【徹底ガイド】povoの機種変更はできない!どうするべきか解説!
最終更新日:auの20GBプラン「povo」の機種変更について分かりやすくまとめました。 当たり前の機種変更がpovoでは複雑になっているのでここで見ていきましょう。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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povoでは機種変更はプラン変更と同時に出来ない
povoでは端末販売がないため、 契約時に端末をセット購入したり、契約後に機種変更したりはできません。
ただし、自分で端末を用意し、SIMカードを差し替えることで機種変更が可能です。
auで機種変更してからpovoへ変更する
- auからpovoへ移行する際は、povoへ乗り換える前にauで端末を購入すれば機種変更できます。
auで購入したスマホはそのままpovoで使えます。初期設定(APN設定)も必要ありません。また、「かえトクプログラム」を利用すれば端末代も抑えられます。
※かえトクプログラムの詳細については後述します。
家電量販店やネット通販でSIMフリースマホを購入する
- 家電量販店やネット通販、メーカー直売サイトなどでSIMフリースマホを購入し、SIMカードを差し替えることで機種変更が可能です。
povoではSIMフリースマホも利用できます。
iPhoneはもちろん、XperiaやAQUOSなどの人気スマホも数多くSIMフリー版が販売されています。
この場合、Androidスマホに関しては利用時にAPN設定が必要です。iPhoneはpovoのSIMカードを挿すだけで使えるので、APN設定は必要ありません。
中古ショップやフリマサイトなどで中古スマホを購入する
- 中古ショップやフリマサイトなどで購入した中古スマホでもpovoは使えます。新品で購入するよりも端末代を抑えられるのがメリットです。
ただし、中古スマホを購入する際は「SIMロック」と「ネットワーク利用制限の有無」に注意してください。
特に気を付けたいのがネットワーク利用制限です。以前の持ち主の料金未払いなどが原因でネットワーク利用制限がかかると、その端末では一切通信ができません。
フリマサイトやネットオークションで購入する際は、ネットワーク利用制限がかかっていないことを必ず出品者に確認してください。
中古ショップではネットワーク利用制限がかかっていた場合に返品・返金に応じてくれる「赤ロム保証」があるお店を選ぶと安心です。
端末を購入する際はpovoの対応端末であることをチェック
povoで利用する端末を購入する際は、必ずpovoの対応端末であることを事前にチェックしてください。
povo公式サイトの「対応端末」ページからpovoに対応している端末を調べられます。対応端末ページに掲載されていない端末では、povoを使えない可能性が高いです。
povoでiPhoneに機種変更するには
povoでiPhoneに機種変更するための手順は以下の通りです。
- iPhoneを用意する
- 物理SIMの場合はiPhoneにSIMを挿入する
- eSIMの場合はeSIM開通手続きをする
iPhoneでpovoの物理SIMを利用する際はAPN設定が不要です。 SIMカードを挿すだけで使えます。
iPhone XR以降では物理SIMだけでなくeSIMも対応しています。
eSIM契約の場合はeSIM開通手続きが必要です。以下の手順に従って設定してください。
- 1. povoで利用するiPhone以外の端末でプロファイル用URLにアクセスする
- 2. au IDを入力しQRコードを表示する
- 3. povoで利用するiPhoneをWi-Fiに接続する
- 4. 「設定」→「モバイル通信」をタップする
- 5. 「モバイル通信プランを追加」をタップする
- 6. さきほど表示したQRコードを読み取る
- 7. 「モバイル通信プランを追加」をタップする
povoではiPhone端末は買えない
povoでiPhoneを利用する場合は、別の方法でiPhoneを確保してください。
povoでは端末販売そのものがないので、当然iPhoneも購入できません。
povoでiPhoneを買う方法は?
povoで利用するためのiPhoneを購入する方法は以下の通りです。 - auで購入してからpovoへ機種変更する - Apple Storeや家電量販店からSIMフリー版を購入する - 中古ショップやフリマサイトなどで中古のiPhoneを購入する
auからpovoへ乗り換える場合は、乗り換え前にauでiPhoneを購入するのがおすすめです。 「かえトクプログラム」を利用して安く買えますし、SIMロックがかかったままでも使えます。
すでにpovoを利用中ならApple Storeや家電量販店でSIMフリー版を購入してください。
とにかく安く購入したい場合は中古ショップやフリマサイトも選択肢の1つです。 ただし、中古のiPhoneを購入する際はSIMロックおよびネットワーク利用制限の有無に注意してください。
※なお、povoで利用できるiPhoneは「iPhone 6s」以降のモデルです。
povoはSIMフリースマホじゃないとだめ?
- povoで利用するスマホは必ずしもSIMフリースマホでなくても大丈夫
auのスマホはSIMロックがかかったままでもpovoで利用できます。
ドコモ・ソフトバンクのスマホについてはSIMロック解除が必要です。SIMロックがかかったままでは使えません。
povoに機種変更乗り換え時のベストタイミングは?
- povoに乗り換えるベストタイミングは現在のキャリアによる
- au→povoは割り引きの適用されてるか否かによってタイミングが変わる
- 割引等無しでau→povoなら日割り計算料金がauの方が高い確率があるので月初めがベスト
- au以外→povoは2019年9月以前なら更新月、それ以降ならプラン割引期間終了後
povoに乗り換えるベストタイミングは、現在利用しているキャリアによって異なります。
auから乗り換え
auからpovoへ乗り換える際の ベストタイミングは、かえトクプログラムや各種月額料金割引が適用されているかどうかで異なります。
各パターンについて見ていきましょう。
「かえトクプログラム」を利用中は13~25ヶ月目がベスト!
かえトクプログラムを利用して機種変更し、povoへ乗り換える場合は 購入から13~25ヶ月目までがベストです。
購入から25ヶ月を過ぎると、かえトクプログラムによる割引が受けられません。25ヶ月目までに端末回収と新しい機種の購入を済ませ、そのあとにpovoへ乗り換えてください。
月額料金割引が適用中の場合は割引終了後がベスト!
auで以下のような月額料金割引が適用中の場合は、 割引が終了してから乗り換えるのがおすすめです。
- 毎月割
- スマートスピーカーおトク割
- UQモバイル→au番号移行プログラム
- auでんきはじめる割
- 学割(au U22夏割、auワイド学割など)
- auでおトクのスマホデビュー
割引適用中にpovoへ乗り換えると、その時点で割引が終了します。 可能な限り、割引をフル活用してから乗り換えるとお得です。
上記のサービスが適用されていない場合は月初めがベスト!
かえトクプログラムや月額料金割引を利用していない人は、 出来る限り月初めに乗り換えるとお得です。
月途中にauからpovoへ移行する際は、au・povoいずれの料金も日割り計算されます。実際に利用した日数分しか支払わないため、いつ乗り換えても大きく損をすることはありません。
ただ、月額料金で比較するとpovoよりauが高いケースが多いです。povoへ乗り換えるタイミングが早いほど「auの解約月の利用日数」を減らせるため、結果的に料金を抑えられます。
なお、auからpovoへ乗り換える際は違約金がかかりません。2年契約の更新月などは一切考えなくてもOKです。
ドコモ・ソフトバンクから乗り換え
ドコモ・ソフトバンクからpovoへ乗り換える ベストタイミングは現在の契約内容によって異なります
旧プランを契約中は更新月のうちに乗り換える
ドコモ・ソフトバンクで 2019年9月以前からあるプランを契約している場合、更新月以外に解約すると10,450円の違約金がかかります。 契約内容をチェックし、更新月のうちにpovoへ乗り換えるのがベストです。
2019年10月以降のプランならソフトバンクでは違約金が撤廃されていますし、ドコモでも1,100円なので違約金を気にする必要はありません。
なお、ソフトバンクの場合は違約金なしでLINEMOへ乗り換えられます。LINEMOへ乗り換えた後にpovoへ乗り換えれば違約金がかかりません。
ドコモの場合、ahamoへ乗り換えても違約金が留保されます。 旧プランの2年契約の期間を過ぎるまでにahamoからpovoへ乗り換えると「更新月以外にドコモの旧プランを解約した」と見なされ、違約金が発生するので注意してください。
月額料金割引が終わってから乗り換えると無駄がない
ドコモ・ソフトバンクでも 月額料金割引が適用されている場合は、割引が終わってから乗り換えるのがおすすめです。
povoへ乗り換えると割引が終了するので、途中で乗り換えると割引をフル活用できないことになります。割引が適用される最終月に乗り換えると無駄がありません。
ただし、旧プランを利用している場合に優先すべきは更新月です。割引終了前に更新月が来た場合は、違約金がかからないうちにpovoへ乗り換えましょう。
出来る限り月末に乗り換えると損がない
ドコモ・ソフトバンクからpovoへ乗り換える際は出来る限り月末に乗り換えるのがおすすめです。
ドコモ・ソフトバンクの解約月の料金は日割りされません。いつ解約しても月額料金が満額請求されます。
一方、povoの契約初月の料金は日割り請求です。加入するのが月末になるほど、日割りにより料金が安くなります。
出来る限り月末に乗り換えることで、ドコモ・ソフトバンクの解約月の料金とpovoの初月料金の合計を減らすことが可能です。
機種変更をするタイミングによっては二重請求も?
月の中でauからpovoへ移行する際は「auの解約月の料金」と「povoの解約月の料金」が2重請求されます。
どちらの料金も日割りされます。
日割り請求されるので、どのタイミングで移行しても大きな損はしません。しかし、すでに解説した通り auとpovoではauのほうが月額料金が高いので、出来る限り月の早いタイミングでpovoに乗り換えるとお得です。
povoの機種変更でお得になる方法
- かえトクプログラムを利用することで端末代が大幅に安くなります。
povoのかえトク(アップグレード)プログラムで機種変更を行う
かえトクプログラムを利用すると非常にお得に機種を買う事が可能になります。
「かえトクプログラム」は端末を24回払いで購入後、13~25ヶ月目までに端末を回収してもらい、auで新しい機種を購入することで24回目の支払いが免除されるプログラムです。
かえトクプログラムを利用して機種変更するタイミングは購入から13~25ヶ月目です。25ヶ月目までに返却しなかった場合は割引されません。必ず、25ヶ月目までに端末を回収してもらい、新しい端末を購入してください。
端末はau取扱店で回収してもらえます。近くのau取扱店へ端末を持ち込みましょう。
povoでかえトクプログラムの特典を利用して機種変更できるようになるのは2021年夏以降の予定です。
auでかえトクプログラムを利用中かつpovoへの乗り換えを検討しており、夏までに機種変更したい場合はかえトクプログラムの特典で機種変更してからpovoへ乗り変えてください。
改めてpovoの機種変更の具体的なやり方!
最後に、povoで機種変更する具体的な手順を解説します。
1. 端末を用意する
まずは機種変更したい端末を用意します。
すでに説明した通り、povoでは端末販売がありません。povo契約後に機種変更する場合は家電量販店やネット通販、中古ショップなどで端末を購入してください。
端末を購入する際はpovoの対応機種であることを必ず確認しましょう。
au契約中の場合はauオンラインショップで機種変更した後にpovoへ乗り換えるのがおすすめです。「かえトクプログラム」も使えます。
2. 端末の初期設定をする
端末を用意できたらSIMカードを差し替え、初期設定をしてください。
iPhoneおよびauのスマホの場合は初期設定が原則不要です。SIMカードを差し込むだけですぐにpovoを利用できます。
SIMフリーのAndroidスマホやドコモ・ソフトバンクで購入したAndroidスマホで利用する際はAPN設定が必要です。また、auのAndroidスマホでも一部のモデルはAPN設定が必要なことがあります。
「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」→「APN」の順にタップし、以下の項目を入力してください。
項目 | 入力事項(4G端末) | 入力事項(5G端末) |
---|---|---|
名前 | povo | povo |
APN名 | uno.au-net.ne.jp | uad5gn.au-net.ne.jp |
ユーザー名 | [email protected] | [email protected] |
パスワード | KpyrR6BP | au |
認証タイプ | CHAP | CHAP |
AndroidスマホのAPN設定手順は端末によって異なります。詳しい手順については端末の取扱説明書も参考にしてください。
povo機種変更まとめ
povoでは端末販売がありません。契約後に機種変更したい場合はpovo以外から端末を購入する必要があります。 主な購入場所は家電量販店やネット通販、中古ショップなどです。
povo公式サイトから対応端末であることを確認したうえで購入してくださいね。
au契約中でpovoへの乗り換えを検討している人は、auで機種変更してから乗り換えましょう。かえトクプログラムを利用すれば端末代を大幅に抑えられるのでおすすめです。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。