alcatel IDOL4を開封レビュー!VRが楽しめる話題のスマホ!
最終更新日:VR付きが話題のalcatel IDOL4を開封レビュー。外観やスペック、付属品などを中心に開封レビュー。IDOL4はVRヘッドセット付きという点だけが注目されていますが、外観の美しさも特徴の一つです。特にアルミボディはこれまでのスマホになく、非常に軽いという特徴があります。
VRが楽しめる話題のスマホ!alcatel IDOL4の開封レビュー
もうすぐ12月に入り、世間はクリスマスムードになっていきます。子供たちはおもちゃをサンタクロースにおねだりする時期でしょうか。私が子供のころはよくサンタクロースにゲーム機をお願いしたものです。
そんな大人になった今でも興奮するようなSIMフリースマホ「IDOL4(アイドル)」がTCLコミュニケーションより発売されました。
このスマホの特徴はなんといってもVR(ヴァーチャルリアリティシステム)が楽しめることです!それ以外にもデザインがスタイリッシュなので、女性ユーザーにもオススメできるスマートフォンです。
今回は開封レビューをお送りします。
IDOL4のメーカーTCLコミュニケーションとは?
TCLコミュニケーション、あまり日本では耳にしない会社名です。
発売元のTCLコミュニケーションは、実はフランスの企業です。「alcatel」はTCLコミュニケーションが開発したスマートフォンのブランド名です。
フランスの企業とあって、デザインがスタイリッシュで女性ユーザーにも支持を得られそうな外観もIDOL4の特徴です。
すでに昨年から「IDOL2」、「IDOL3」を発売しており、日本での発売3作目となる今回は旬のVRをセットにして話題を集めている会社です。
宝石箱のようなVRボックスと豪華すぎる付属品
化粧箱から取り出すと、まるで宝石箱のようなVRボックスが出てきます。上蓋を外せばIDOL4本体が姿を現します。(上蓋の開け方はボックス側面にイラストが貼ってあります。)
次に、VRボックス正面中央にある円形のボタンを押しながら、 切れ目に沿って上下に引っ張るとVRと底蓋が分離します。
付属品はこんな感じです。
VRも付属品という扱いです。
保護フィルムとクリアケースも付いているのが嬉しいですね。もちろん充電やデータ転送用のMicroUSBケーブルとコンセントジャックもあります。
さらに、JBL製(世界有数のスピーカー製造会社)のイヤホンまでセットになっています。
VR用のアクセサリーとしてはヘッドバンドが付いています。
付属品にはVRボックスも含めて「alcatel」のタイプロゴが至るところにあり、知名度があまりないブランドですが所有感に浸れます。
本当に宝石箱のような充実した付属品はかなりお得感があります。
持っているだけで楽しくなるデザイン
背面はガラス素材を使用しており、光が反射すると黒く光を放つのが特徴的です。
側面はアルミ加工で仕上げてあり、ガラスとはまた違った光沢感が目新しさを感じさせます。角に丸みがあるので、手にフィットしやすく男女問わず人気を集めそうなデザインです。
また、サイズ感も重量が135gなので、5.2インチとは思えないほど軽いです。
それに加え厚みも7.1mmということで、画面サイズが5インチ以上のSIMフリースマホの中ではトップクラスに薄くて軽い端末です。
これはSIMフリースマホになかなか感心の少ない女性にもオススメできるポイントです。
スペックから見るIDOL4の魅力
OSは標準のAndroid6.0で、今後のバージョンアップでも安心のメモリ3GBを搭載しています。
内部ストレージは16GBと少なめですが、外部メディアには最大で512GBに対応しているので安心です。
ディスプレイは流行りの5.2インチでフルHDに対応しています。静止画や動画も非常に綺麗で、角度をつけた位置から視聴した場合でも映り込みが少なく、画面の明るさが一定で見やすいのが好印象でした。
スピーカー
サウンドにもこだわった仕様となっており、スピーカーもJBLとの共同開発です。イヤホンなしで大音量が楽しめ、高性能なイヤホンを付けてVRを装着すれば、よりリアルなヴァーチャル体験ができます。
本体の上下にスピーカーがあることで、臨場感のある音が表現されています。
カメラ
カメラ性能は一般的な背面1300万画素で前面が800万画素を搭載し、動画撮影時には手ブレ補正があります。
外部メディアに512GBまで対応しているので、たくさんの画像・動画データを保存できます。
バッテリー
バッテリー容量は2610mAhと少し物足りなさを感じるかもしれません。VRを長時間楽しむには制約がありそうです。
実際に少し使用した感覚でいうと、画面スリープ状態でのバッテリー消耗は比較的緩やかだと感じました。
画面の明るさ調整や、使わないアプリのアンインストールなどを初めに行っておくことをオススメします。
他にはないリバーシブル設計が個性的
その他の特徴として、デザイン面ではリバーシブル設計がされています。
スマホをズボンのポケットから取り出す時に、向きが逆さまででてくることがあります。そんな時は通常ならスマホを持ち替えますが、IDOL4は逆さまでも問題なく使用できます。
またこのリバーシブル設計は、逆さまで通話をしても相手の声やこちらの話す声は変わりなく使えます。
スピーカーの出力部は上下だけでなく裏表にもあり、IDOL4をどちらの向きで机に置いても、反対面のスピーカーでクリアな音を出力できます。
※リバーシブル機能のON/OFFはワンタッチで切り替えができます。
指紋認証はないが、眼球認証を搭載
指紋センサーがないスマホは、個人的にはストレスが溜まってしまうので必須条件に入れたいくらいです。
IDOL4は指紋センサーがない変わりに、眼球ロック解除という機能があります。
スリープを解除すると、画面上部に目線を収めるウィンドウが出ます。
しかし、IDOL4が採用している虹彩認証は、眼球の色が付いた部分、つまり瞳孔の周りをインカメラでチェックをかけます。個人差はあると思いますが、認証までに平均で3秒ほどかかります。
指紋認証と比較すると圧倒的に指紋認証のほうがロック解除をスムーズに行えるといえます。
BOOMキー
BOOMキーとは複数の動作を設定できるマルチなボタンです。
ボタンを1回押すとカメラが起動したり、2回連続で押すと撮影ができたりします。スクリーンショットを撮影するように設定を変更したりもできるので、自分がよく使う動作を設定しておけば便利な機能です。
動作としてはそれほど多くはありません。
しっかり把握したいデメリット
先に触れたことも含めてのまとめになりますがデメリットと感じる部分はいくつかありました。
- 内部ストレージが16GBと少ない
- 指紋認証が非搭載
- DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)には非対応
- 防水、防塵には非対応
DSDSはまだまだ玄人向けの機能といったイメージなので、デメリットと感じる方は少ないかもしれません。
内部ストレージに関しては、外部メディアの購入を検討しないといけないので余分にコストがかかります。
一番のデメリットは指紋認証だと思います。眼球認証が今後普及するのかは分かりませんが、現時点では指紋認証のほうが実用的だということが分かりました。
VRはおまけ程度
現在のSIMフリースマホ市場は中国・台湾メーカーが主流のなか、フランスのメーカーが新しい風を送りこんできました。
スピーカーやVRなど、最先端でなおかつ映像や音にこだわったところはさすがだと感じました。
しかし、過度の期待は控えたいところが本音です。
本体価格を考えると、映像の処理やアプリの動作はハイスペックには及ばないでしょう。
VRという最新の技術に対して「おまけ」という枠ではレベルが高いということはなさそうなので、あくまで付属品という認識が良いのかなと思います。
ただ、外観の美しさはさすがで、個性とスマートさを兼ね備えたIDOL4はこの冬おもしろいのSIMフリースマホのひとつです。
IDOL4が購入できるMVNOは?
IDOL4を取り扱っているMVNOはそれほど多くはありません。
有名な会社であればUQモバイルが冬モデルとしていち早く販売しています。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。