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低速モード対応の格安SIMはどれ?速度やバースト機能の有無を徹底比較

最終更新日:
低速モード対応の格安SIMはどれ?速度やバースト機能の有無を徹底比較

格安SIMはMVNOごとに低速時の通信速度が異なり、最近ではLINEMOやahamoなど最大1Mbpsのプランが増えてきました。速度制限時の通信速度が気になる方に向けて、各社のプランをそれぞれ比較します。

平井_株式会社PlusPass
平井

モバイル業界に10年以上携わり、キャリア(MNO)だけでなく格安SIM(MVNO)まで幅広く精通。店舗運営・料金プラン最適化支援・オンライン比較メディアの運営など、現場とデジタルの両側面から通信業界を見てきた経験を持ちます。

日々最新のSIM動向をリサーチし、料金プラン・通信品質・キャンペーン・端末セット・オンライン手続きなどを網羅的に分析。これまでに大手キャリアから数百を超える格安SIMサービスまで比較検証し、ライトユーザーからヘビーユーザー、法人利用まで、幅広い利用者の最適なプラン選びをサポートしてきました。

本記事では、長年の業界経験に基づき、格安SIMのメリット・デメリットを分かりやすく整理。読者の皆さまが“本当に自分に合った回線”を選べるよう、実務目線で監修しています。

■経歴

通信業界10年以上・元携帯販売員

格安SIMの低速モードとは、データ容量を消費せずにインターネットを利用できる機能です。

LINEやメールなど日常的な用途であれば低速モードでも快適に使えますが、バースト機能の対応状況や3日間制限の有無など、各社の仕様には意外な落とし穴もあります。

本記事では低速モードの仕組みと各社の最大通信速度を比較しながら、後悔しない格安SIMの選び方を解説します。

格安SIMの低速モードとは?

格安SIMの低速モードとは、データ通信の速度をあえて制限することで、契約中のデータ容量を消費せずにインターネットを利用できる機能です。

通常、速度制限はデータ容量を使い切った後に発生しますが、低速モードはアプリから自分のタイミングで切り替えられる点が特徴です。LINEやメール、簡単なWeb検索など、速度をあまり必要としない用途であれば低速モードでも快適に使えるため、毎月のデータ容量を節約し、より安い料金プランへの変更も狙えます。

低速モードへの切り替え方法

低速モードへ切り替える方法としては、各社が提供しているアプリのマイページから行うのが一般的です。

以下は、IIjmioでアプリのマイページから低速モードに切り替える手順を示したものです。

格安SIMの低速モードが活躍するシーン

低速モードは、すべての場面で不便というわけではありません。

LINEのメッセージ送受信、メール、地図アプリ、SNSのテキスト閲覧など、大きなデータ通信を必要としない用途であれば低速モードでも十分快適に使えます。 特に「移動中はほぼLINEしか使わない」「仕事中はスマホをほとんど触らない」といった時間帯は、低速モードに切り替えておくだけでギガの節約になります。

月末のギガ不足に悩んでいる方ほど、低速モードを使いこなすことで通信費の節約効果を実感しやすいでしょう。

本記事では低速通信時の通信速度の実測値と体感を紹介します。動画では実際の速度が体験できるので、体感として非常にわかりやすいかと思います。

格安SIMの低速モードと高速通信の違いは?

低速モードと高速通信の主な違いは、「通信速度」と「データ容量の消費」の2点です。

高速通信では速度が速い反面、使った分だけデータ容量を消費するため、月末にギガが不足するリスクがあります。

一方、低速モードはデータ容量を消費しない代わりに、通信速度が大幅に下がります。低速モード時の速度は格安SIMによって異なりますが、おおむね200Kbps〜1Mbps程度が一般的です。

LINEやメールの送受信、簡単なWeb検索であれば低速モードでも十分対応できますが、動画視聴やアプリのダウンロードは通信速度が足りず、快適に使うのは難しいでしょう。高速通信と低速モードをシーンに応じて使い分けることが、データ容量を賢く節約するコツです。

低速モード高速通信
通信速度200Kbps〜1Mbps程度数十〜100Mbps以上
データ消費なしあり
向いている用途動画・ゲーム・アプリDLLINE・メール・Web検索

筆者が契約しているIIJmioの低速モードは、最大300kbps。この速度でも、LINEでのテキストのやりとり程度であれば問題ありませんが、Webサイトによっては読み込みに時間がかかり、少しストレスを感じるかもしれません。

通信速度250kbpsで、当サイト「すまっぴー」の記事を開いたところ。これぐらいの通信速度だと、アイキャッチ画像の表示に数秒かかる。

格安SIMの低速モードの「バースト機能」とは?

バースト機能(バースト転送)とは、低速モード時に接続直後の数秒間だけ通信速度が一時的に上がる現象のことです。

この機能があると、LINEのメッセージ受信やテキスト中心のWebページ表示など、小容量の通信をスムーズに行いやすくなります。

ただし、バースト機能については注意が必要です。

格安SIMのバースト機能について書かれているWeb記事の中には、「◯◯はバースト機能対応」と一覧表で紹介していますが、その根拠となる公式情報が確認できないケースもあります。

各社の公式サイトにバースト機能の記載がない場合、Webサイト同士が情報を引用し合っているだけの可能性があります。

また、過去に対応していた旧プランが廃止され、現行プランではバースト機能が提供されていないケースも考えられるでしょう。

たとえばQ&Aヘルプページにバースト機能についての記載があったとしても、そのページが数年前に作成されたものであれば、現行プランにそのまま当てはまるとは言い切れません。

契約前に正確な情報を得るには、「IIJmio バースト転送 site:iijmio.jp 」のように、site: 演算子を使って各社の公式ドメイン内を直接検索する方法が最もおすすめ。公式サイトに記載が見当たらない場合は、「現時点では公式に確認できない機能」として慎重に扱うべきでしょう。

上記、画像「ギガプランでもバースト転送を利用できますか?」のIIJmio公式ページは、Q&Aヘルプページですが、2026年6月現在でも新規受付されている「ギガプラン」でも、バースト転送(バースト機能)に対応していることが、確認できます。


低速通信時のIIJmioの通信速度。バーストモード対応なので、インターネット接続直後の数秒間は、一時的に通信速度が上がっている。

すまっぴー
すまっぴー

ただし、mineo公式掲示板「マイネ王」のように、mineoの公式ドメイン内にあるページでも、mineoが公式に発表しているものでなく、ファンサイトで意見を出しているものに過ぎないものもあるので注意が必要です。

格安SIMの低速モード・最大通信速度を比較

低速モードに対応しており、おすすめの格安SIM5社をご紹介します。

低速モード時
最大通信速度
バースト機能
mineo
(1,298円/月~)
・200kbps
・1Mbps※1
・3Mbps※2
非公表
IIJmio
(850円/月~)
・300kbps対応
NUROモバイル
(792円/月~)
(2,699円/月~)
・200kbps
・1Mbps
対応
イオンモバイル
(803円/月~)
・200kbps対応
LIBMO
(980円/月~)
・128kbps非公表

※料金は税込み。
※1 オプション加入時。無料。
※2 月額385円のオプション加入時。契約プランによっては無料。
※2026年6月11日時点。


「できるだけ快適に低速モードを利用したい」

そう考えている方に強くおすすめしたいのがmineoです。

mineoには「パケット放題 1Mbps」と「パケット放題 3Mbps」というオプションが提供されています。

mineoのアプリ上にある「mineoスイッチ」(高速通信と低速通信を切り替えるメニュー)をONにすれば、それぞれ最大1Mbps、3Mbpsでデータ無制限を利用することができ、月額料金は以下の表のようになっています。

料金プラン
(音声通話SIM)
パケット放題
1Mbps
パケット放題
3Mbps
3GB
(1,298円)
無料385円
7GB
(1,518円)
無料385円
15GB
(1,958円)
申し込み不可無料
30GB
(2,178円)
申し込み不可無料
50GB
(2,948円)
申し込み不可無料

※料金は税込み。
※2026年6月11日時点。

筆者自身も、パケット放題 3Mbpsを使っていますが忖度無しで、使用感をまとめると以下のようになります。

用途良かった点不満に感じた点
YouTube1080p(高画質)でもサクサクページ読み込みに数秒
ネット検索問題なくページが表示される画像表示に数秒
Instagramリール動画もサクサクコメントの読み込みに数秒
Spotify最高音質でも問題なし特になし
すまっぴー
すまっぴー

パケット放題 1Mbps、パケット放題 3Mbpsそれぞれ、3日間で合計10GBを超える通信量を利用すると、最大200kbpsに通信速度が制限されます。ただしmineoスイッチをOFFにすれば、引き続きデータ容量内で高速通信が利用可能です。


NUROモバイルも、専用帯域の回線が使われている「NEOプラン」(月額2,699円(税込) データ容量35GB)であれば、低速モードが最大1Mbpsで利用できるので、おすすめです。

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格安SIMの低速モードの比較ポイント

低速モードに対応している格安SIMを比較する際には、以下3点のポイントを意識しましょう。

  1. 低速モード時の最大通信速度
  2. 回線の種類
  3. 完全にデータ無制限か?

1. 低速モード時の最大通信速度

低速モードといっても、各社で速度に大きな差があります。

128kbpsと1Mbpsでは体感速度が全く異なり、使える用途も変わってくるため、契約前に必ず公式サイトで低速時の最大通信速度を確認しましょう。

速度の目安体感・用途
128kbpsメール・LINEテキストがギリギリ使える程度
200〜300kbpsLINE・SNSテキストは利用可能
1Mbps以上ネット検索もある程度は可能

速度選びの基準は、低速モードをどのシーンで使うかによって異なります。

「月末のギガ不足時にLINEとメールだけ使えればいい」という方であれば200〜300kbpsでも十分です。

一方、「低速モードを日常的に使いながらコストを抑えたい」という方には、1Mbps以上の速度が出るプランが快適です。

また、プランによっては有料オプションを追加することで低速モード時の最大速度が上がるケースもあります。mineoの「パケット放題 3Mbps」(月額385円)がその代表例で、通常200kbpsのところ最大3Mbpsまで速度が向上します。

契約するプランの標準速度だけでなく、オプションの有無も含めて比較することをおすすめします。

2. 回線の種類

格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、どの回線を使っているかによってエリアや繋がりやすさが変わります。

低速モードで利用する場合も同様で、回線の種類は快適さに直結する重要なポイントです。

回線特徴
ドコモ回線全国カバー率が高く、地方・山間部でも繋がりやすい
au回線都市部・地下での安定性が高い
ソフトバンク回線都市部に強く、対応格安SIMの選択肢は比較的少ない

自宅や職場、よく使うエリアで繋がりやすい回線を選ぶことが基本です。現在使っているスマホのキャリアと同じ回線の格安SIMを選べば、乗り換え後もエリアの変化を感じにくいでしょう。

なお、格安SIMの中にはIIJmioのようにドコモ回線とau回線の両方に対応している「デュアル回線対応」や、mineoのようにドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線に対応している「トリプルキャリア対応」の格安SIMもあります。

エリアに不安がある方は、複数回線に対応した格安SIMを選ぶと安心です。

3. 完全にデータ無制限か?

低速モードに切り替えれば、データ容量を気にせず使い放題と思っている方も多いですが、実際には格安SIMによって仕様が異なるため注意が必要です。

大きく分けると、以下の2つのパターンが存在します。

パターン内容
完全無制限型低速モード中はデータ容量を消費しない

→IIJmio、NUROモバイル、
LIBMO
制限あり型低速モード中でも一定量を超えると速度がさらに低下する

→mineo
(パケット放題 1Mbps・パケット放題 3Mbps)、イオンモバイル

mineoのパケット放題 1Mbpsとパケット放題 3Mbpsの両オプションは、3日間で合計10GBのデータ量を利用すると、通信速度は最大200kbpsに制限されます(mineoスイッチをOFFにすれば、引き続きデータ容量内で高速通信が利用可能)。

低速モードをメインで使う予定の方にとっては、実質的に使い放題にならないケースもあるため、契約前に利用規約や公式FAQで必ず確認しておきましょう。

格安SIMの低速モード利用時の注意点

データ量を一切消費せず一部の例外を除けば、低速ながらデータ無制限が利用できる格安SIMの低速モードですが、

  1. 1Mbpsでも意外と遅く感じる
  2. サブ回線でデータ量追加という手もあり

といった注意点もあります。

1Mbpsでも意外と遅く感じる

mineoのパケット放題 1Mbpsオプションや、NUROモバイルのNEOプランでは、低速モードでも最大1Mbpsでの通信ができることを謳っています。

低速モードの最大通信速度が1Mbpsあれば快適に使えると思う方も多いかもしれませんが、実際には「意外と遅い」と感じる場面が出てくるかもしれません。

たとえばYouTubeの場合、公式ヘルプによると動画視聴に必要な最低限の通信速度は500kbps以上。

1Mbpsはこの基準を上回るものの、あくまで「視聴できる」レベルであり、画質は自動的に低画質に落とされます。複数のアプリがバックグラウンドで通信している場合は、実効速度がさらに低下し、映像が止まったり読み込みに時間がかかったりすることもあるでしょう。

また、1Mbpsという数値は「最大速度」であり、通信が混雑する時間帯(昼休みや夜間)は実際の速度がさらに落ちるケースも少なくありません。格安SIMは大手キャリアから帯域を借りて運用しているため、混雑時の速度低下が起きやすい構造になっている点にも注意が必要です。

「1Mbpsあれば大丈夫」と契約前に判断するのではなく、自分がよく使うアプリや時間帯での実測値を口コミや比較サイトで確認した上で、プランを選ぶようにしましょう。

サブ回線でデータ量追加という手もあり

データ消費なしでデータ通信を利用できる。

これこそが低速モードの最大の魅力ですが、人によっては余りにも通信速度が遅く使っていてストレスを感じてしまう方も出てくるでしょう。

「格安SIMの低速モード利用時の注意点」とは少し話がずれてしまうかもしれませんが、無理して低速モードを利用するよりも、いっそのことサブ回線を契約し、そちらでデータ量を追加した方が、結果としては良いケースもでてくるかもしれません。

以下は基本料金が安い、あるいはデータ量追加の料金が安いサブ回線としておすすめの格安SIMです。

格安SIM基本料金
1Mbps
データ量追加
3Mbps
povo2.0
(au)
0円1GB:390円~※1
無制限:330円~※2
日本通信
(ドコモ回線)
290円(1GB)~1GB:220円~
HISモバイル
(ドコモ回線)
280円(100MB未満)~1GB:200円~
IIJmio
データeSIM
(ドコモ回線)
440円(2GB)~1GB:220円~

※料金は税込み。
※1 有効期限は7日間。
※2 有効期限は24時間。
※2026年6月11日時点。

上記はいずれも、基本料金が安くサブ回線として契約している方も多い格安SIM。月々の負担を小さくしつつ、必要な時にデータ量を追加するために、契約してみるのも良いでしょう。

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低速時の通信速度で選ぶならmineoのパケット放題 3Mbps

低速時の通信速度が最も速いのはmineoのパケット放題のオプションです。

月額385円のオプション料金で、低速切り替え時の通信速度を3Mbpsに上げることができます。

3Mbps出ていれば、

  • LINEやメール
  • ウェブ閲覧
  • SNS
  • YouTube再生

全て快適に使うことができます。

オプション料金はかかりますが、最も安い音声通話SIMのプランで契約すれば1,683円(1GB1,298円+パケット放題 3Mbps385円)から利用できます。

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まとめ

以上、本記事では格安SIMの低速モードとは何か?低速モードが活躍するシーンや、低速モードを提供している格安SIMの最大通信速度や選び方について解説してきました。

低速モードの速度は最大200kbps~3Mbpsと幅広いですが、LINEなどのSNSでのテキストのやりとりが中心なら、200kbps~300kbps程度。ネット検索やYouTubeなどの動画視聴もするのであれば、mineoのパケット放題 3Mbpsなどがおすすめ。ただし、3日間での合計データ通信量には一定の上限が設けられているなど、注意点もあります。

各社が提供している低速モードは様々。ご自身に合った低速モードを選んで頂ければ幸いです。

今回の記事で紹介した格安SIM

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この記事を書いているのは
(編集:すまっぴー編集部)
すまっぴー編集部

すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。

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