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eSIMってなに?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説

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eSIMってなに?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説

eSIMとは次世代のSIMカードのカタチです。話題にはなりますが、国内ではまだまだ実用的ではないのが現状です。eSIMによってもたらされる未来や有効活用方法なども解説!

従来のSIMカードの仕組みとは、大きく異なることから話題性の高い「eSIM」。名前は聞いたことがあってもeSIMとは何なのか、実際によくわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回はeSIMとは何なのか、メリットやデメリット何なのか、eSIMによって未来はどう変わっていくのかに解説していきます。

SIMって?

現状、スマートフォンやタブレット端末には「SIMカード」は欠かせない存在です。SIMカードは、タブレットやスマホがキャリアの電波(いわゆるモバイルネットワーク)を使用して通話やネットを行えるようにするものであり、カードタイプが従来のSIMでした。そして、次世代型のSIMとしてeSIMが登場しています。

eSIMって?

eSIMは「embedded Subscriber Identity Module」の頭文字を取ったものであり、 1番最初の“embedded”は、“深くしっかりと埋め込まれた”という意味です。つまり、eSIMは端末本体に埋め込まれたSIMということになります。

eSIMはSIMとどう違う?

一般的なSIMの場合、契約する携帯電話事業者を変更する場合はSIMを差し替える必要があります。これはMVNOの格安SIMカードでも、大手キャリアでも変わりません。

しかし、eSIMは通信によって内部に埋め込まています。カードそのものがなくても携帯電話事業者の情報を書き換えることができるため、容易に契約先を変更することが可能となります。

eSIMは世界共通!!

eSIMは世界中のモバイル通信事業者を代表し、モバイル事業約800社を結集しているGSMAという団体の標準で作られています。

すでに規格としては、世界共通の仕様となっているため、海外に輸出する機器を製造する際でも、eSIMが組み込まれている端末であれば、機器本体に情報を組み込むだけで世界各国にある通信事業者の回線を利用することができます。

eSIMを利用するメリット・デメリット

eSIMを利用するメリットは?

メリット①手軽に情報を書き換えられる

eSIMのメリットの1つ目は、ユーザー自身が手軽に携帯電話の情報を書き換えることができるという点です。

手持ちの携帯電話・スマートフォンから、電話番号情報を書き換えることが可能なため、自宅などで簡単に通信事業者を乗りかえることができます。また、海外旅行に行った際には毎回現地のプリペイドSIMに差し替えたりする必要がなくなります。

携帯電話事業者の切り替えに関しては、未だに店舗に行ったりSIMカードを差し替えたりと物理的な手間がかるのが現状です。しかし、eSIMを使用することによってそういった手間やSIM切り替えのわずらわしさを削減することが可能となります。

メリット②複数の端末を共有できる

2つ目のメリットは、1つのeSIMに対して複数の携帯電話情報を登録でき、1つの電話番号情報を複数のeSIMで共有できるという点です。

従来のSIMと端末では、事業者の切り替えにはSIMカードそのものの交換が必要でした。とくに海外旅行などに関してはそういった機会が多いのは事実です。しかし、eSIMがあれば通信状況を最適化するために必要な手続きを端末のみで行うことが可能である点は大きなメリットだといえます。

eSIMのデメリット(問題点)

デメリット①キャリアにとっては死活問題

eSIMの場合、携帯電話会社を簡単に切り替えることが可能です。そのため、ほかの携帯会社へ顧客が流れるのを防ぎたいキャリアや事業側は、eSIMの導入を賛同するとは考えにくいのではということが問題点として上げられています。

たとえば、Apple Watch Series 3の場合、日本国内におけるeSIM利用のためのプラットフォームはドコモ・au・ソフトバンクの3大携帯電話会社の有料オプションに加入すれば使用可能です。しかし、その3つの会社の回線を借りることでサービス提供しているMVNOにはいまだに解放されていないサービスのため、国内の格安SIMではeSIMは利用できません。

とくに、国内では携帯電話会社による囲い込みが非常に激しく、簡単に契約会社を切り替えられるeSIMは事業者側にとって好ましいものではありません。そのため、eSIM自体の普及の妨げになってしまうことが容易に想像できます。

デメリット②eSIM対応機種はまだ少ない

現時点ではeSIMに対応した機種でしか利用できません。初期設定を行い、SIMカード型のeSIMを非対応の機種に差し替えて利用すること自体は理論的に可能ですが、切り替え時にの利用中の通信事業者側で何らかの支障が出たり、切り替え自体が行えないなどの可能性もあるため、eSIM非対応の機種での利用は推奨されていないのが現状です。

デメリット③本体が故障しても補償は難しい

eSIMは本体の内部にあることから、本体が故障した場合の補償が非常に難しいといった面があります。仮にカード型のものだとしても取り出して、修理を依頼する際にどの会社と契約を結んでいたのか、証明すること自体にも手間が掛かることが予想されます。

そのため、国内でeSIMが大々的に普及するにはまだまだ時間がかかり、積極的にサービスを発展させていこうという流れも今はないと言えます。

eSIMを利用するための契約の種類もかなり限られていることから、日本国内のみでeSIMを利用するには難易度が高く、使用するメリットを実感しにくいのが現状です。

IIJmioがeSIM専用プランを2019年7月18日から提供開始!

全MVNOを先立って、IIJmioがeSIM専用のプランを2019年7月18日に提供開始することを発表しました。

2018年にフルMVNOになったIIJmioですが、ほかのMVNOを先立ち「eSIM」専用のプランを提供することを発表しました。2019年7月時点ではデータ専用のプランです。

プランは1つで料金は月額1,520円、データ容量は6GBとなっています。

会社名SIM料金利用回線詳細情報申し込み
900円〜
ドコモ
au

eSIMが普及したら未来はどう変わるか

個人レベルの変化として考えられるのは、国を越えて移動する際に通信事業者の切り替えが手軽になり、現状よりもコストが削減される可能性があるということだけです。グローバル化する社会では海外渡航などが増える可能性があります。SIMカードの入れ替えだけでなく、ストレスなく容易に手続きが終わり、通信手段が切り替えられるとすれば多くの人々にとってeSIMはなくてはならない存在となるでしょう。

課題はキャリア同士がどれだけ近づけるか

eSIMが便利に利用できるものになるのかどうかは、キャリアなどの通信事業者での契約種類や手続きの簡易さ、プランの柔軟性なども考慮して考える必要があります。現状では、日本のキャリアで大々的にeSIMを搭載したスマホやそれに対応する料金プランはないものの、非常に可能性のあるものだと言えます。

IoTの加速にもつながる

企業レベルで考えられる変化としては、IoTの加速があげられます。

現状のスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末は、電話番号などのネットワーク接続に必要な情報を書き込んだSIMカードを本体に差し込み通信を行います。

通信事業者を切り替えるにはSIMカードの入れ替えが必要となるため、loTの恩恵にあずかる事業者には偏りが出る恐れがあります。

しかし、eSIMであれば、そういった問題に容易に対処することができます。たとえば、端末に内蔵させておいたSIMに後から情報をダウンロードすることも不可能ではありません。そして、SIMの抜き差しが不要となり、簡単に通信キャリアを切り替えることができることから、IoTビジネスの活性化に貢献していくことになるでしょう。

eSIMをもっとも活用できるのがIoTになる可能性も

IoTではセキュリティに対するニーズが高まっており、これを実現するためにeSIMを活用するケースがあります。たとえば、スマートメーター(電力をデジタルで計測する機械)でのデバイス間での通信にeSIMを利用することでeSIM内の暗号を使った二者間での通信の暗号化が保証されます。

とくに最近ではソフトウェアアップデートの仕組みを利用してシステムへの侵入を試みるケースも報告されているため、通信の安全性を確保することはIoTにおいて非常に重要な課題です。そのうえで、eSIMを利用することによって、loT分野での研究が進んでいくことでしょう。

まとめ:eSIMは次世代を担う重要な存在となりうる

eSIMは現状のSIMカードの次世代版であり、端末直接埋め込み型のSIMです。その規格基準やシステム応用方法などには将来性があると言えるものの、日本国内では利用環境が整うのはまだこれからという状況と言えます。日本の携帯会社の対応にも注目していきながら、eSIMのこれからの発展を見守っていきましょう。

この記事を書いているのは
(編集:すまっぴー編集部)
千歳悠

通話でdocomoを使用。アプリ・データ通信用にmineoを使用中。光回線とのセットでdocomoの契約をしていた為、解約しづらい雰囲気があったが、料金がネックとなった。通話の機会も減りつつある為、今後完全にmineoに乗り換える予定。

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