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格安スマホが故障したらどうすればいい?メーカー別に保証内容を紹介!

最終更新日:
格安スマホが故障したらどうすればいい?メーカー別に保証内容を紹介!

格安スマホが故障した時の対処法を紹介します。格安スマホはほとんどの機種で「1年保証」が付帯しています。2年目以降に故障をした場合には「修理する」のか「買い換えるのか」を選択しなくてはなりません。メーカー別の保証についても詳しく解説します。

格安SIMは毎月の携帯料金を割安にできることから利用者が増えていますが、それにともない「格安スマホ」の利用者も増加しています。

「格安スマホ」の定義はすこし曖昧なのですが、ただ単に本体価格が安いスマートフォンの事を言うこともあれば、格安SIMとセットで販売されるスマートフォンの事を指す場合があります。

どちらの意味でつかわれる場合でも中国・台湾・韓国などのアジア製スマホがコストパフォーマンスの高さから人気となっています。

しかし、この格安スマホで1つ気になるのが故障時の対応についてです。

iPhoneのメーカー保証である「Apple Care(アップルケア)」は有名ですが、格安スマホにも同じようなメーカー保証があるのでしょうか。

今回は、格安スマホが故障したときの端末の保証や修理等について解説します。

  • メーカー保証(無償保証・有償保証)
  • キャリア保証(格安SIM事業者が提供する保証)
  • 修理専門店

格安スマホの保証・修理について

格安スマホはAndroidという共通のOSを使用しながらも、スマホ本体の企画・製造はスマホメーカー各社が個別に行っているため、仕様や性能・機能、そして保証内容にも統一性がありません

メーカーによって、様々な特徴や個性を持った端末の中から自分の好みで端末を選べるのは格安スマホのメリットですが、仕様、性能・機能、保証などにメーカー 間の統一性が全くなく、全てが一元的に判断できない点は格安スマホのデメリットと言えます。

格安スマホの場合はメーカーや購入先によって以下の保証を受ける事ができます。

  • メーカー保証(無償)
  • メーカー保証(有償)
  • 格安SIM事業者の保証

無償のメーカー保証について

格安SIM各サービスで購入するAndroidスマホには、大抵の場合、メーカーによる無償保証が付帯しています。

これは、水没や落下などの人為的な原因に依らない、「自然故障」と呼ばれる故障に対して、無償で修理や端末交換等が受けられるもので、多くの場合、購入後1年間の保証を受ける事ができます。

中には、ASUS(台湾)のように、他社では保証対象外となるような「水没や落下による破損、落雷、火災、さらにコンピュータウィルスによる感染」等による故障・不具合でも保証を受けられるケースもありますが、多くの場合、無償保証は「自然故障」が対象となっています。

ただし、修理には1~2週間かかりますが、メーカー保証の場合には代替機の貸し出しがないため、留守中に使用するスマホを自ら用意する必要があります。

また、修理に出したスマホのデータは、基本、全て消えると思った方がよいので、必ずデータのバックアップを行うようにしましょう。

格安SIMを利用中の場合には、まず、通信会社のサポートに連絡をしてメーカー保証を利用した修理を受けたい旨を伝えることで、説明を受ける事ができます。

有償のメーカー保証について

無償保証とは別に、端末メーカーが「自然故障」に加えて、水濡れや落下でも保証する有償保証を提供しています。

メーカーによって異なりますが、所定の料金を支払う事で、通常は対象外の事象でも保証対象とする事ができる制度です。

また、1年間の基本的な無償保証の保証期間を有償で延長できる「延長保証」を提供している場合もあります。

通常1年間の無償保証を、有償で2~3年に延長する事ができますが、あくまで無償保証の期間延長ですので、対象は「自然故障」に限られます。

延長保証の場合も代替機の貸し出しはありませんし、データのバックアップは必須です。

格安SIM利用者がメーカー保証を利用するには

格安SIM各サービスで購入したAndroidスマホが故障した場合に、メーカー保証を利用する場合には、まずは、利用中の格安SIMサービスのカスタマーサポートへ連絡する事をお勧めします。

利用している端末のメーカーによって対応方法が異なる場合があるため、まずが販売者である格安SIMサービスのカスタマーサポートに故障の旨を連絡すれば、どう対応すべきかを教えてくれるはずです。

格安SIMの端末保証

画像出展:https://mobile.line.me/support/warranty/

格安SIM事業者とセットで購入した場合には有償で端末保障に加入することはできます。

月額400~550円程度の負担(年間5~6,000円)で、格安SIMを契約した際に、スマホ端末をセット購入した場合に付ける事ができる有償保証で、多くの場合、年間2回まで5~8,000円の自己負担で端末交換や修理代金が支払われ、自然故障に加え、水没や破損等も保証対象となります。

格安スマホ製造メーカー別のメーカー保証について

本稿では、格安スマホの製造メーカーごとに、提供されている保証についてみてゆきましょう。

ただし、メーカーが提供する保証のうち、1年間の無償保証以外は、大手キャリアや格安SIMなどの通信会社が販売した端末には付帯させる事はできません。

どの保証を付帯させる事ができるかは、端末を購入した通信会社の案内にしたがってください。

HUAWEI(ファーウェイ・中国)

Huaweiのメーカー保証は以下の2通りです。

ファーウェイ安心保証

「ファーウェイ安心保証」は、製品保証期間(1年間)の終了後も一定の期間、「自然故障」「水濡れ」「落下」を原因とする、使用に支障をきたすような故障について、端末交換・修理または店頭でのリフレッシュ修理を利用できる有償保証です。

保証期間は、製品によって「2年保証」「3年保証」がありますが、NTTドコモ/au/Softbankの各キャリア、および格安SIMで販売されたHUAWEI端末は対象外となっています。

ファーウェイ延長保証

「ファーウェイ延長保証」は、1年間の製品保証期間が終了してから、対象期間内で発生した自然故障の際に交換修理または店頭でのリフレッシュ修理を行うことができ有償サポートサービスです。

この保証を受ける場合の「免責金」(ユーザー負担となる金額)は不要です。

ただし、無償保証の延長ですので、落下や水濡れなどの自然故障以外の故障については対象外となります。

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問い合わせ先ファーウェイコールセンター
電話番号0120-798-288(通話料無料)
受付時間9:00-20:00(年末年始を除く)※土日祝営業
Email[email protected]

ASUS(エイスース・台湾)

ASUSは、格安SIMサービスでよくラインナップされている台湾のスマホメーカーです。

ASUSの端末保証も長らく他社と同程度の保証内容でしたが、最近になって、保証制度の大幅な見直しを実施し、従来の「自然故障」はもちろん、他社では対象外である「水没」「落下による破損」「落雷」「火災」「にコンピュータウィルスによる感染」等々、原因を問わず保証を受けられるようになりました。

ASUSのあんしん保証

料金不要で、故障の原因を問わず保証してくれる無償保証で、保証時にはユーザーは修理費用の20%を負担するだけで、残りの80%をASUSが負担し、修理を実施します。保証は1回のみ有効です。

製品購入後30日以内にASUSのメンバーシップである「My ASUS」に製品登録をする必要がありますが、原因問わずに20%の負担(修理代金が8割引きということ)で修理できるます。

ASUSのあんしん保証プレミアム3年パック

ASUS製品時に購入できる有償保証で、保証金額16,280円を支払う事で、故障時のユーザー負担が「0円」となります。保証を受けられる回数は、3年間で3回までです。

対象のASUS製品を購入後30日以内に「My ASUS」に製品登録し、60日以内に「あんしん保証プレミアム3年パック」を購入登録が必要です。

また、無償保証の「ASUSあんしん保証」との併用はできません。

ただ、料金負担が16,280円かかりますので、2~3万円の格安スマホで利用するのはあまりお勧めではないかもしれません。どちらかと言うと、高額商品での利用に向いている保証です。

問い合わせ先ASUSコールセンター
電話番号固定電話:0800-123-2787(通話料無料)
携帯電話: 0570-783-886(通話料有料)
受付時間平日 9:00-18:00
土日 9:00-17:00

※WEB上に問い合わせフォームあり

OPPO(オッポ・中国)

TVCMなども積極的に行っているため、最近よく名前を聞くようになった中国のスマホメーカーです。

端末の保証については、1年間の無償保証のみ用意されており、保証対象は「自然故障」のみです。

保証を受けるためには、「購入日の確証」が必要と公式WEBに明記されており、その対象は「保証書」「領収書」ですが、必要な情報が記載されていない場合や、修正 されいる場合には保証対象外となる旨が記載されています。

OPPO製品のアフターサービスについての詳細

問い合わせ先カスタマーサポート
電話番号0120-036-776
受付時間10:00-19:00(年中無休)
Email[email protected]

Xiaomi(シャオミ・中国)

Xiaomiも徐々に取扱いが増えている中華スマホですが、価格の割に高性能ということで人気が出てきています。 端末の保証については、OPPOと同様に1年間の無償保証のみがWEBに記載されており、延長保証やプレミアム保証のようなものは提供していないようです。

Xiaomi製品の保証についてはこちら

Xiaomi JAPANは問合せ際に「Twitter」及び「LINE」を記載しています。

SHARP(シャープ・台湾)

かつての国内大手家電メーカーも今や台湾メーカーとなっていますが、スマホに関する保証規定は、やはり1年間の無償保証で、保証対象は「自然故障」です。

また、通信キャリア及び格安SIMで購入した端末の問い合わせ先は、販売者ということが明記されています。

SHARP製品の保証についてはこちら

問い合わせ先シャープデータ通信サポートセンター
電話番号050-5846-5418
受付時間10:00-17:00 (大晦日及び元旦を除く毎日)

格安スマホが故障した際に検討すべき事

格安スマホが故障した場合には、何をどう検討すればよいのでしょう。

端末を修理するのか、買い換えるのか

故障の状況にもよりますが、概して購入価格が安い事が格安スマホの特徴ですので、修理して再利用する事が必ずしも「ベターチョイス」であるとは限りません。

Androidスマホに関しては、メーカーによる1年間の無償保証が過ぎて以降に、通信事業者が提供する端末保証に入るべきかを考えるかを検討する事になります。

格安SIMサービスでの端末保証は、月額550円が相場ですので年間コストは6,000円程度になります。2年で12,000円、3年で18,000円、さらに、修理・交換の都度、5,000~8,000円の自己負担が生じますので、3年目に1回保証を利用した場合、最大26000円程度の出費となる可能性があります。

26,000円かかっても、その時点で4万円の端末が新品になれば「得」と考えるかもしれませんが、日進月歩で進化するスマホにとっての3年間は、性能や機能・装備に関して大幅な進化が見込める期間です。

であれば、26,000円のコストをかけて3年前のモデルを入手せずに、10,000~15,000円程度を上乗せして、新型機の新品を購入した方がそれ以降の2~3年にとってプラスになるはずです。

もちろん、過去を振り返って、故障が多い、落とす事が多い、水没させた経験がある…等々のユーザーであれば、自然故障に加えて、落下や水没も対象になる保証をつけても良いのかもしれません。

しかし、端末交換の場合は同一機種への交換となりますので、交換後から1~3年は再び同じ端末を利用する事になりますので、端末の性能や機能の面で物足りなくなってしまう可能性は少なくありません。

端末保証をつけていて買い換えるのは勿体ない

前項の検討の結果、格安SIMで提供されている「端末保証」を付けたとします。

運よく(運悪く)購入後すぐに故障してしまって、修理や交換で保証を活かす事ができれば「損」はないのですが、2~3年経過するまで保証を活用する機会がない場合、「故障しなかった」と言う意味では良い事なのですが、コストの面では時が経てば経つほどコスパが低下します。

前項でも書いたように、購入後の月を重ねるほど端末保証料金は積み重なってゆきますが、故障せずにそのままローンを完済してしまう、あるいは、欲しい端末が発売されて「買い替え」を検討するのであれば、積み重ねた保証はまったくの無駄になってしまう訳です。

保証や保険とはそういうものと割り切れれば良いですが、その辺りはかなり微妙で、格安スマホの場合は保証を付けるかどうかはかなりの悩みどころではあります。

保証なしで修理専門店で修理するという選択肢

1つの選択肢として、街のスマホ修理専門店の利用があります。

「iPhone修理」と謳っている業者が多いですが、Androidスマホでも機種ごとに一定のノウハウと技術を持っている店舗あります。 特に、Huawei/ASUS/SHARP/Samsung/LGなど、販売数の多いメーカーや機種は、修理事例も多く比較的修理依頼できる可能性が高いです。

iPhoneと違いAndroidスマホはメーカーごとに部品やバッテリーなどがすべて違います。
修理できなくて当たり前という前提で、一度街の修理店に問い合わせしてみても良いと思います。

結論:格安スマホが故障したらどうすればいい?まとめ

結論としては、「修理する」か、「買い換える」かのいずれかになります。

購入から1年以内の自然故障であればメーカー保証を使って修理するのが良いでしょう。

2年目以降に故障した場合に、修理する事を前提に「端末保証」に加入しておくか、故障した場合は買い替えることを前提にするかの二者択一となります。 結局のところ、端末保証の年額6,000円という料金をどう考えるかでしょう。

年額6,000円、2年で12,000円、3年で18,000円が「高い」「勿体ない」と感じるのであれば、保証は付けずに買い換えるか、修理専門店を利用するか…になりますし、保証料金で新品になるなら「安い」と感じれば、端末保証を付帯する事になります。

一番勿体ないのは、修理するつもりで端末保証に加入したが、修理せずに買い換える…といったパターンです。

例えば、保証料金と端末代金の最もコスパが良い最初の1年間だけ端末保証に入っていて、2年目に入ったら、故障時には「買い換え」ることとして解約してしまうのも1つの手かもしれません。

高額な端末であれば「端末保証」をつけて修理して再利用する事も「あり」だと思いますが、買い替えを前提に割安な端末を短期間でローテーションするような使い方・買い方も「あり」ではないかと思います。

2~3年の間の「スマホの進化」や、「下取り価格」の下落までを加味して考えれば、「修理」よりも、「買い替え」の方がよりお得なように感じます。

この記事を書いているのは
(編集:すまっぴー編集部)
すまっぴー編集部

すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。

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