SIMカードとは?【3分でわかるSIMカード解説】
最終更新日:SIMカードとは「”通信情報”や”契約情報”が入ったICカードのこと」です。スマホやタブレットなどに差し込むことで「モバイル通信」や「音声通話」が使えるようになります。SIMカードを入れ替えるだけでお気に入りの通信事業者を利用できるようになります。SIMカードのサイズや購入の際の注意点なども簡潔にまとめています。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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SIMカードを知る上での大原則2つ!
これからSIMカードについて解説しますが、SIMカードを知る上での大原則として以下のことを覚えておいてください。
- 大手キャリアを使い続けるならSIMカードの知識は不要
- 格安SIMを活用するならSIMカードの知識は押さえておきたい
今後も大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を使い続けるならキャリアに任せきるのが確実です。
ショップに行けば店員さんがSIMカードを用意してくれますし、設定もしてくれます。利用者側がSIMカードの役割や種類を知らなくても使えるわけですね。
実際、大手キャリアをずっと使っていると「SIMカードを見たことがない」という人も多いでしょう。
反対に、格安SIMなどでお得にスマホを使うならSIMカードの知識を知っておきましょう。 自分でSIMカードを選んだり、設定したりする必要があるためです。
そもそもSIMカードは何の為にある?
SIMカードは契約者の識別番号や電話番号といった情報が記録されているICカードです。
携帯ショップでスマホを買ったとき、小さなカードを差し込まれませんでしたか?
実は普段利用しているスマホは、スマホ本体とSIMカードの組み合わせで利用が出来ています。
SIMカードの役割を理解するために覚えておきたいポイントは以下の3つです。
- スマホやタブレットをキャリアの回線に繋ぐために必要
- SIMカードを入れ替えるだけで機種変更できる※
- SIMカード自体が無くてもWi-Fiでインターネットは可能
※SIMロックがかかった端末には制限があり、SIMロックをした会社で解除を依頼するか、同じ会社のSIMが必要です。
スマホやタブレットをキャリアの回線に繋ぐために必要
SIMカードの主な役割はスマホやタブレットをキャリアの回線に繋ぐことです。SIMカードをスマホやタブレットに挿すことで、キャリアの回線を通して電話やインターネットが可能になります。
SIMカードを入れ替えるだけで機種変更できる
SIMカードには契約に関する情報がすべて記録されています。そのため、SIMカードを挿し替えるだけで簡単に機種変更が可能です。
SIMカード自体が無くてもWi-Fiでインターネットは可能
SIMカードはあくまでもキャリアの回線に繋ぐ際に必要です。スマホのほとんどはWi-Fi機能を搭載しており、SIMカードがなくてもWi-Fiでインターネットに繋げられます。
ただし、電話回線を利用する電話はSIMカードがないとできません。
SIMカードの種類を分かりやすく解説
SIMカードは機能やサイズなどによって複数の種類があります。具体的には次のような違いによって、SIMカードの種類が分かれています。
- 対応回線の違い
- 物理SIMかeSIMかの違い
- 料金の支払い方法の違い
- 大きさ(物理SIMのみ)の違い
- 機能の違い
格安SIMなどでSIMカードを選ぶ際に種類を間違えると、せっかく契約したのに使えない恐れがあります。 SIMカードの種類・違いを理解しておきましょう。
上記の順番に違いをチェックしていけば、契約すべきSIMを間違える心配はありませんよ。
回線ごとに違うSIMカード
最初に確認するのは対応回線です。日本国内では大きく4つの種類があります。
- ドコモ回線
- au回線
- ソフトバンク回線
- 楽天回線
大手3キャリアおよび楽天モバイルで契約する場合は、各キャリアの回線に対応したSIMカードになるのでとくに問題はありません。例えばドコモで契約する場合、SIMカードは必ずドコモ回線に対応しています。
注意が必要なのは格安SIMです。 格安SIMによってどの回線に対応しているかが異なるため、端末や住んでいる場所にあったものを選ばないといけません。
中には複数の回線に対応している格安SIMもあり、同じ格安SIMでも掴む回線が異なります。
例えばmineoはドコモ、au、ソフトバンクの3社の回線に対応しています。ドコモ回線を利用したいならドコモ回線のSIMカードを選ばないといけませんし、au回線を利用したいならau回線のSIMカードを選ばないといけません。
SIMカードを選ぶ際はまず対応回線をチェックしましょう。
物理的に違うSIMカード
SIMカードは物理的な違いによって2種類に分かれます。
- 物理SIM
- eSIM
物理SIM
物理SIMは従来の挿したり出来る、実体があるSIMカードのことです。 利用するためにはSIMカードを端末に挿す必要があります。
eSIM
eSIMはすでに端末内にSIM機能が組み込まれている組み込み式SIMのことです。
物理的なSIMカードが必要なく、端末上でデータを書き換えるだけでSIMの切り替えや契約・解約ができます。
物理SIMだと契約してからSIMカード受け取りまで時間がかかりますが、eSIMなら契約してすぐに利用できるのがメリットです。
eSIMを利用するためには契約キャリアがeSIMサービスを展開しており、かつ端末側もeSIMを搭載している必要があります。
大手キャリアとそのサブブランド(UQモバイルとワイモバイル)、さらに楽天モバイルとIIJmioはeSIMに対応済みです。
料金の支払方法で違うSIMカード
SIMカードは料金の支払い方法で「プリペイド式」と「ポストペイド式」に分けられます。
プリペイド式 | 料金を前払いする |
---|---|
ポストペイド式 | 使用した分の料金を後から支払う |
日本国内の携帯キャリアはほとんどがポストペイド式です。 「月額1,000円」のように月額料金が決まっており、口座振替やクレジットカードで後から支払います。
一方、プリペイド式は料金を前払いし、その分だけ利用できるタイプのSIMカードです。面倒な契約手続きがなく、使いたいときに使いたいだけ利用できます。
プリペイド式に対応している主なキャリアは以下の通りです。
プリペイド対応事業者 | 利用料金 | データ通信量 | 利用期限 |
---|---|---|---|
ソフトバンク | 990~5,478円 | 200MB~3GB | 2~30日 |
b-mobile | 3,850円 | 10GB | 30日 |
BIGLOBE | 3,300~5,500円 | 3GB~無制限 | 3~30日 |
mineo | 220円 | 200MB | 2ヶ月 |
HISモバイル | データ:2,718円~4,278円 音声通話付き:14,800円 | データSIM:無制限 音声通話SIM:3GB | 8~31日 |
IIJmio | 4,170円 | 2GB | 3ヶ月 |
OCNモバイルONE | 期間型:3,080円 容量型:3,520円 | 期間型:50MB/日 容量型:1GB | 期間型:20日 容量型:3ヶ月 |
ポストペイド式と比べると対応事業者が少なく、利用料金も割高です。
プリペイド式は試しに使ってみたい場合や、海外からの一時帰国・出張などで短期間だけ使いたいときに利用しましょう。
メインのスマホ回線として使う場合はポストペイド式がおすすめです。
大きさで違うSIMカード
SIMカードには全部で3つのサイズがあります。
- 標準SIM
- マイクロSIM
- ナノSIM
スマホによって対応しているSIMカードのサイズが異なり、それに合ったSIMカードを選ぶ必要があります。
違うサイズのSIMを契約した場合はサイズ変更が必要です。
iPhoneはiPhone 5以降の全モデルでナノSIMを採用しています。Androidも最近ではほとんどの機種がナノSIMです。古いスマホの場合はマイクロSIMを採用していることもあります。
SIMカード契約前に、必ず対応SIMカードサイズをチェックしてください。スマホの取扱説明書やメーカー公式サイトなどに記載されています。
キャリア側で端末の動作確認を実施している場合は、対応しているサイズを記載してくれているケースもあります。合わせて確認してください。
なお、eSIMにはサイズがありません。
SIMカードのサイズが合わないときは【サイズ変更】
スマホにSIMカードを挿入しようとしたら、サイズが違う!なんてことがあります。
- 契約先でSIMカード自体を交換
- SIMアダプターを利用する
- SIMカッターでサイズを小さくする
契約先で交換してもらう方法が一番安心
MVNOなどの契約先でSIMカード自体を交換する方法は安心・安全でおすすめです。ただし、手数料(3,000円)程度がかかるうえ、変更後のSIMカードが送られてくるまでは利用できないという点には注意しましょう。
実店舗がある場合は、SIMカードを持っていくと即日交換をしてくれます。店舗で即日交換する場合はサイズの変更手数料(3,000円程度)に加えて即日交換手数料(1,000円程度)がかかります。
SIMアダプターを使ってサイズを大きくする
SIMアダプターとは、小さいサイズのSIMを大きくするアダプターのことです。amazon等のECサイトだと数百円で販売されています。
SIMフリースマホに対応しているサイズよりも小さいサイズを購入してしまった場合は、SIMアダプターに装着することでSIMサイズを大きくすることができます。
SIMアダプターにSIMカードをのせた状態でSIMフリースマホに挿入するだけです。
ただし、アダプターにしっかりとはめ込まないと最悪の場合、SIMカードが取り出せなくなってしまうため十分に注意が必要です。
SIMカッターを使ってSIMサイズを小さくする
SIMフリースマホに対応しているサイズよりも大きいサイズを購入してしまった場合は、SIMカッターでSIMサイズを小さくすることができます。
SIMカッターとは、SIMカードを切って、サイズを小さくするためのツールです。SIMカッター自体は数百円で手に入れることができ、自身でSIMサイズを小さくすることができるため、交換の手間なくSIMカードを使い回すことができるようになります。
ただし、SIMカッターでSIMカードと傷つけると使用不可になる可能性があります。また、返却義務があるSIMカードの場合は「SIMカード損害金(3,000円程度)」が発生します。
機能で違うSIMカード
SIMカードは利用できる機能によっても、音声通話SIMとデータSIMに分類できます。
以下にそれぞれ何が出来るか表で記載しています。
種類 | 音声通話 | SMS | データ通信 |
---|---|---|---|
データSIM | × | △ (オプションで追加可能) | 〇 |
音声通話SIM | 〇 | 〇 | 〇 |
データSIMは名前の通りデータ通信(インターネット)だけが出来るSIMです。 月額料金が安い代わりにSMS、音声通話は利用できません。
主にサブ端末やタブレット、モバイルルーターなどで使います。オプションでSMS機能だけを追加することも可能です。また、基本的にau回線の格安SIMはデータSIMでもSMSが標準で付属しています。
音声通話SIMはデータ通信だけでなくSMSと音声通話も利用できます。 メインのスマホで使うなら音声通話SIMを選んでください。
SIMカードを買う方法は主に3つ!
SIMカードを購入(契約)する方法は大きく3つです。
- 各会社のショップで購入
- オンラインで購入
- 大手スーパー・家電量販店のスマホコーナー
各会社のショップで購入
各会社のショップで購入するのがもっとも定番です。
これまではスマホとのセットがメインでしたが、現在はSIMカード単体での契約もできます。また、一部の格安SIMでも店舗でSIMカードを購入可能です。
各会社のショップでSIMカードを購入するメリット・デメリットは以下の通りです。
・郵送を待つ必要がない
店舗の場合は店員さんのサポートを受けながら購入・契約が可能です。SIMカードの種類やサイズを間違える心配がありませんし、初期設定もしてくれます。
また、購入したその日にSIMカードを受け取れるのも店舗のメリットです。
・格安SIMはそもそも店舗が少ない
デメリットとしては、店舗は待ち時間がながいことが挙げられます。とくに大手キャリアのショップは混雑しやすく、購入まで数時間かかることも珍しくありません。
格安SIMはそもそも店舗を設けている事業者が限られます。店舗があっても都市部に集中していることが多く、地方だと利用できないことが多いです。
オンラインで購入
SIMカードはオンラインでも購入できます。
格安SIMおよび楽天モバイルはオンラインでの契約が主流です。大手キャリアも各社がオンラインショップを運営しており、SIMカードのみの契約もできます。
オンラインでSIMカードを購入するメリット・デメリットは以下の通りです。
・好きな時間に申し込める
オンラインは待ち時間が一切なく、24時間いつでも購入できます。近くに店舗がない人や、日中忙しいサラリーマンにはありがたいですね。
・SIM選びや初期設定などは自分でする
オンラインの場合、SIMカードが郵送されるのを待つ必要があります。申し込んですぐには使えません。また、SIMカード選びや初期設定を自分でしないといけません。
急いでいる人、SIMカードの選び方や設定方法が分からない人は各社のショップか、大手スーパーや家電量販店などの店舗で申し込んでください。
大手スーパー、家電量販店のスマホコーナーで購入
イオンなどの大手スーパーや、ビックカメラなどの家電量販店のスマホコーナーでもSIMカードを購入できます。
大手スーパー・家電量販店のスマホコーナーで購入するメリット・デメリットは以下の通りです。
・郵送を待つ必要がない
・買い物のついでにSIMカードを購入できる
サポートを受けられる点や郵送を待つ必要がない点はキャリアのショップと同じですが、大手スーパーや家電量販店は買い物ついでに契約できるのが魅力です。
契約の待ち時間も買い物でつぶせます。
・格安SIMはそもそも取り扱い店舗が少ない
ただし、サポートの内容は店舗によってさまざまです。購入のみの取り扱いで、SIMカード選びや初期設定は自分でする必要があるお店も少なくありません。
格安SIMに関しては取り扱っている店舗も限られます。事前に取り扱っているキャリアを問い合わせておきましょう。
【動画付き】SIMカードの入れ替え方法
SIMカードの入れ替え方法は大きく2つです。
- SIMピンを使ってトレイを取り出す
- 手で直接SIMピンを取り出す
どちらのタイプかはスマホによって異なります。 iPhoneはいずれの機種もSIMピンを使って取り出すタイプです。Androidもほとんどの機種がSIMピンを利用します。
そのため、ここではSIMピンを利用して取り出すタイプにおけるSIMカードの入れ替え手順を解説します。
- スマホの電源を切る
- SIMカードを台紙から外す
- SIMピンをスマホの穴に挿し、SIMトレイを押し出す
- SIMトレイが出てきたら手で引っぱり出す
- SIMカードが入っている場合は取り除く
- SIMトレイにSIMカードを置く(向きに注意)
- SIMトレイをスマホ本体に入れ直す
SIMカードを台紙から外す際は、スマホに対応しているサイズで切り離してください。 例えばナノSIMに対応しているスマホなら、ナノSIMサイズで切り離してください。
申し込み時にサイズを指定するタイプの場合は、指定したサイズでしか切り離せないので気にしなくてOKです。
SIMカードを入れ替える際は向きを間違えないようにしましょう。SIMトレイがスムーズに挿し込めない場合は、SIMカードの向きが間違っている可能性があります。
無理やり押し込まず、向きを間違えていないか再確認してください。
【動画付き】SIMカードを入れ替え後のAPN設定方法
SIMカードを入れ替えた後はAPN設定が必要です。APN設定の方法はiPhoneとAndroidで異なります。
iPhoneのAPN設定方法
まずはiPhoneのAPN設定です。
iPhoneは「APN構成プロファイル(以下プロファイル)」という特殊なファイルをダウンロードします。電源を付け、iPhoneをWi-Fiに接続してください。
iPhoneで他の格安SIMを利用していた場合はAPN設定する前にプロファイルを削除します。
- 「設定」→「一般」の順にタップする
- 「プロファイル」をタップする
- 「プロファイルを削除」をタップする
- 「削除」をタップする
プロファイルを削除したら、以下の手順でAPN設定をしてください。
- Safariを起動する
- 格安SIMのプロファイルダウンロードページへアクセスする
- アクセスしたページでプロファイルをダウンロードする
- 「許可」をタップする
- 「インストール」をタップする
- もう一度「インストール」をタップする
- 最後にもう一度「インストール」をタップする
キャリアによってはSIMカードと一緒に届く冊子にプロファイルダウンロードページのQRコードが掲載されています。 その場合はカメラでQRコードを読み取るとスムーズにプロファイルをダウンロード可能です。
AndroidのAPN設定方法
続いてAndroidのAPN設定です。
AndroidのAPN設定方法は端末によって異なります。詳細は各機種の取扱説明書や公式サイトも参考にしてください。
今回はHUAWEI P20 liteを例に設定手順を解説します。
- 「設定」を開く
- 「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」の順にタップする
- 「アクセスポイント名」をタップする
- APN一覧から利用するキャリアのAPNをタップする
- 一覧に利用する格安SIMのAPNがない場合は右上の設定マークをタップする
- 「新しいAPN」をタップする
- APN情報を手入力していく
- 入力したら右上のチェックマークをタップする
- さきほど入力したAPNをタップして完了
APN情報を手入力する場合、入力する項目はキャリアによって異なります。SIMカードと一緒に届く冊子や、各キャリアの公式サイトをチェックしてください。
SIMを抜いた後のスマホの扱いには注意!
SIMカードを抜いたスマホではSMSと電話回線による音声通話は利用できません。
SMSを利用した本人認証や、緊急通報(119番などへの発信)を利用したい場合はSIMカードを挿して使いましょう。
SIMカードなしでもWi-Fi環境があればスマホでインターネットを利用できます。
SMS・電話が使えないことを除けば、機能的にはSIMカードがあるときとほとんど変わりません。
SIMを抜いた後のスマホの使い道としては次のようなものが挙げられます。
- ゲーム専用端末や動画視聴用端末として利用する
- 音楽を保存して音楽プレイヤーとして使う
- LINEなどの通話アプリで音声通話を利用する
- IP電話アプリを利用して電話をかける
少し注意が必要なのがおサイフケータイです。 おサイフケータイによる支払いはSIMカードもWi-Fi環境もなしで利用できます。
ただし、Suicaなどに残高をチャージする場合はSIMカードで通信するかWi-Fiに接続する必要があります。SIMカードを抜いたスマホでおサイフケータイを使う際は、自宅にいる間に残高をチャージしておきましょう。
SIMカードに困る時代は無くなる?eSIMのススメ
ここ最近では物理SIMなしで契約できる「eSIM」が増えています。
2019年に大手格安SIMのIIJmioが、個人向けでは初となるeSIMサービスをスタートしました。その後は楽天モバイルやサブブランドでも始まり、現在は大手3キャリアもすべて対応済みです。
eSIMに対応しているスマホも少しずつ増えています。2021年10月現在、eSIMに対応している主なスマホは以下の通りです。
- iPhone(XS/XS Max/XR以降)
- Pixel(4以降)
- Rakuten mini/Hand/BIG/BIG s
- AQUOS sense4 lite
- AQUOS sense6
- AQUOS Zero6
- OPPO Reno5 A
- OPPO A73
- OPPO Find X3 Pro
- Xperia 10 III
- razr 5G
iPhoneは2018年に発売されたiPhone XS/XS Max/XR以降の全モデルで対応しています。Androidは対応機種がまだ少ないものの、GoogleのPixelシリーズを中心に少しずつ増加中です。
eSIMなら物理SIMカードの入れ替えがいりませんし、サイズを間違える心配もありません。さらにオンラインでもSIMカードの到着を待つことなく即契約できる、紛失する心配がないなどメリットも多いです。
今後もeSIM対応のキャリア・スマホはどんどん増えていくでしょう。いずれはSIMカードで困ることはなくなるかもしれませんね。
SIMカードは種類を少し覚えておけば大丈夫
以上、SIMカードの役割や種類、入れ替え方法などについて解説しました。
SIMカードは機能やサイズなどによって種類が分かれています。複雑に感じる人もいるでしょうが、すべてを完全に覚えておく必要はありません。
キャリアの回線につなぐために必要なこと、使う端末に合わせて回線やサイズを合わせないといけないことを覚えておけば問題ないでしょう。
ただし、SIMカードを間違えるとせっかく契約したのに使えないことがあります。とくに格安SIMの場合、SIM選びやSIM入れ替えなどの初期設定を自分でしないといけません。
本記事を参考に、SIMカードの正しい知識を身に着けてくださいね。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。