格安SIMのMNP手続きについて解説!キャンペーンも比較!
最終更新日:現在では、MNP転出しても、早期解約(転出)しても、新たに他社と契約してもまったく手数料が課されないケースも増えており、MNPがしやすい環境になっています。 今回は、そんな敷居が低くなった「MNP」について詳細に解説します。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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まず格安SIMのMNPで大事なこと
MNPを行う上で大切なことをピックアップしてみます。
- 「MNP予約番号」を転出元で発行する(紛失時は再発行可能)
- 「MNP予約番号」を間違えずに新通信会社に伝える(記入する)
- 「MNP予約番号」には、15日間の有効期限がある
- 有効期限内に乗り換えが完了しない場合は、旧通信契約が継続する
期限内にMNP手続きの全てを完了させます
この4点について、以下で詳細解説します。
MNPは電話番号を変えずに全ての会社で乗り換え可能
MNPを利用すれば、通信キャリア4社、サブブランド、MVNOすべてで同じ電話番号を利用することが可能です。
ちなみに、固定電話でも同様の制度があり、「LNP」(Local Number Portability)といいます。
「MNP」には最初に手続きを開始してから「15日間」の有効期限があり、この期間に他社の通信サービスと契約が成立しない場合には、元の通信契約がそのまま継続してしまいます。
例えば、キャリアで「定期契約」を利用している場合、2年間の定期契約終了に合わせてMNP手続きを行う転出を行った際に、MNP不成立で元の契約が継続した結果、新たな2年が自動的に開始されてしまう…と言ったことも起こりえます。
「MNP転出」の手続きをしても「解約」にはならないので注意が必要です。
MNPを行うときはまず乗り換え先で手続き!
「MNP」は大きく分けて、2つの作業から成り立っています。
- これまで利用していた通信会社から「転出」する作業
- 乗り換え先の新しい通信会社に「転入」する作業
「転出」する通信会社で行う作業は1つだけで、他の作業・手続きはすべて転入先の通信会社で手続きを行うことで、旧通信会社の解約+電話番号移転+新通信会社との契約が一度に行われる仕組みになっています。
1. これまで利用していた通信会社から「転出」する作業
まず、「MNPしよう」「他社に乗り換えよう」と思ったら、転出元(旧通信会社)で「MNP予約番号」という番号を発行してもらうことが最初の作業となり、旧通信会社で行う唯一の作業となります。
2. 乗り換え先の新しい通信会社に「転入」する作業
本人確認書類やクレジットカードなど、契約に必要なものを揃え、「MNP予約番号」を添えて、新通信会社に契約申し込みを行います。
「MNP予約番号」には15日間の有効期限があり、「MNP予約番号」が発行された日から15日以内に他社の通信サービスとの契約が成立(申し込むだけではなく開通手続きまで完了)しなくてはなりません。
格安SIMのMNP手続き方法!
MNPの手順について解説します。
(1)本人確認書類・クレジットカード等、転入先での申込時に必要な書類等を揃えます。
「MNP予約番号」の発行を申し込む前に、乗り換え先の通信会社が求める書類等をしっかり揃えてから、MNP乗り換え手続きを開始します。
なお、本人確認書類には、現在の氏名・現住所が記載され、記載通りの氏名・住所で申し込まなければなりません。
契約時に記載した住所に、書面やSIMカード、スマホ端末などが届く際には「転送不可」で届きますので、本人確認書類に記載の住所に実際に住んでいないと受け取れませんので、注意が必要です。
(2)転出元(旧通信会社)で「MNP予約番号」を発行する
各社、電話や「マイページ」などで「MNP予約番号」発行の受付を行っています(申込先は各社HP等で確認してください)。
「MNP予約番号」の発行を依頼する事で、MNP転出の意思を伝えたことになります。別途、「MNP転出手続き」を行う必要はありません。
(3)転入先(新通信会社)に「MNPによる新規契約」を申し込む
以下は、すべて転入先での手続きとなります。
- 「MNP予約番号」を添えて、乗り換え先の通信会社に「MNP転入申込」を行います。
- 「MNP予約番号」発行から15日以内に、転入先の通信会社との契約が成立するようにします。
- 契約書面やSIMカード、スマホ端末などを受取り、初期設定後に開通手続きを行い、契約成立となります。
※「新規契約」には、電話番号を新たに発行する「新規契約」と、他社で使用中の電話番号を移転する「MNP転入」があります。いずれも新規契約には違いありませんが、電話番号の新規発行なのか、他社からの移転なのかを区別するため、「新規契約」「MNP契約(転入)」と呼び分けています。
格安SIM会社でのMNP転入キャンペーンがある!
MNP転出入によるキャンペーンを活用してお得に乗り換えることができます。
なお、「MNP制度」を利用した場合は、乗り換え先は「音声通話付きプラン」のみとなります(MNPは番号移転制度であるため、データSIMは対象外です)。
楽天モバイル
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※楽天モバイルは、新規契約/MNP転入の場合でも、契約事務手数料はかかりません。
mineo(マイネオ)
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Y!mobileワイモバイル
MNP転入者を対象としたキャンペーンは現在実施されていません。
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IIJmio(みおふぉん)
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UQモバイル
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ahamo(アハモ)
「ahamo先行エントリーキャンペーン」はすでに終了しています。
他に、MNP転入者向けのキャンペーンの実施はありません。
LINEMO(ラインモ)
「LINEMO先行エントリーキャンペーン」はすでに終了しています。
他に、MNP転入者向けのキャンペーンの実施はありません。
povo(ポヴォ)
「povo先行エントリーキャンペーン」はすでに終了しています。
他に、MNP転入者向けのキャンペーンの実施はありません。
毎年2月~6月にかけて魅力的なキャンペーンは増加
時期的にみると、新たにスマホデビューするユーザーや、通信会社の乗換えを検討するユーザーが比較的多い年度末~新年度の2月~6月に大々的なキャンペーンを実施する傾向があります。
今、魅力的なキャンペーンが無い場合は、その時期を狙ってみるのもアリです。
格安SIMのMNPまとめ
- MNP転出入を使って格安SIMに乗り換えることは可能
- MNPの手続きは元の通信会社からスタート
- MNPの手続きは書類、時間をある程度、準備してから始める
- MNPを使えば会社によって3000円~1万円程度の割引がある
今回は、電話番号を変更せずに通信会社を移転する「MNP」についてまとめました。
数年間、同じプランを利用している方は、もっとお得なサービスに切り替えられる可能性が高いと言えます。
今年2021年は、MNPの制度が施行され、通信会社を移転してもずっと同じ電話番号を継続利用できるようになって、ちょうど20年目を迎えます。
手数料による多額の出費がないため、プラン内容や通信品質、料金などから自分にあった通信会社を求めて、気軽に通信会社を乗換えることが可能になっています。 同じ通信会社の中で料金プランを変更するだけでなく、他の通信会社の新しい料金プランを検討したり、販売されているスマホ端末などで、乗り換え先を選ぶのも賢い選択肢と言えるのではないでしょうか。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。