【UQモバイル値上げ】旧プランは11/1から110〜220円アップ&1〜2GB増量|“損しない見直し術”
最終更新日:「UQモバイルが値上げって本当? うちの契約はどうなるの?」すまっぴーが徹底解説!
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【UQモバイル値上げ】旧プランは11/1から110〜220円アップ&1〜2GB増量|KDDIの追加改定とあわせた“損しない見直し術”

「UQモバイルが値上げって本当? うちの契約はどうなるの?」——そんな不安に、通信業界の取材経験をもとに要点だけを整理します。結論から言うと、UQ mobileの“旧プラン”が2025年11月1日から月額110〜220円の値上げ、同時にデータ容量は+1〜+2GBされます(新プランは対象外)。さらに、UQ WiMAXは12月1日から月額+330円に改定。親会社のKDDI(au)も8月1日に一斉値上げを実施しています。この記事では、何がどう変わるか、他社・新プランとの比較、タイプ別の最適解まで一気に解説します。
何がどう変わるの?
- UQ mobile(格安SIM) 11/1から旧プラン(新規受付終了)を月110〜220円値上げ、データ+1〜+2GB。 対象は「コミコミプラン+/コミコミプラン/トクトクプラン/くりこしM・L+5G」等(+220円・+2GB)と、「ミニミニ/くりこしS+5G」(+110円・+1GB)。 新料金の「コミコミプランバリュー」「トクトクプラン2」は対象外です。
- au(KDDI本ブランド) 8/1から多くの料金で110〜330円の値上げ。 例:使い放題MAX+ 7,788円(+330円)/スマホミニプラン+ 4,928円(+220円)。
- UQ WiMAX(モバイルWi-Fi/ホームルーター) 12/1から月額+330円改定。
主な特徴

- 旧UQは“値上げ+増量”のセット 例:コミコミ系/くりこしM・Lは**+220円で+2GB**、ミニミニ/くりこしSは**+110円で+1GB**。 ライト〜ミドル層の“あと1GB不足”を埋めやすい調整です。
- 新UQは対象外 コミコミプランバリュー/トクトクプラン2は今回の値上げなし(従前どおり)。
- UQ×衛星直通信が月550円に 11/1から全UQプランで「au Starlink Direct専用プラン」が月550円(通常1,650円)。災害時や山間部での“最後の砦”として実用性が高まります。
- 手続きは原則不要 UQの改定/auの改定/UQ WiMAXの改定とも、料金改定自体は自動適用(一部サービスの利用開始には別途手続きあり)。
- WiMAXは+330円でも割引強化の注記あり 8/31まで申込の「WiMAX +5G割」は12月利用分から割引額が-682円→-1,012円に拡大(実質負担の相殺要素)。
料金差がひと目でわかる早見表(2025/11/1改定反映)
前提:新プラン=改定対象外(コミコミプランバリュー/トクトクプラン2)、旧プラン=改定後の料金で比較。すべて税込。
A. 等条件ペアの“名目料金(割引なし)”差額
| 比較軸 | 新プラン | 旧プラン(改定後) | 月額差額 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 35GB+10分通話 | コミコミプランバリュー:3,828円 | コミコミプラン+:3,498円 | ±0円 | 新プランはPontaパス(月548円相当)込み。旧プランはPontaパスなし。 |
| 段階制(上限容量) | トクトクプラン2:4,048円(~30GB) | トクトクプラン:3,685円(~17GB) | +363円(新のほうが高い) | 新は上限が30GBに拡大。旧は改定で+2GB(15→17GB)。 |
※UQは11/1以降、全プランで「au Starlink Direct専用プラン」が月550円(通常1,650円→550円)。付帯価値は新旧ともに共通化。
B. よくある利用量での“実支出イメージ”(代表的な割引あり)
条件例:自宅セット割+au PAYカード払い(新プランの公式表記に準拠)
| 利用量の目安 | 新プラン | 旧プラン(改定後) | 月額差額 | こう見極める |
|---|---|---|---|---|
| ~5GB(ライト) | トクトク2:1,628円 | ミニミニ:2,475円 | −847円(新のほうが安い) | 小容量は新トクトク2が有利になりやすい。 |
| ~5GB(ライト)別案 | トクトク2:1,628円 | くりこしS+5G:1,738円 | −110円(新のほうが安い) | 4GBの“くりこしS”継続か、上限30GBの余裕を取るかで判断。 |
| 15~20GB前後(ミドル) | トクトク2:2,728円 | くりこしM+5G(17GB):(旧の割引条件次第) | 〜 | 上限30GBか料金最安かで分岐。旧くりこしMが最安になる場合も。 |
| 35GB+10分通話 | コミコミVAL:3,828円 | コミコミ+:3,498円 | ±0円 | Pontaパス込み(新)かなし(旧)かが分岐点。 |
注:旧プラン側の“割引後額”は加入中の自宅セット割/家族セット割/カード割の有無で変動します(目安は各公式・専門メディアの表を参照)。本文の名目差額は“割引なし”で統一しています。
3つの要点
- 35GB+10分通話は“実質”新プラン優位:月額は同じ3,828円だが、新だけPontaパス(548円相当)込み。迷ったらコミコミプランバリュー。
- 小容量は新トクトク2が刺さる:~5GBは1,628円(条件適用時)で、旧のミニミニ(2,475円)より安くなるケースが多い。
- “最安”狙いなら旧くりこし勢も選択肢:17GB帯などは旧くりこしM(改定後2,948円・割引後はさらに下がるケース)が最安になる場面も。上限30GBの余裕や特典を取るなら新トクトク2/コミコミVAL。
メリット・デメリット
メリット
- 実効単価の緩和:+1〜+2GB増量により、旧UQでも用途次第で単価上昇を抑えられる。
- レジリエンス強化:UQ×Starlink Directが550円になり、非常時の“つながり”確保が身近に。
デメリット
- 名目の月額は確実に上がる:特に小容量派は影響が相対的に大きい。新プラン/他社比較で再最適化を。
- 旧プランに“とどまる旨味”が薄化:恩恵は新料金系(コミコミVAL/トクトク2)のほうが分かりやすいケースも。
どっちが得?見極めポイント

- 通話10分付き&生活特典重視 → コミコミプランバリュー(35GB/3,828円)。Pontaパス込み+サブスクぷらすで“総合力”。
- 使う月と使わない月の振れが大きい → トクトクプラン2(~5GB:1,628円/5~30GB:2,728円 ※代表割引時)。
- 旧プラン継続か乗り換えか → 旧コミコミ+(3,498円/35GB)の“名目価格”は新コミコミより安いが、生活特典(Pontaパス等)は付かない点を考慮。
他社サービス・新プランとのざっくり比較
-
UQ(旧プラン・改定後の一例)
- コミコミプラン+:3,498円/35GB(+2GB)
- コミコミプラン:3,498円/22GB
- トクトクプラン:3,685円/17GB
- くりこしM+5G:2,948円/17GB
- くりこしL+5G:4,048円/27GB
- ミニミニ:2,475円/5GB
- くりこしS+5G:1,738円/4GB ※改定後数値の代表例。
-
UQ(新料金)
- コミコミプランバリュー:3,828円/35GB+10分かけ放題等
- トクトクプラン2:〜30GB/月(利用量に応じた段階) ※新プランは今回の値上げ対象外。
-
au(KDDI)
- 使い放題MAX+:7,788円(+330円)など、広く改定。出張・海外が多い人は海外放題15日などの付帯が効く。
どんな人におすすめか

- A:月3〜10GBのライト〜ミドル派(通信費を抑えたい) → 旧UQ継続なら影響は軽微だが、新UQ(トクトク2)への移行やシンプル系(例:従量・トッピング系)も試算。
- B:20〜35GBの準ヘビー(通話・サブスクをまとめたい) → コミコミ系で付帯込みの安心感を取るか、シンプル+オプションで最安狙いかを総額で比較。
- C:在宅ワーク・家族複数台 → 光回線+モバイル冗長化が基本。非常用にStarlink Direct(UQ 550円)を加えると堅牢。
- D:海外出張・混雑時間帯の通信安定を重視 → au本ブランドの5G Fast Lane/海外放題15日等の特典を評価。
見直し検討おすすめ格安SIMを5社
1. mineo(マイネオ)
mineoは関西電力系のオプテージが提供するMVNOで、ドコモ・au・ソフトバンク3回線に対応しています。1GB 1,298円/5GB 1,518円/10GB 1,958円/20GB 2,178円と料金が安く、契約期間の縛りもありません。未使用容量をシェアできる「フリータンク」や家族間で容量を分け合える「パケットシェア」、利用者同士が質問できるコミュニティなど独自機能も充実しています。2014年のサービス開始以来、乗り換え先として人気が高く、初心者はメリットとデメリットを把握して選ぶのがおすすめです。
主な特徴 (表)
| プラン容量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
ひとこと比較
- メリット:三大キャリア回線が選べる/低料金/容量シェア機能が豊富
- デメリット:混雑時間帯の速度低下やサポートがオンライン中心である点が人によっては気になる
2. IIJmio(アイアイジェイミオ)
IIJmioはインターネットイニシアティブが運営する老舗MVNOです。ドコモ・au回線のマルチキャリア対応で、音声SIM・SMS SIM・データSIM・eSIMなど多彩なSIM形態を提供しています。音声SIMは2GB 850円・5GB 950円・10GB 1,400円・25GB 2,000円など、容量単価が非常に低いのが魅力。多回線利用やサブ回線としても選びやすく、契約期間の縛りもありません。
主な特徴 (表)
| プラン容量 | 2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 25GB |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 850円 | 950円 | 1,400円 | 1,800円 | 2,000円 |
ひとこと比較
- メリット:料金の安さ/eSIMや多種SIMが選べる/ドコモ・au回線を選択可能
- デメリット:家族割や店舗サポートがない/混雑時の速度が不安定な場合がある
3. LINEMO(ラインモ)
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用プランで、3GBの「ミニプラン」990円と20GBの「スマホプラン」2,728円の2種類が基本です。ソフトバンクと同じ回線品質ながら料金が大幅に安く、LINEのトーク・通話が使い放題になる「LINEギガフリー」が標準で付いています。初期手数料やSIM交換手数料が無料、追加データは1GB 550円とシンプルで、Y!mobileやソフトバンクと比べても割安です。
主な特徴 (表)
| プラン | ミニプラン | スマホプラン |
|---|---|---|
| 容量 | 3GB | 20GB |
| 月額 | 990円 | 2,728円 |
ひとこと比較
- メリット:ソフトバンク並みの通信品質を低価格で利用可能/LINEの通信はギガ消費ゼロ/手数料が無料
- デメリット:5分通話無料などの通話定額は有料オプション/プラン数が少なく選択肢が限られる
4. Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドで、実店舗がありサポートを受けやすい点が特徴です。理由として、①料金プランの安定性、②「自宅セット割」や「家族割」でさらに割引、③5G対応の高速通信、④PayPayモールなどでのポイント還元、⑤LYPプレミアム特典、⑥店舗での安心サポートが挙げられています。このため、通信品質とサービス面で総合力が高いキャリアとして人気です。
主な特徴 (表)
| 代表プラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
|---|---|---|---|
| 容量 | 〜4GB | 20GB | 30GB |
| 月額(割引前) | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
ひとこと比較
- メリット:家族割や固定回線とのセット割引でさらに安く使える/店舗で相談可能/PayPay経済圏と相性が良い
- デメリット:料金はLINEMOより高め/オンライン専用プランと比べると手続きが煩雑
5. ahamo(アハモ)
ahamoはNTTドコモが2021年3月に開始したオンライン専用プランで、月額2,970円で30GBまで使える新料金プランです。ドコモの高速回線が格安で利用できる点が魅力で、海外でも追加料金なしでデータ通信ができるほか、5分以内の国内通話は何度でも無料といったメリットがあります。さらに110GBに増量できる「大盛りオプション」やeSIMにも対応しています。一方で、ドコモ光セット割が適用できない、家族割の割引対象外、店頭サポートがない、キャリアメールが使えなくなるなどのデメリットも指摘されています。
主な特徴 (表)
| 基本プラン | 容量 | 月額 | 通話 |
|---|---|---|---|
| ahamo | 30GB | 2,970円 | 5分以内の通話無料 |
| 大盛りオプション | 110GB | +1,980円 | 同上 |
ひとこと比較
- メリット:ドコモ回線を安価に使える/5分通話無料/海外でも追加料金不要
- デメリット:ドコモ光割引適用外・家族割割引対象外/店頭サポートがない/キャリアメール不可
よくある質問(FAQ)
Q1. 値上げはいつから? どのプランが対象?
A. 2025年11月1日から、UQの旧プランが月110〜220円値上げ、データ+1〜+2GB。新プラン(コミコミプランバリュー/トクトクプラン2)は対象外です。
Q2. My UQでの手続きは必要?
A. 改定そのものに伴う特別な申込は原則不要(自動適用)。詳細は各社の告知ページで確認してください。
Q3. 改定後の具体的な料金・データ量は?
A. 例としてコミコミプラン+は3,498円/35GB、ミニミニは2,475円/5GBなど。主要プランの改定後数値は業界紙の一覧が分かりやすいです。
Q4. UQユーザーは衛星直通信を安く使える?
A. はい。11/1からUQ全プランで「au Starlink Direct専用プラン」が月550円になります(通常1,650円)。
Q5. KDDI(au)は“さらに値上げ”って本当?
A. 8/1から多くの料金プランを110〜330円値上げ。例:使い放題MAX+は7,788円(+330円)。
Q6. UQ WiMAXはどうなる?
A. 12/1から月額+330円改定。固定回線が引ける環境なら光回線との総額比較を。
まとめと行動
今の契約が“旧UQ”か“新UQ”かをまず確認し、ここ3か月の平均データ量で分岐するのが最短です。
- 契約プランを確認(旧か新か)
- 平均使用量(小/中/大)を把握
- 最適プランを再試算。
- 旧プランで値上げ影響が大きい → 「トクトクプラン2」「コミコミプランバリュー」や他社の従量系も比較
- 家族・在宅ヘビー → 光回線+モバイル冗長化
- 防災重視 → Starlink Direct(月550円)を付加
また、UQモバイルの値上げを機に他社を検討する場合、各社の特徴と自身の利用スタイルを照らし合わせながら、UQの新料金と比較検討してみてください。
- mineoやIIJmioはとにかく月額料金を抑えたい人
- LINEMOはソフトバンク品質を格安で使いたい人
- Y!mobileは実店舗サポートやセット割引を重視する人
- ahamoはドコモの通信品質と大容量プランを求める人







すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。