【徹底ガイド】ahamoの機種変更について!タイミングからiPhoneの事まで!
最終更新日:大手キャリアのいわゆる20GB格安プランが出揃い、本サービスが開始となりましたが、中でもNTTドコモの「ahamo」の人気が高いようです。 今回はそんなahamoの機種変更の詳細についてまとめました。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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ahamo機種変更にはベストタイミングがある
割安に購入できる等の金銭面の差異はありませんが、機種変更のタイミングによっては不必要な負担額・支出額が多くなるケースがありますので要注意です。
スマホおかえしプログラム利用時
ドコモで提供している「スマホおかえしプログラム」を利用して端末を購入した場合には、 ahamo乗り換え後の機種変更のタイミングによっては支出額が多くなります。
「スマホおかえしプログラム」の仕組みは、
端末を36回分割購入した場合に、購入から24回目で他機種に買い替える際に旧端末をドコモに返却することで、残り12か月分の支払いが免除 されるというものです。
端末代金を金利や手数料なしに単純に36/1にした金額を毎月支払うので、12回分の支払い免除ということは、端末を33%の金額で下取りに出したイメージです。
実はこの仕組みは判断を誤ると負担額が多くなる場合があります。 それは、25回目以降も機種変更せずに通常支払いを続けた場合、その分だけ支払い免除額が減額されてしまうので、その分だけ支払額が多くなってしまうことです。
つまり、「スマホおかえしプログラム」を利用している場合は、24回目きっかりで機種変更し、旧端末をドコモに返却することが最も支払額が少ない利用方法というわけです。
ahamoはどのiPhoneに機種変更可能か?価格も調査
一定の条件下であれば、ahamo乗り換え後でもiPhoneに機種変更することは可能です。
- ahamoではiPhone6/6Plus以降の全てのiPhoneを利用可能であること
- ahamoではiPhone 11を購入可能であること
- ahamoユーザーも「ドコモオンラインショップ」を利用可能であること(2021/05/19以降)
以上の3つの条件が揃ったので、ahamoでのiPhone機種変更は非常に敷居が低くなりました。
(1)ahamoではiPhone6/6Plus以降の全てのiPhoneを利用可能
ドコモ端末・SIMフリー端末であれば、新品/中古であっても「iPhone6/6Plus」以降の全てのiPhoneを利用可能です。
他社端末であってもSIMロック解除することで「iPhone 6s/6sPlus」以降の全てのモデルが利用可能です(2015年4月以前のモデルはSIMロック解除不可のため)。
(2)ahamoではiPhone 11を販売中
ahamo内でも「iPhone 11」(64/128/256GB・6カラー)を購入可能です。
新規契約・MNP転入時、ドコモからの乗り換え時はもちろん、端末のみの購入による機種変更も可能です。
(3)ahamoユーザーも「ドコモオンラインショップ」を利用可能
2021年5月19日以降、それまで制限されていたahamoユーザーの「ドコモオンラインショップ」での端末購入が解禁されたことにより、ドコモが取り扱うすべての端末を購入し、機種変更できるようになりました(ahamo利用可能端末に限る)。
少し勘違いしやすいので再度確認しておきますが、
ドコモユーザーがahamoに乗り換えた場合、「スマホおかえしプログラム」を継続することはできますが、新たに購入した端末に「スマホおかえしプログラム」を付けることはできません。
iPhone12は新品で機種変更可能
現状、新品のiPhone12シリーズ、およびiPhone SEを購入することができるのは、ドコモオンラインショップ、またはApple Storeとなります。
いずれから購入する場合でも、SIMロック解除不要でそのままahamoで利用可能です。
iPhone機種 | 容量 | ahamo | docomo | Apple store |
---|---|---|---|---|
iPhone12 | 64GB | - | 101,376円 (67,584円) | 94,380円 |
〃 | 128GB | - | 109,296円 (72,864円) | 99,880円 |
〃 | 256GB | - | 123,552円 (82,368円) | 111,980円 |
iPhone12 mini | 64GB | - | 87,912円 (58,608円) | 82,280円 |
〃 | 128GB | - | 95,832円 (63,888円) | 87,780円 |
〃 | 256GB | - | 110,088円 (73,3952円) | 99,880円 |
iPhone12 Pro | 128GB | - | 129,096円 (86,064円) | 117,480円 |
〃 | 256GB | - | 142,560円 (95,040円) | 129,580円 |
〃 | 512GB | - | 149,488円 (99,659円) | 153,780円 |
iPhone12 Pro MAX | 128GB | - | 142,560円 (95,040円) | 129,580円 |
〃 | 256GB | - | 156,024 (104,016円) | 141,680円 |
〃 | 512GB | - | 182,952円 (121,968円) | 165,880円 |
iPhoneSE | 64GB | - | 57,024円 (38,016円) | 49,280円 |
〃 | 128GB | - | 62,568円 (41,712円) | 54,780円 |
〃 | 256GB | - | 75,240円 (50,160円) | 66,880円 |
ドコモオンラインショップで販売されるiPhoneも、Apple Storeで販売されるiPhoneもまったく同じ製品ですが、オンラインショップで購入したiPhoneは、一部のケースを除き、ドコモのSIMロックが施されています。 ahamoでの利用を前提として考えれば、ドコモのSIMロックは解除せずにそのまま利用可能ですので、Apple StoreのSIMフリー端末との実質的な差異はないと言えます。 価格的には、「おかえしプログラム」を適用して購入することで負担額を抑えることが可能です。
iPhone11も新品で変更可能
iPhone11のahamoでの販売価格(ラインナップ11~Pro MAX)についてとどこで購入可能かについて書いてください ahamoでは、iPhone 11を購入することができます。
iPhone機種 | 容量 | ahamo | docomo | Apple store |
---|---|---|---|---|
iPhone11 | 64GB | 49,390円 | - | 71,280円 |
〃 | 128GB | 54,890円 | - | 76,780円 |
〃 | 256GB | 66,990円 | - | 88,880円 |
ahamoでは、「スマホおかえしプログラム」を適用することはできませんが、ahamoのiPhone 11がかなり割安な価格設定になっていることがわかります。 ahamoでは「スマホおかえしプログラム」を適用して端末購入できませんが、購入価格が割安な設定なため、オンラインショップでプログラム適用で購入した場合との負担額はほぼ同等と言えます。
例えば、ドコモオンラインショップの価格は、AppleStoreの1割増し程の設定ですので、iPhone11をオンラインで販売しているとすれば78,408円となります。
機種がiPhone11でも構わないというなら、ahamoでの購入はお得ということになります。
その他iPhoneの可能、不可能について
ドコモオンラインショップ、またはahamoで購入可能なiPhone以外の端末をahamoで利用する場合の適応表は以下の通りです。
- iPhone 8
- iPhone 8Plus
- iPhone X
- iPhone XS
- iPhone XS MAX
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11Pro
- iPhone 11Pro MAX
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12Pro
- iPhone 12Pro MAX
ahamoはiPhone6/6Plusより前に発売の機種は利用できません(ドコモ、SIMフリー端末) 他社端末の場合には、iPhone6s/6sPlusより前に発売の機種はahamoで利用できません(SIMロック解除ができないため)。
ahamoで未だに機種変更できないもの
ahamoでは、現在「eSIM」を使用するタイプの機種については「機種変更不可」となっています。
以下2機種利用不可
- キッズケータイ SH-03M
- dtab Compact d-42A
これは、現時点でahamoの「eSIM」サービスが開始されていないためですが、eSIMサービスの開始時期についても未だアナウンスがありません。
ライバルたる他社キャリア、au「Povo」、Softbank「LINEMO」、楽天モバイル「UN-LIMIT」がいずれもすでにeSIMが利用可能となっていますので、この点においてはahamoだけが立ち遅れている状況です。
ahamoの機種変更の具体的なやり方!
ahamoでの機種変更は特に難しい点はありません。
以下はahamoユーザーの機種変更を手順に従って書いたものです。
(1)ahamoで利用可能な端末を用意する
ahamoではドコモで利用できる端末でも利用不可な機種がありますので、必ずahamoで利用可能な端末を用意します。
新品端末については、ドコモオンラインショップまたはahamoオンラインショップでの購入、Apple Storeなどのメーカー直販、Amazonなどのネットショップ、家電量販店や専門店などのリアル店舗などで購入可能です。
中古端末については、専門店やフリマ・オークション、家族・知人などからの譲渡などで入手可能です。
(2)端末をSIMフリーまたはドコモのSIMロック状態にする
他社キャリアで購入の端末は必ずSIMロック解除を行いSIMフリー化しておきます。
最初からSIMフリーである場合や、ドコモで購入した端末の場合はそのままで利用可能です。
(3)APN設定を行う
ahamoは、機種変更時の端末の初期設定を店舗に持ち込んでサポートを受けることはできません。 設定は原則、自ら行います。
変更する端末がAndroidスマホの場合には、以下の「APN(アクセスポイントネーム)」を端末に設定する必要があります。
- 【名前】 … 任意(自分がわかりやすい名称を入力)
- 【APN … spmode.ne.jp
- 【その他 】… 設定不要
上記を入力し、APN画面右上のメニューから「保存」する。
iPhoneの場合は、ahamoのSIMカードを装着すれば自動的に設定が完了します。
(4)設定完了
少し待って通信が可能になったらAPN設定は完了となり、同時に機種変更も完了となります。
ahamoでは機種変更の際、下取りサービスはある?
ahamoでは、所定のAndroidスマホに限って「下取りプログラム」が用意されています。 ドコモの販売端末はもちろん、他社の販売端末であっても、可能です。
以下は「下取りプログラム」の適用条件です。
- ドコモおよびahamoにて販売した端末の場合、下取り希望の端末がドコモまたはahamo回線の機種購入履歴に登録されていること
- 下取り端末の購入において不備・不正、機種購入代金の未納がないこと
他社が販売したAndroidスマホの場合、以下条件を満たす必要があります
- 下取り機種が各社正規店で購入されたAndroidスマホであること
- 新規契約/MNP転入と同時に、ahamo端末を購入し下取りお申し込みをすること
- 下取り機種にネットワーク利用制限がかかっていないこと
- 下取り機種が基盤破裂、機種判別不可ではないこと。
- また機種本体の一部部品のみではないこと。
- 下取り機種に記録されているメモリ/データが消去されていること
- 改造していないこと
- お客さまが下取り機種の所有権を有していること
- 上記に合致するドコモおよび他社販売のAndroidスマホのみ下取りプログラムの対象となります。
【下取りプログラムの手順】
- 【1】端末の送付は、ドコモから発送される「送付キット」にて郵送します。
- 【2】下取り機種のデータバックアップ、データの消去および初期化を自ら行うこと。
- 【3】携帯電話機・ポイント交換申込書の内容を確認・同意、契約者本人の自書で申込書を記入。
- 【4】未成年のご契約者の場合は親権者の同意が必要です。親権者が同意欄へ記入します。
下取りプログラムの利用上、以下の点に注意が必要です。
- 下取りは1度の申し込みにつき1台までです(2台以上の同時受付不可)。
- 下取り機種は、データ消去の上で再利用、または第三者へ売却されるための破砕処理の希望には応じて貰えません。
- 下取り機種にアクセサリーやSDカードなどが含まれていた場合でも返却されません。
- 下取り申し込み機種をエアクッションに入れ、携帯電話機・ポイント交換申込書と共に返信用封筒に封入し郵便ポストに投函します。
- 新端末購入日の翌月末日消印有効です。
- 下取り金額は、所定の期日にdポイント付与の形で支払われます。
- 下取り機種到着後の検品で下取り不可となった場合には返送されます。
- 返送された端末が3か月以上受取りがなされない場合には、下取り機種は廃棄処分となり、下取り金額分のdポイントを受け取る権利を失います。
実際の下取り機種と価格は以下を参照してください。
https://ahamo.com/services/trade-in/index.html
ahamo機種変更まとめ
ahamoは、機種変更において、他社サービスに対して大きなアドバンテージを持っているといえます。
au「Povo」、Softbank「LINEMO」が端末販売を行わず、サービス内での機種変更ができないのに対して、ahamoでは機種変更関連で以下のようなメリットを持っています。
- ahamoで端末販売を行っていること
- ahamoユーザーであっても「ドコモオンラインショップ」出端末を購入できること
- 「ドコモオンラインショップ」で端末購入時に「スマホおかえしプログラム」を適適用可能であること
- ドコモで購入した端末をSIMロック解除なしにahamoで利用できること
これらは、新料金プランへの移行のタイミングや、乗り換え後に機種変更を検討しているユーザーに、広い選択肢を与えており、他社にないahamoの大きなメリットと言えます。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。