ahamo・povo・LINEMOのデメリットを10つ紹介!ドコモ・au・ソフトバンクとどう違う?
最終更新日:ahamo、povo、LINEMOは料金も安く人気のプランです。しかし、ドコモ、au、ソフトバンクのメインプランと比較するとデメリットもあります。キャリア格安プランの10個のデメリット、それぞれ解決策などを紹介していきます。
ahamo、povo、LINEMOは20GB2,480円(ahamoは2,970円)のキャリア格安プランです。
20GB使い切っても速度制限最大1Mbpsで利用できたり、キャリアと変わらない通信速度で利用できる点など様々なメリットがあります。
しかし、大手キャリアのメインプランと比較するとデメリットもあります。
この記事ではahamo、povo、LINEMOの3社共通のデメリットを紹介します。
各社それぞれのデメリットについては以下の記事を参照してください。
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①申し込みやサポートはオンライン限定
オンライン限定である点を強く主張してサービスを開始したため、ご存知の方も多いかと思いますが、auショップやソフトバンクショップなどのキャリアショップではキャリア格安プランを契約できません。(※ahamoのみ3,300円で利用可能)
申し込み後も店舗でのサポートは行われておらず、トラブルがあった場合はオンライン上でQ&Aなどを参考にして問題を解決していく形になります。
有人のチャットサポートも提供されていますが、サービス開始直後ということもあり非常に繋がりにくい状態です。トラブルがあった際、自分で解決することに不安を感じる方はキャリア格安プランは不向きかもしれません。
目安として「直近1年以内にキャリアショップを訪れていない」という方は、オンライン限定プランでも問題なく活用できるかと思います。
②選べるプランは1つだけ
ahamo、povo、LINEMOで選べるプランはデータ量20GBの1プランのみです。
たとえば、大手キャリアのメインプランは「従量制」と「無制限」から選べます。また、格安SIMは20GBだけではなく10GB、5GB、3GB、1GBなどさらに小さいデータ容量のプランを選べるため、最適なプランで料金を抑えられます。
大手キャリアの格安プランは1プランしかないので、プラン変更による節約はできません。
とはいえ、20GBで3,000円以下という価格自体がすでに格安なので、気にならない方にはさほどデメリットにはならないでしょう。
③割引なし
大手キャリアは家族割や光セット割が充実していますが、キャリア格安プランではこれらの割引が適用されません。
キャリア格安プランは割引がなくても十分安いですが、自分以外の家族などが困ることがあります。
具体的な例を挙げると、家族の中で一人だけ格安プランに切り替えたことで家族間通話が有料になったり、割引金額が減額されて家族の月額料金が高くなるといったことが起こります。 ただし、家族間通話についてはLINEなどの通話無料アプリを利用すれば解決できます。
また、キャリア格安プランには割引が適用されませんが、キャリアによっては家族割としてカウントできる場合があります。
たとえば、家族3人がauを契約していて自分だけpovoに乗り換えた場合、povoの料金はそのままですがauの料金は家族割3回線としてカウントできるので、割引金額は1,100円のままです。
以下は各プランの家族割のカウント可否についての表です。
キャリア | 内容 |
---|---|
LINEMO | 家族割の対象外 |
povo | 家族割としてカウント可能(2021年夏までに申し込みが対象) |
ahamo | 家族割としてカウント可能+ahamoへの家族通話無料 |
④キャリアメールは引き継ぎ不可
キャリアのメインプランからキャリア格安プランに乗り換える場合、利用中のキャリアメールは引き継げません。
FacebookやTwitterなどのログイン情報としてキャリアメールアドレスを利用している場合は、GmailやYahooメールなどのフリーメールに切り替える作業が必要になります。
切り替え作業は大変ですが、GmailやYahooメールを主体にしておいた方が便利なケースが多いので、これを機に切り替えてしまいましょう。
⑤未成年の契約不可
未成年の方は基本的にキャリア格安プランを契約できません。(LINEMOは18歳から契約可能)
各社の契約可能な年齢は以下の通りです。
- LINEMO:18歳以上
- povo:20歳以上
- ahamo:20歳以上
対象外年齢の方は「契約」を行えません。
ただし、ahamoとLINEMOに関しては未成年が全く利用できないわけではありません。契約を対象年齢の方名義で行い、対象外の方を「利用者登録」で利用できるようになります。
povoに関してはauからの乗り換えであれば利用者登録を引き継ぐことができます。新規契約の場合は未成年者を利用者登録できません。
また、利用者登録の手続きはオンライン上だけでは完結せずに郵送でのやりとりなどが必要になる場合があります。
⑥端末セット販売なし
キャリア格安プランは端末のセット販売を行っていない、もしくは販売機種が少ないです。
povoとLINEMOは端末のセット販売を行っていません。ahamoでは一応端末販売を行っていますが、機種数は3種類のみで、いずれも最新機種ではありません。
いま利用している端末を引き継いで利用するか、家電量販店やAmazonなどのECサイトから新しいスマホを購入しましょう。iPhoneを利用したい場合はAppleストアでも購入できます。
⑦繰越や速度切替なし
ahamo、povo、LINEMOは格安SIMでよくある「データ繰り越し」や「低速モード切り替え」に対応していません。
データ容量をあまり使わない月があっても翌月にギガを繰り越すことはできません。また、通信速度を切り替えてデータ量を節約することもできません。
ただし、ahamoもpovoもLINEMOも低速通信時の通信速度が最大1Mbpsとなっています。 1Mbps出ていれば普通のウェブサイトの閲覧や標準画質(360p)の動画再生を問題なく行えます。速度制限時にものすごく使い勝手が悪くなる、ということはありません。
⑧3G回線提供なし
ahamo、povoは4G回線と5G回線のみ利用できます。3G回線の提供はありません。
ちなみに、LINEMOは3G回線に対応していますが、3Gスマホは利用できないので注意してください。
3G回線についてはau、ドコモ、ソフトバンクともにサービス終了時期が以下の通り発表されています。
- ドコモ:2026年3月31日
- au:2022年3月末
- ソフトバンク:2024年1月下旬
⑨通話オプションほとんどなし
大手キャリアの場合は留守番電話、グループ電話、転送設定などのオプションを設定できますが、キャリア格安プランでは通話オプションがほとんどありません。特に留守番電話については利用している方も多いはずなので注意してください。
ちなみに、一部Androidに関しては端末自体に留守番電話機能(簡易留守録)が搭載されているので、こちらを代用すれば解決できます。
⑩キャリアサービスなし
キャリア格安プランでは、キャリアサービスが利用できないことがあります。
キャリア決済の対応状況は以下の通りです。
- ahamo:d払いは対応
- povo:auかんたん決済対応
- LINEMO:非対応
ahamoではsp決済が利用できずにd払いのみが可能となっています。 povoに関してはauかんたん決済に対応しています。
端末補償オプションについての対応状況は以下の通りです。
- ahamo:セット端末は対象(ドコモで購入した端末も加入可)
- povo:2021年夏までは早期申込特典で引き継ぎ可能
- LINEMO:非対応
まとめ:キャリア格安プランはデメリットも理解した上で契約しよう
この記事ではキャリア格安プランのデメリットに注目して紹介しましたが、もちろん悪い部分だけではなく格安な価格設定や低速通信時の通信速度など様々なメリットがあります。
契約の際はメリット・デメリットのバランスを考えて自分に合ったプランを契約しましょう。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。