HUAWEI honor9を1週間使ってレビューしました!DSDS対応でCPUが大きく進化!
最終更新日:honor9を1週間使ってレビューします。honor9の最大の特徴は美しい背面です。外装だけでなく機能面でもパワーアップしており、ベンチマークスコアは驚異の14万点でした。バッテリー、カメラなど気になるポイントを解説します。
HUAWEIから2017年10月12日に発売されたhonor9(オーナーナイン)を開封・使用レビューします。
実際にメインSIMカードを挿入し、1週間使ってみました!
気になるバッテリーやhonor8との差を紹介します。
honor9の販売価格は59,180円、MVNOの格安SIMとセットなら36,960円から購入できます。
HUAWEI製品を購入する際の注意事項
HUAWEI製品を購入する前に必ず読んでください
2019年5月15日にアメリカ政府がHUAWEIを事実上の「禁輸措置」を決定したことを受けて、Googleが今後発売するHUAWEI製品へのサービス提供を停止するということに発展しました。
「既存のHUAWEI製品が今後使えなくなる」といったことはないとは思いますが、今後はOSアップデート可能性が非常に低いという状況になっています。
発売済みのHUAWEI製品に関しては、ソフトウェア更新(セキュリティパッチ)やアプリアップデート等は継続して行えるとHUAWEIの呉波氏が公言していますが、OSのアップデートは難しいでしょう。
未発売のHUAWEI製品(今後発売するHUAWEI製品)に関しては、上記についても確実ではないというのが現状です。
いずれの場合も、今後HUAWEI製品を購入する場合は現状を理解した上で購入するようにしてください。
honor9の開封レビュー!360度徹底解説!
honor9の購入直後の開封レビューです。
HUAWEI製品ではおなじみの横から取り出す箱で届きました。
不足品は、充電器とクリアケースの最小限のみとなっています。
honor9の特徴は美しい背面ディスプレイです。
それを殺さないクリアケースが付属してきたのは嬉しいポイントです。
ただし、あくまで付属品なのであまり質が良いケースというわけではありません。 実際に数日間使用したところケースに傷がついてしまいました。
長く使うには別途でケースを購入するか、ケースなしでの使用がおすすめです。
筆者はケースなしで使う予定です(honor8もケースなしで利用してしました)。
honor9の付属品と前面ディスプレイ
honor9の背面
honor9のスペックはどうなの?ベンチマークスコアを公開!
honor9のスペック表は以下の通りです。 honor8と比べるとCPU、ストレージともにパワーアップしています。
honor9 | honor8 | |
---|---|---|
OS | Android7.0 | Android7.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 960 8コア | HUAWEI Kirin 950 8コア |
ディスプレイ | 5.15インチ | 5.2インチ |
メインメモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
microSD | 最大256GB | 最大256GB |
カメラ | アウトカメラ:2,000万画素+1,200万画素 | アウトカメラ:1,200万画素+1,200万画素 |
インカメラ:800万画素 | インカメラ:800万画素 | |
バッテリー容量 | 3,200mAh | 3,000mAh |
サイズ | 約147.3mm×約70.9mm×約7.45mm | 約145.5mm×約71mm×約7.45mm |
重量 | 約155g | 153g |
SIMサイズ | nanoSIM×2 DSDS対応 | nanoSIM×2 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | v4.2 | v4.2 |
GPS | GLONASS/Beidou | GLONASS/Beidou |
USBポート | USB Type-C | USB Type-C |
その他 | 加速度センサ/近接センサ/環境光センサ/指紋認証機能/ジャイロスコープ/コンパス |
HUAWEI honor9のベンチマークスコア
HUAWEI honor9を「Antutu Benchmark」というよく使われるスコアアプリを用いて性能評価しました。
honor9のベンチマークスコアは147972で、前作のhonor8の94091と比較しても進化がわかります。
14万点台は格安スマホの中ではかなり高得点でハイスペック端末であることがわかります。
Antutuのベンチマークアプリでは3D映像が流れるのですが、非常にスムーズに表示されておりスペックの高さを感じました。
外観はhonorシリーズならではの美しさ
光の反射が美しい背面3Dガラス
honor9の特徴のひとつは美しい背面ディスプレイです。
光のあたり方によって、見え方が変わる3D曲面ガラスはスマホの中でもトップクラスの美しさです。
公式では、オーロラの輝きを放つと表現されています。
honor8と違い、3Dガラスが採用され、少しかわいらしい雰囲気になりました。
指紋認証が前面に!Androidのナビゲーションボタンの位置も変更
honor9のボディーサイズは約147.3mm×約70.9mm×約7.45mmで片手での操作も可能なサイズ感です。
honor8とほぼ変わりません。
一方、指紋認証とナビゲーションボタンはhonor8と比べると大きく変更されています。
指紋認証は前面に、ナビゲーションボタンはディスプレイ外に設置されています。
前面指紋認証は、実際に使ってみると背面指紋認証よりも使いやすく便利です。
認証スピードはさすがHUAWEIといった感じで、触った瞬間にロック解除されるイメージです。
ナビゲーションボタンがディスプレイ外にあることで、ディスプレイも広く使えます。 honor8よりもディスプレイは小さくなっているのですが、むしろ大きくなったのではないかとすら感じます。
ただ、ナビゲーションボタンの戻るボタンは片手操作中だと押しにくいです。
ディスプレイはさらに綺麗に!ゲーム・動画向け
honor9とhonor8を比較するとhonor9のほうがかなりディスプレイの発色が大きく変わっているように感じました。
デフォルトで入っている画像同士を比較しても表示のされ方が全く違います。
honor9は発色が強く、より色の違いがはっきりと認識できます。
動画をよく見る、ゲームを楽しみたいというひとにもぴったりの1台です。
honor8とhonor9の画像比較
お茶の色を見れば発色の違いがわかりやすいです。honor9のディスプレイは非常に綺麗に発色します。
honor9はダブルレンズで発色よし
honor9は2,000万画素+1,200万画素のダブルレンズを搭載したカメラが特徴です。
写真を撮ってみた印象は、発色よく再現度が高いという印象でした。
同じHUAWEI端末の中では、ライカ製のレンズを搭載しているP10よりも若干やさしい雰囲気です。
もちろん、画質は非常に高く細部までくっきりと写ります。
少し気になったのが、ディスプレイの発色が良すぎて撮った写真がhonor9で見たときとそれ以外の端末で見たときの印象が結構違いました。
綺麗に取れたつもりでも、PCで見てみるとうーん・・・ということもありそうです。
honor9で撮影した写真
バッテリー持ちは良好!急速充電にも対応
バッテリーは3,200mAhで最近発売されたSIMフリースマホの中でもやや大容量です。
実際に使ってみてかなりヘビーに利用しても1日は十分に利用できると感じました。
急速充電にも対応しており、バッテリーに関しての不満はありません。
ナックルジェスチャーにも対応!スクリーンショットがかんたんに撮れる
HUAWEI EMUIの特徴的な機能であるナックルジェスチャーにも対応しています。
ナックルジェスチャーとは、指の腹ではなく、関節でスマホを操作することで特定の動作をおこなうという機能です。
たとえば、画面を2回ノックするとスクリーンショットを撮るといった動作がおこなえます。
なれると非常に便利な機能で、筆者はスクリーンショットはすべてナックルジェスチャーで撮っています。
DSDSに対応!使い道の幅が広がる!
honor9はDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。
2枚のSIMカードを役割によって使い分けることができるので、様々な用途で便利に使えます。
以前は特徴的なSIMカードというのは少なく、仕事用とプライベート用程度しか使い分けがありませんでした。
しかし、今ではゲーム専用のLinksMateや動画音楽サービス専用のBIGLOBEモバイルのエンタメSIMなど、尖ったSIMカードの販売も多くなっています。
今後も特化型のSIMカードは多く発売されると予想されるので今のうちにDSDSに対応したSIMカードを利用するのはおすすめです。
HUAWEI honor9のデメリット
CA(キャリアアグリゲーション)対応なし
honor9は非常に優秀な機種ですが、CA(キャリアアグリゲーション)には対応していません。
CAとはかんたんに言えば通信回線の性能を100%引き出すための機能なのですが、honor9は非対応です。
実際に使ってみて、いまのところ困ったところはありませんが、CA対応端末と比べると場所や時間によっては通信速度が遅くなってしまう可能性があります。
MVNOのキャンペーンなしでは割高
honor9の日本販売価格は59,180円です。
海外での発売価格($369.99)を考えると、割引ありきの販売価格に設定されています。
honor9を購入するのであれば、キャンペーンを利用して格安SIMとセットで購入しなければやや割高になってしまいます。
honor9と格安SIMをセットで買えるのは4社!最安価格はOCNモバイルONE
前作のhonor8は楽天モバイルの専売でしたが、honor9はMVNO4社が発売しています。
販売している会社は下記の通りで、OCNモバイルONEが最安値で販売しています。
その他の会社もキャンペーンを組み合わせることで、実質3万円台で購入できる会社が多いです。
本体のみだと59,180円がなので、honor9は格安SIMとのセット購入がお得です。
(編集:すまっぴー編集部)
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。