中古iPhoneを購入すべきベストタイミングは?買取相場や買いどき、おすすめ機種を紹介!
最終更新日:中古iPhoneの人気が高まっています。iPhoneはサポートも長く中古でも値崩れしにくいのが特徴ですが、それでも発売から徐々に価格が下がっていきます。特に新型iPhoneが発売する10月前後は中古iPhoneの価格も下がりやすいです。今買うならiPhone 7、iPhone 8、iPhone X、iPhone XRがおすすめです。
中古iPhoneの購入を考える際、もちろん価格は安い方が良いに決まっていますが、かといって、あまりに古すぎて使いたい機能がなかったり、バッテリーやディスプレイの劣化も気になります。
中古iPhoneを購入する場合、どんなタイミングで購入すればよいのでしょうか?
iPhoneは古ければ古いほど割安になり、コスパが良いのか?
古いiPhoneは日常の使用で問題ないのか
iPhoneは購入してから何年間使えるのか
等々、中古iPhoneの購入を検討すると、気になる事がいくつもありますね。
今回は、そんな中古iPhoneの「買い時」をズバリ解説致します。
中古iPhoneの値段が下がる理由
iPhoneに限らず、どんな商品でも同じですが、新発売直後が最も価値が高く、時間経過とともに価値が下降してゆきます。
価値や価格の下降には、3つの要素があります。
- 故障や破損など、商品価値を失う事による価格の下降
- 販売される事=人手に渡る事による価格の下降
- 新発売からの時間の経過による価値の下降
商品価値を失う事による価格の下降
本体に傷が付いたり、破損したり、故障したり…と、本来のiPhoneの価値を損ねた場合には、当然ですが、そのiPhoneの価値は下降します。
しかし、このケースの場合は、「iPhone ××」という機種(シリーズ)全体の価格下降ではなく、あくまで対象となっている1台の端末の価格下降に過ぎず、影響は、機種(シリーズ)全体に及ぶわけではありません。
販売される事=人手に渡ることによる価格下降
iPhoneだけではなく、車や時計、宝飾品など、どんな商品も販売され人手に渡る事で、その商品価値が大きく下降します。
同じ時期に製造された同型機種のiPhoneでも、店頭のショーケースに展示されている端末と、販売され人手に渡った端末とでは、まったく商品価値が異なってしまいます。
しかしこのケースも、販売された端末個別の価格下降であり、影響が機種(シリーズ)全体に及ぶわけではありません。
新発売直後から始まる時間の経過による価値下降
上記の2つとは異なりこのケースでは、同型機あるいはシリーズ全体の商品価値の下降を指します。
本日発売!の機種よりも、半年前に発売された機種、例えそれが未使用であっても商品価値が異なる事は誰でもわかる道理です。
さらに、iPhoneの場合、その時点の「最新モデル」であることも大きな商品価値の1要素ですが、新機種が発表・発売される時期が近づくと、まだ最新モデルであるにも関わらず価格の下降が始まります。
実際にニューモデルが投入されると、Apple Storeでの旧モデルの値下げが実施される事もあります。
もちろん中古端末価格はさらに下降、それ以降、時間の経過とともに緩やかに価格下降を続けます。
中古iPhoneの価格下落は緩やかに進む
発売以降、徐々に商品価値や価格が下降を続ける事は避けようがありませんが、Andoridと比較するとiPhoneの商品価値は、非常に下がりにくく、常に高値安定しています。
言葉で書けば「下がり続ける」ですし、それは間違いではありませんが、同時期に発売となったAndroidスマホに比べると、その商品価値は長期間に渡って高いレベルを維持しますし、例え、中古端末であってもしっかりした価格を維持できる点がiPhoneの特徴でもあります。
例えば「iPhone SE」(第1世代)は、2016年の新発売時の価格は64GBモデルで58,080円(税別)で、同価格帯に数多くのミドルクラスのAndroidスマホも発売されていました。
今ではほとんど値が付かない同時期に発売されたAndroidスマホをしり目に、iPhone SEは現在でも、程度にもよりますが平均的に1万円前後の再販価格を維持しています。
iPhoneの価格が下降しにくいのは2つの要因があります。
ハイスペック端末なので使用できる期間が長い
iPhoneは基本的にスマートフォンの中では「高級品」です。その分ハイスペックに作られているので、何年かたっても十分通用するスペックとして利用することが出来ます。
2020年9月現在でも、iPhone 7やiPhone 8は中古の中でも人気端末となっていて十分快適に利用できます。
さらに、デザイン的に完成されている基本デザインを長期にわたって踏襲するため、旧モデルでも古臭さを感じる事が少なく、ユーザーが誇りをもって使い続けられる事も大きな要因です。
例えば、ホームボタンのiPhone 8は、全画面のXシリーズ以降は旧モデルぽいイメージになっていましたが、第2世代のiPhone SEの登場によって、再び最新モデルと同タイプとして人気が復活していると言います。
iOSを定期的にアップデートし、製造から4~5年間は最新の機能やセキュリティを反映できる
OSはスマホの心臓部ですが、OSアップデートは製造メーカー任せで統一性のないAndroidに比べ、Appleが企画・製造・販売まで全てを統括するiPhoneは、最新のiOSがAppleから直接ユーザーの端末に配信され、長期間に渡って最新の機能やセキュリティを反映させる事ができます。
時には、全くの新機能がiOSのアップデートによって旧端末で利用できるようになる事もありますし、セキュリティのアップデートにより、最新のセキュリティ対策を身に着けられる事ができます。
中古iPhoneの買い時はいつなのか
ここまで簡潔にまとめると以下の2点になります。
- iPhoneは発売直後から緩やかで一気
- iPhoneはiOSアップデートにより長期使用でも陳腐化しない
では「買い時」という視点でiPhoneを見た場合、いったいいつが「買い時」なのでしょうか。
新モデルの投入タイミングはねらい目
Appleは毎年9月(2020年はコロナの影響で10月)にフラグシップモデルの投入を行います。
価格下落は緩やかとはいえ、やはり新モデルが投入される前後は比較的大きく価格が下がります。
例年の傾向では新モデルのリークが出てくるころ(1か月前くらい)から価格が安くなっていき、新モデル発売直後が底となるケースが多いようです。
待てば待つほど価格は安くなるが待ちすぎ注意
「待てば待つほど価格が割安になりコスパが高くなる」という考えは、あまりお勧めできません。
確かに発売から待てば待つほど価格は下降するものですが、iPhone含めスマホは日々進化し続けています。
例えば、画面の色の調整はソフトウエアでより細かな調整が可能になったとしても、ソフトウエアで、液晶パネルが有機ELパネルに進化する事はあり得ず、ハードウエア面の進化は新モデルへの買い替えでしか実現できないのです。
そういった意味で、いつまでも待っていては、ハード面での機能・性能から遅れてゆく一方であり、やがてiOSのアップデート対象からも外れるに至っては、セキュリティ対策が万全でなくなるなど、マイナス要因ばかりが増えてしまう事になります。
変えたいと思ったタイミングでベストな端末を買うのがおすすめです。
いまコスパ高く買えるiPhoneはどれ?おすすめ機種を紹介
2020年9月現在、価格とスペックのバランスが取れたおすすめ中古iPhoneを紹介します。
自分に必要な機能がついたiPhoneを選ぼう
しっかりした作りとiOSアップデートなどで長期間の使用にも耐えるiPhoneですが、例えば、「防水機能」「顔認証」「Apple Pay」「ポートレートモード」「望遠・広角レンズ」など、ハードウエアのアップデートなしには利用できない機能や性能があります。
おサイフケータイ・防水機能が必要ならiPhone 7以降、顔認証が必要ならiPhone X以降…といった具合です。
ただ一方で、通話、メールやSNS、WEB閲覧といった基本的な使用であれば、発売から7年経過しているiPhone 5sでも問題なく使用可能です。
前提として自分が必要な機能をあらかじめ把握したうえで購入する機種を選ぶことが重要です。
新しめならiPhone XもしくはiPhone XRがおすすめ
「ベゼルレス」や「Face ID」など新しめのiPhoneを利用したいのであれば、iPhone X、iPhone XRが価格がこなれてきています。
10周年記念モデルである iPhone X
画面サイズ | 5.8インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB |
メモリ | |
OS | iOS11 |
カラー |
iPhone Xは10周年記念モデルで、iPhone 8までの機種から大きな変化があった端末です。
- ベゼルレス
- 有機EL
- FaceID
など新しい要素が多く取り入れられており、外装に関して現行機種との差はあまりありません。
価格は4万円台から取り扱いされており、発売当初の半額以下で買うことが出来ます。
Rakute UN-LIMIT対応のiPhone XR
画面サイズ | 6.1インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB |
メモリ | 3GB |
OS | iOS 12 |
カラー |
iPhone XRはiPhone Xsの廉価版として販売された端末です。
もともとの販売価格が安かったのもあり、中古市場では4万円台での販売をよく見かけます。
iPhone XRはRakuten UN-LIMIT対応iPhoneの中で最も安いのが特徴です。Rakuten UN-LIMIT対応のiPhoneを探している人にもおすすめです。
価格重視で選ぶなら3年~4年前の端末がおすすめ
iPhoneは前述したように4年間~5年間くらいはOSアップデートの対象になります。
現在でいえば、iPhone 7やiPhone 8はiOS14に対応することが発表されています。
また、iOSのアップデート対象から外れた端末に対しても、Appleはケアを行います。
iPhone 5sは2013年の発売から7年を経過し、すでに現行iOS13のアップデート対象外となっていますが、Appleは、iPhone 6以前のモデル向けの最終OSである「iOS12」を現在でもアップデートしています。
- 12.4.5(1月)
- 12.4.6(3月)
- 12.4.7(5月)
- 12.4.8(7月)
と、2020年になってからすでに4回ものアップデートを配信しており、iOS13が対象外の端末向けにセキュリティの向上を図っています。 こうした事から、iPhoneの使用期間は非常に長く、発売から7~8年経過していても基本的な利用のみであればなんら問題がないと言えます。
1万円台から購入可能なiPhone 7
画面サイズ | 4.7インチ |
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ストレージ | 32GB |
メモリ | 2GB |
OS | iOS10 |
カラー |
低価格な中古iPhoneを狙うのであればiPhone 7がおすすめです。
発売から約4年が経過していますが、いまでも十分使えるスペックです。
おサイフケータイや防水・防塵にも対応しており、中古市場で今でも人気の高い1台です。
3年ほどは実用できそうなiPhone 8
画面サイズ | 4.7インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB |
メモリ | 3GB |
OS | iOS11 |
カラー |
iPhone 8もバランスが良い端末でおすすめです。
貴重な4.7インチ端末ということで長らく、中古にしては高めな金額でやり取りされていましたがiPhone SE(第二世代)の登場で大きく価格が下がりました。
美品でも2万円台で入手することができます。今後しばらくアップデートが続いていくかと思いますので、長く使う前提での購入にも合っています。
【結論】中古iPhoneの買い時 まとめ
ここまで見てきたように、iPhoneはソフトウエア面でのアップデートは頻繁で発売から7年を経ても充分に現役で使用できるレベルにあります。
価格重視での購入なら3年~4年前の端末がねらい目です。新しめのiPhoneでも発売から2年ほど経過すると販売価格は半額程度になる端末が多いです。
特に新型iPhoneが発表される9月(2020年は10月)前後は価格が下落しやすいのでまめにチェックしておくとよいと思います。
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