます。 また、Apple Storeや家電量販店では販売していない、過去のモデルが入手できるのもメリットです。
特に割安な値付けされやすいケースとして以下があります。
- 傷や破損がある、目立つ
- 年式が低い(発売から年数が経過している、iOSのアップデート対象から外れている)
- 修復歴がある、Apple純正ではない部品で修復されている
- 箱・付属品がない、足りない
- 赤ロムになる可能性(支払途中など)
こうした端末は安く販売される事があるので、安い理由によっては購入対象として検討しても良いかもしれません。
例えば、同じ本体の損傷でも、性能や機能に影響しないような背面や側面の傷であれば、ケースを被せてしまえば見えなくなりますので、充分に購入対象となり得ます。 また、箱や付属品(充電コードやACアダプター)等がなくても、サードパーティの製品で補う事が可能であれば、特に付属していない事にこだわる必要はありません。
また、支払途中などで将来に「赤ロム(ネットワーク利用制限を受けた端末)」になる可能性がある場合でも、中古スマホ販売店では、万が一赤ロムになった場合には交換する等の保証を付けて販売しているケースがありますが、これも、交換を保証してくれるのであれば、データの移し替えの手間だけで、何ら問題ないと言えます。
SIMフリーiPhoneを安く手に入れる…という点に絞って検討するなら、中古販売店のiPhoneが価格も割安で、保証なども含めてある程度の安心感も得られるベターチョイスとなるでしょう。
すまっぴーでのSIMフリーiPhoneを販売中
すまっぴーでも中古SIMフリーiPhoneを販売しています。
1万円以下の端末から、最新のSIMフリーiPhoneまで幅広く取り扱っているので一度チェックしてみてください。
SIMフリーiPhoneの購入まとめ
SIMフリーiPhoneを新品で購入するなら、選択肢は3つです。
「Apple Store(実店舗/オンラインストア)」 「家電量販店」 「格安SIMとのセット購入」
それぞれに良い面がありますが、「特別な購入体験」を重視するならApple Storeがおすすめです。
ポイントの付与・充当や、残価設定ローンなど独自のメリットを重視するなら家電量販店も悪くない選択です。
安さを求めるなら格安SIMとのセット購入が良いでしょう。
中古iPhoneも選択肢に入れるとさらに安くSIMフリーiPhoneを検討するのもおすすめです。。
中古と言っても様々で、メーカー(Apple)が整備を行った「CPO」端末や、中古販売店が整備・メンテナンスを行って保証まで付けた程度の良い中古iPhoneなど、タマ数も豊富で、自分の希望にあった端末を見つける事が可能です。
大手キャリアが2年縛りを条件に、見せかけの大幅値引きをしていた頃とは、もう時代が違うと考えてください。
今は、様々な選択肢の中から、いかに上手に自分の希望にあった買い方や、端末を見つけるかが重要になってきていると言えます。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。