Google Pixel 4aレビュー!コスパが高い秀才端末!10日間使って分かった良いとこ悪いとこ
最終更新日:Pixel 4aを10日間使って分かった良いところ悪いところを紹介します。レビューの総評としては「コスパが高い秀才端末」という感じで誰にでもおすすめしやすい端末です。一方カメラやスペックなどハイスペック端末には一歩及ばない点も紹介します。
Pixel 4aを10日間使って分かった良いところと悪いところまとめ
画面サイズ | 5.8インチ |
---|---|
ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 10 |
カラー |
良いところ
- スペックに対して価格が安い!
- 当たり前のようにサクサク快適
- おサイフケータイ搭載
- バッテリー容量がPixel 4よりアップ
- カメラ性能も文句なし
ここはいまいち
- CPUはミドルスペック。3Dゲームをやりこむには不向き
- デュアルSIMには非対応
- パンチホールは邪魔にならないがメリット少ない
10日間使ってみたレビュー動画はこちら
Pixel 4aはPixel 4の廉価版ミドルスペック端末
Pixel 4aは2020年8月にPixel 4の廉価版として発売されました。
Pixelシリーズでは毎年秋ごろにフラグシップモデルが発売され、春ごろに廉価版が販売されるというのが定番になりつつあります。
2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、Pixel 4aは例年よりも販売時期が遅いです。
2020年10月ごろには5G対応の新しいPixelも発売される予定なので、急いでいない人は新しいモデルを待ってから判断するのもありだと思います。
販売価格はPixel 4が税込98,978円に対して、Pixel 4aは税込47,190円と半額以下になっています。
もちろん、スペックはPixel 4のほうが優れ居ていますが、バッテリー容量が大きくなっていたりイヤホンジャックが搭載されているなど使いやすくなっている点もあります。
直近発売されたSIMフリースマホの中でもコスパが高い!
Pixel 4aの販売価格は公式で税込47,190円となっています。
一見すると4万円台の端末という感じですが、税抜き換算すると39,000円です。
OPPO Reno3 Aの通常販売価格が税抜43,780円なのでOPPO Reno3 Aよりも安い端末と言えます。
それでいてスペックはほとんどの点でOPPO Reno3 Aを上回っています。
Googleというブランド力のあるアメリカ企業のスマホが中国企業OPPOの有力端末よりもコスパが高いというのは驚きです。
Pixel 4aのスペック表
発売日 | 2020/08/20 |
---|---|
参考小売価格 | 47,190円(税込) |
ディスプレイ | 6.8インチ 有機ELディスプレイ(FHD+) 2,400x1,080ピクセル |
本体サイズ | 160.9×74.1×8.2mm |
重さ | 143g |
カラー | ・マットブラック |
メインカメラ | 12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル) |
フロントカメラ | 8 メガピクセル |
初期OS | Android 10 |
独自UI | - |
SoC(CPU) | Snapdragon 730G 2.2 GHz + 1.8 GHz、64 ビット オクタコア |
バッテリー容量 | 3,140mAh |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
Bluetooth | 5.0 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
測位方式 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
端子 | Type-C |
防水/防塵性能 | なし |
指紋認証/顔認証 | 〇/× |
NFC | 〇 |
おサイフケータイ | ◯ |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 |
イヤホンジャック | 〇 |
外部メモリ | なし |
SIMカード | nanoSIM/eSIM |
通信方式 | LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66 UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz) |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計、Android センサーハブ |
5G | - |
eSIM | 〇 |
特徴 | ・低価格なPixelシリーズ ・eSIM対応 ・おサイフケータイ対応 |
Antutuベンチマークスコアは276,852点とそこそこ
スマホのベンチマークアプリ、「Antutu」を利用してスコアを測定したところ276,852点でした。
最近発売されたSIMフリースマホと比較してもOPPO Reno3 AやXiaomi Redmi Note 9Sよりも良いスコアとなっています。
Pixel 4aのAntutuベンチマークスコア
実際の利用はサクサク快適!全く問題なし
Pixel 4aを10日間使用していて重いと感じるシーンは全くありませんでした。
LINE、ウェブ、SNS、動画、ゲームなどすべてのシーンでサクサク快適に利用できます。
最近はスマートフォンの進化が進んでおり、低価格なスマホでもハイスペック端末を変わらないような快適さで利用できるようになってきています。
おサイフケータイ搭載
Pixel 4aはおサイフケータイ搭載端末です。モバイルSUICAやiDなど様々な電子決済に対応しています。
おサイフケータイは一度使うと離れられないくらい便利なので、搭載されているのは非常にありがたいポイントです。
eSIM対応
Pixel 4aは低価格ながらeSIMに対応しています。
eSIMとは、物理的なSIMカードなしで通信契約できる仕組みで、日本ではIIJmioと楽天モバイルがサービス提供しています。
楽天モバイルの1年間無料のSIMカードが使えるのは、かなりメリットとして大きいです。
バッテリーの持ちは標準程度!1日でなくなるということはなし
バッテリーサイズは3,140mhAで最近のスマートフォンの中では標準サイズです。Pixel 4は2,710mAhだったので約10%バッテリー容量が大きくなっています。
決して、大容量というわけではありませんが、実際に使っていても、1日でバッテリーがなくなるということはありません。
Pixel 4はバッテリー持ちが悪いと感じたので、バッテリーについてはPixel 4よりもよいと言っていいでしょう。
ちょっと気になる点は充電中熱くなる
その他バッテリー関連では、充電中に端末が熱くなることがありました。
Pixel 4も同じように熱くなりますが、問題発生したことはないので大丈夫だとは思いますが少し気になるポイントではあります。
超ハイスペックが求められる3Dゲームには向かないので注意が必要!
Pixel 4aバランスの良い秀才端末ですが、SoCはSnapDragon 730Gというミドルスペック向けのチップが搭載されています。
ウェブやSNSを使う分にはサクサク快適で問題になる事はありませんが、やはりハイスペックが求められるゲームをするにはちょっとスペックが足りません。
PUBGモバイルをプレイしてみると
PUBGモバイルをプレーしてみたところ、最高設定を選択することはできませんでした。一方で選択できる範囲内であれば快適にプレーすることはできます。
※ハイスペック端末ではウルトラの横に極限という最高設定が表示されます。
OSはAndroid10.0搭載!余計なアプリがなくてGood
Pixel 4aはAndroid10.0が搭載されています。SIMフリー版のPixelシリーズを使用するたびに感じますが、不要なアプリがほとんど入っていないというのは素晴らしいと思います。新品のスマートフォンであるという感覚をより味わえます。
※Pixel 4aはソフトバンクでも販売されていますが、ソフトバンク版にはキャリア系アプリが入っていると思います。
サイズは程よく、軽くて使いやすい!物理ボタンはちょっと固い印象
Pixel 4aはPixelシリーズで初めて、ベゼルレス&パンチホールのディスプレイが採用されました。
それにより、端末サイズはPixel 4と変わらずにディスプレイサイズが大きくなっています。
サイズは144×69×8mmで重さも143.0gとなっており、最近のSIMフリースマホの中では軽く、扱いやすいです。
外装はポリカーボネートが使用されていて、指紋が付きにくくなっています。高級感にはやや欠けますが、シンプルなデザインでよいと思います。
ポリカーボネイトはガラスよりも耐衝撃性が高いという特徴もあります。
カラーはブラックの1色のみで展開されています。
物理ボタンがちょっと固い
外装関係でいまいちなポイントとしては電源ボタンと音量ボタンがちょっと固いです。
しっかりと押している感じがあるので、好きな人はいるかもしれませんが個人的には固すぎるんじゃないかと感じました。
Pixelシリーズならではのカメラ性能は健在!暗所に強い!
Pixel 4aで撮影した写真
※とったそのままをアップすると画像サイズが大きくなりすぎるため、ウェブの画面上ではわからない程度に画像圧縮しています。
普通に撮影
夜景モードで撮影
通常モードで撮影すると下記ような状況です。暗くてもかなり鮮明に写真が撮れることがわかります。
ポートレートモードで撮影
Pixel 4と比べると...
Pixel 4と比較するとカメラ性能は正直少し劣るかなという印象です。
下記の写真で比べてみると、細かい部分ではPixel 4aのほうが粗さが目立ちます。
(シュークリームの粉砂糖など)
この違いが気になる人は、ハイスペックモデルが良いでしょう。
コスパが高い優等生端末!
以上がPixel 4aを10日間使って分かった良い点悪い点になります。
トータルの感想としては低価格な優等生端末といった印象です。
カメラやSoCをハイスペック端末とじっくり比較すると劣っていますが、普通に使う分にはほとんど遜色ありません。
サイズや電池持ちもちょうどよい感じで、長く使っていても不満が出にくい端末かなと思います。
価格も安いので誰にでもおすすめしやすいSIMフリースマホです。
画面サイズ | 5.8インチ |
---|---|
ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 10 |
カラー |
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。