2025年9月25日開始｜ワイモバイル新料金「シンプル3」を徹底解説【値上げ×おトクの両面が分かる】

概要

「最近“値上げ”のニュースが多くて、どの格安SIM・格安スマホを選べばいいか分からない…」——そんな声に応えるべく、Ymobile（ワイモバイル）が新料金「シンプル3」を発表。割引前の基本料は上がる一方で、PayPayカード割や光セット割の拡充、海外データ特典など“実質おトク”な仕掛けも増えました。本記事では開始日・料金・割引の実額・他社比較・注意点まで、要点だけをやさしく整理します。

シンプル3の概要：何がどう変わるの？

• 提供開始：2025年9月25日（木）
• プラン構成：S／M／Lの3つ（据え置き）

• 月額（税込）＆月間データ量：

  • S：3,058円／5GB（※従来4GB→5GBへ増量）
  • M：4,158円／30GB
  • L：5,258円／35GB（Lは10分以内の国内通話が無料。グループ通話・割込通話も追加料金なし）

• データくりこし：対応（翌月へ）

• 旧「シンプル2」：新料金開始に合わせて新規受付終了（既存ユーザーは自動移行なし）

  ※詳細は後述FAQへ。

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主な特徴：押さえるべきポイントはこの5つ

1) 割引拡充で“実質”価格は維持 or さらに安く

• PayPayカード割：通常カード 330円／月、ゴールドは550円／月の割引へ増額。
• おうち割 光セット（A）：Sも1,650円／月の割引に増額（従来Sは1,100円）。
• 割引を最大活用するとSは858円／月（ゴールド＋光の場合）まで下がる設計。※家族割は2回線目以降−1,100円。

2) 旧来の“Yahoo!／LINE経済圏”メリット強化（LYPプレミアム付帯）

• Y!mobileユーザーは月額508円相当の「LYPプレミアム」が追加料金なしで利用可（要連携）。ショッピング還元やLINE特典などを享受できます。

  3) 海外データ通信：月2GB無料は2026年夏以降／開始までの暫定措置あり

• 約200の国・地域で月2GBの無料ローミングは2026年夏以降に提供。

• それまでの期間は「海外あんしん定額（定額国L）」24時間プラン（3GB/980円）が月最大7日分無料の暫定措置。

• SIMのみ新規契約は契約月から4カ月は海外データ対象外という細かな但し書きにも注意。

4) PayPayの“使うほどギガ”施策（11月以降予定）

• S：月10回以上の決済で翌月1GB、M/L：10–19回で1GB・20–29回で5GB・30回以上で10GBを付与するキャンペーンを開始予定。

5) 旧プランは新規受付終了、現行ユーザーは継続可

• シンプル3開始と同時にシンプル2の新規受付は終了。既存ユーザーは自動移行されません（希望者のみ変更）。

メリット・デメリット

メリット

• Sが5GBへ増量し実用性UP。
• 割引の強化（PayPayカード割／光セット割）で実質価格は据え置き〜改善。
• Lは10分かけ放題込み＋通話オプション一部無料で“音声強め”に。
• LYPプレミアム付帯で経済圏特典（通常508円）も込み。

デメリット（注意点）

• 割引前の基本料は値上げ（Sで約+693円、M/Lで+143円のイメージ）。割引非適用だと負担増。
• 海外データ2GBは即日ではない（2026年夏以降）。暫定措置の仕様も要確認。
• 家族割と光セット割の“併用不可”など、最安条件がやや複雑。

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他社サービスとの比較：概要

• 楽天モバイル：段階制ワンプラン（〜3GB 1,078円／〜20GB 2,178円／無制限 3,278円）。海外ローミング2GB/月をすでに提供。価格の単純さは強いが、経済圏ベネフィットの質は異なる。
• LINEMO（オンライン専用）：ベストプラン 3GB 990円／10GB 2,090円、ベストプランV 30GB 2,970円（5分かけ放題付）。小〜中容量の“価格直球勝負”。ただし経済圏メリットや店舗サポートは限定。
• UQ mobile：旧プランが11/1から最大+220円値上げ（データは増量）。“値上げトレンド”の中、ワイモバは割引拡充で据え置きを狙うのが差。

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他社サービスとの比較：図解

価格ベンチマーク：30GB相当

比べ方のコツ：

• 割引を盛れる人は Y!mobile／UQ が下がりやすい
• 割引を使わない人は LINEMO／楽天のシンプルさが効く

差別化マップ：機能・特典の違い

想定利用パターン別：Y!mobile 実質料金シミュレーション

計算ルール（前提）

• 基本料：S=3,058円／M=4,158円／L=5,258円（Lは10分かけ放題込み）
• 割引（併用不可）：家族割（2回線目以降）= −1,100円｜おうち割（A）= −1,650円
• カード割：PayPayカード= −330円｜PayPayカードGold= −550円

• PayPay決済回数 → 翌月の追加データ：

  • S：10回以上で +1GB
  • M/L：10–19回= +1GB｜20–29回= +5GB｜30回以上= +10GB（料金は変わらない）

表中の「金額 / 実効GB」は、最終月額 / 翌月に使える合計データ量です。

S（5GB）代表パターン

M（30GB）代表パターン

L（35GB・10分かけ放題込み）代表パターン

使い方のヒント

• 光回線がある or 家族で複数回線 → 「おうち割（A）」or「家族割」を軸に。
• PayPayをよく使う → 翌月のギガ加算で実効GBが伸びる（料金は同じ）。
• 通話も重視 → L（10分かけ放題込み）のトータルコスパが安定。

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どんな人におすすめ？

• PayPay・Yahoo!／LINEヘビーユーザー：LYPプレミアムやキャンペーン、PayPayカード割を最大享受できる人。
• 光回線（SoftBank 光など）利用or家族で複数回線：「おうち割」or「家族割」で実質価格を抑えやすい人。
• 音声通話もそこそこ使う人：Lの10分かけ放題込み＋通話系オプション無料がハマる。
• 海外出張・旅行がある人：本格運用は2026年夏以降だが、暫定措置で当面の対処は可能。

よくある質問（FAQ）

Q1. いつから申し込みできますか？

2025年9月25日から提供開始。これに合わせてシンプル2の新規受付は終了します。

Q2. いま「シンプル2」だけど、自動で「シンプル3」に切り替わりますか？

自動移行はされません。継続利用可で、変更は任意です。

Q3. 「家族割」と「おうち割 光セット（A）」は併用できますか？

併用不可です（いずれか一方）。最安構成はPayPayカード割＋（光 or 家族）の組み合わせ。

Q4. 海外データ月2GBはいつから？ それまでの代替は？

2026年夏以降に本提供。それまでは「海外あんしん定額（定額国L）」24時間プラン（3GB/980円）を月最大7日分無料で使えます。SIMのみ新規は契約月から4カ月は海外データ対象外なので注意。

Q5. 実際いくらで使える？（一例）

• S（5GB）：3,058円 → PayPayカード割（−330円）＋おうち割（−1,650円）＝1,078円。ゴールドなら858円。

Q6. PayPayの“ギガ増量”ってどのくらい？

Sは月10回以上の決済で1GB、M/Lは10–19回で1GB・20–29回で5GB・30回以上で10GB（11月以降予定）。

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まとめ

• 要点：

1. 値上げは事実だが、割引を盛ると実質据え置き〜改善。
2. Sは5GBに増量し日常使いが安定。
3. 海外2GBは将来特典（開始時期と暫定措置を理解）。
   • 次のアクション：

• 既存ユーザーは今の割引構成（PayPayカードの有無、光か家族か）を棚卸し→切り替えの損得を試算。
• 乗り換え検討者は、楽天／LINEMO／UQと自分の使い方（データ量・決済・光回線）で実質料金を比較。
• 海外利用が多いなら、暫定措置の枠内で運用可否を確認。

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