格安SIMで考慮すべき3つのデメリット

格安SIMで考慮すべき3つのデメリット

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格安SIMを利用する3つのデメリットとは「通話料金が高い」、「通信速度が不安定」、「家族割や学割がほとんどない」という3点です。これらを理解しておかないと、格安SIMにしたはずなのに安くない・・・となりかねません。格安SIMのデメリットとそれに対する対策を紹介します。

2016年3月に総務省が発表した電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(2015年12月)によると、移動系通信の契約数に占めるMVNOの比率は7.2%(前期比+0.5ポイント、前年同期比+1.4ポイント)になっているとの結果が出ています。この勢いがこのまま続けば、スマホ利用者の10人に1人は格安SIM、格安スマホを利用しているといった未来が訪れるのもそう遠くはないでしょう。

格安スマホがこれだけ人気となった一番の理由は、大手キャリアと比べて2分の1から3分の1とも言われる月額料金の安さです。通信回線を大手キャリアからレンタルし、直営店を持たずできる限りコストを抑えることで実現したこの価格により、大手キャリアの月額料金の高さを何とかしたいと考える多くの方の支持を得ています。

格安スマホを取り扱う会社も増え、テレビCMや街頭広告、ネット上の情報などにより認知向上が進んだことで、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの格安スマホ。しかし大手キャリアに比べすべての面で優れているかといえば、もちろんそんなことはありません。月額料金が安いというメリットの裏には、いくつかのデメリットも存在しています。格安スマホの欠点、「通話料金が高い」、「通信速度が不安定」、「家族割や学割がほとんどない」という3点について詳しく解説します。

格安スマホのデメリット

困ってる男性

通話料が高い

大手キャリアの月額料金が高いと感じる方は、多くの場合、ネットを頻繁に閲覧される方ではないでしょうか?現在、大手キャリアのデータパックの月額料金は3GBで4千円前後、5GBで5千円前後が相場となっています。これに対し、格安スマホのデータ専用SIMの相場は、3GBで千円以下、5GBで1,500円前後が相場ということで、やはり大手キャリアの3分の1以下の価格となっています。

しかし通話料金に関してはどうでしょう?大手キャリアの場合、国内通話で1回、5分以内の通話であれば何回でもかけ放題のプランが1,700円。1回の時間制限がなく、何回でもかけ放題のプランが2,700円となっています。これに対し格安スマホですが、まず現在、時間制限なしのかけ放題プランを提供している会社はありません。

一部、1回5分以内の通話であれば何回でもかけ放題のプランを提供している会社もありますが、それ以外の多くは30秒20円という大手キャリアに比べかなり高い通話料金が設定されています。DATAよりも通話を使いたいという方にとっては、必ずしも格安スマホがお得にならない場合もあります。

音質低下なく通話料が半額になるアプリはこちら⇒格安SIMの通話料が半額になるアプリがあるって知ってた?

通信速度が不安定

上述したように、格安スマホは大手キャリアから通信回線の一部をレンタルしています。これにより基地局の増設や維持管理といったコストをかけることなく、低価格を実現させています。

しかし、通信回線の一部をレンタルしているということで、どうしても大手キャリアに比べ回線が細いというデメリットがあります。回線が細いことにより、人が大勢いる混雑した場所や、昼時、朝夕の通勤・通学時といった大勢の人が一斉にネットに接続する時間帯になると、通信速度が急激に遅くなってしまいます。

多くの格安スマホでは、大手キャリアと比べても遜色のない150Mbps~225Mbpsといった高速通信を売りにしています。しかし混雑した場所、時間帯においては大手キャリアと比較するとどうしても通信速度は遅くなってしまいます。つまり格安スマホは大勢の人が集まる場所、そして昼時、朝夕の通勤・通学時といった一番、通話やネット閲覧をしたい時に通信速度が遅くなってしまうという大きなデメリットがあります。

もちろん格安スマホの中には回線増強に力を入れている会社もあります。ただそこにコストをかけすぎることで月額料金が高くなっては格安スマホの意味がなくなってしまうため、常に高速で快適に使いたいといった場合は、大手キャリアの方に分があります。

格安スマホの通信速度について詳しく知りたい方はこちら⇒格安スマホの通信速度はどれくらいあれば大丈夫?

家族割や学割がほとんどない

格安スマホの料金体系は非常にシンプルです。データ専用SIMか通話SIM化を選び、ひと月に使用するデータ量を選べばそれでほぼ終了です。後はスマホ本体も合わせて購入するかどうか、通話パックなどのオプションを付けるかどうかを決めれば月額の料金が出てきます。

格安スマホはこの基本の料金設定自体が、大手キャリアに比べかなり安くなっていることで、割引サービスといったものはほとんどありません。そのため、大人が個人で契約する分には問題ありませんが、家族全員で乗り換える、または学生が購入するといった場合に大手キャリアであるような家族割、学割といった割引サービスを行っている会社はほぼないといっていいでしょう。

家族割サービスがある格安スマホはこちら⇒家族で使うとお得になる格安スマホ

学割並みで使える格安スマホはこちら⇒格安スマホに学割はありますか?

このように格安スマホは使い方や誰が購入するかによっては、必ずしも大手キャリアよりお得にならない場合もあります。そのため単純に月額料金が安いからというだけで乗り換えるのではなく、自分の使い方や家族全員で乗り換えても本当にお得なのかといったことを十分、検討されてから乗り換えをされることをおすすめします。