【専門家が伝える】UQモバイルのメリットデメリット評価まとめ
最終更新日:UQモバイルは通信速度が速くて人気のMVNOです。しかし、デメリットもあります。デメリットをしっかりと理解して、購入後に慌てないよう事前に対処しておきましょう。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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UQモバイルのメリット、デメリットをここでは紹介していきます。
メリットデメリットと一言で言っても色んなタイプがあるので 3つの「料金」「通信」「手続き」においてメリットデメリットを分けたので参考にしてみてくださいね!
UQモバイルのメリット10選!
まずはUQモバイルのメリットを10個解説します。
- auのかえトクプログラムの割引はそのまま利用可能
- 自宅セット割がかなりお得
- かけ放題のオプションが付けられる
- 格安SIMの中では通信速度が速い
- 5Gが利用可能
- データ容量の繰り越しが可能
- auから乗り換えるのが超簡単
- auショップでも申し込みが可能
- 店舗が全国にある
- 口座振替支払いが可能
auのかえトクプログラムの割引はそのまま利用可能
UQモバイルではauの「かえトクプログラム」の割引をそのまま利用できます。
かえトクプログラムは端末を24回払いで購入し、13~25ヶ月目までに端末を返却&機種変更すると端末代が大幅に割引されるプログラムです。
かえトクプログラムはau回線の有無を問わず適用されます。そのため、auからUQモバイルへ乗り換えても、特典はそのまま利用可能です。
かえとくプログラムは2021年9月16日で終了し、現在は「スマホトクするプログラム」に変更されています。スマホトクするプログラムも、UQモバイルで継続して利用が可能です。
自宅セット割がかなりお得
UQモバイルは「自宅セット割」による割引がお得です。 対象の電気またはインターネットとUQモバイルをセットで利用することで、UQモバイルの月額料金が割引されます。
対象となる電気およびインターネットは以下の通りです。
コース | 対象のサービス |
---|---|
でんきコース | auでんき、UQでんき |
インターネットコース | ・光回線(auひかり、ビッグローブ光など) ・ケーブルテレビ ・ルーターサービス(auホームルーター 5Gなど) ・WiMAX +5G |
自宅セット割が適用されるとくりこしプランS +5GとM +5Gは638円(税込)/月、くりこしプランL +5Gは858円(税込)/月の割引を受けられます。
プラン | 月額料金(割引適用前) | 月額料金(割引適用後) |
---|---|---|
くりこしプラン +5G S | 1,628円(税込) | 990円(税込) |
くりこしプラン +5G M | 2,728円(税込) | 2,090円(税込) |
くりこしプラン +5G L | 3,828円(税込) | 2,970円(税込) |
自宅セット割対象の電気またはインターネットを利用しているなら、スマホもUQモバイルにするとお得です。
かけ放題のオプションが付けられる
UQモバイルでは3種類のかけ放題オプションから好きなものを選んで利用できます。
- 通話パック60分/月:月額550円(税込)
- 10分かけ放題:月額770円(税込)
- 無制限かけ放題:月額1,870円(税込)
大手キャリアと違い、大多数の格安SIMでは無制限のかけ放題が用意されていません。UQモバイルは無制限かけ放題もしっかり用意されているため、通話をたくさんする人でも安心です。
そこまで電話しない人なら、制限がある代わりに月額料金が安い通話パック60分/月と10分かけ放題も選べます。自分の通話頻度に合わせてオプションを選べるのがメリットですね。
格安SIMの中では通信速度が速い
UQモバイルは格安SIMの中でもとくに通信速度が高速です。
一般的な格安SIMは大手キャリアと比べると通信速度が遅く、安定感に欠けます。とくに平日お昼や夕方など、回線が混雑する時間帯は通信速度が低下しやすいです。
UQモバイルは他の格安SIMよりも通信速度が速く、安定感もあります。回線が混雑する時間帯も速度が落ちにくく、動画視聴やゲームも快適です。
時間帯や場所によっては大手キャリアに負けない速度が出ることもあります。 通信速度を重視して格安SIMを選ぶならおすすめです。
5Gが利用可能
UQモバイルは格安SIMながら次世代通信「5G」に対応しています。
申し込みやオプション料の支払いなどは不要です。UQモバイルの「くりこしプラン +5G」契約者なら誰でも追加料なしで使えます。
UQモバイルの対応エリアは親ブランドであるauと全く同じです。4Gはもちろん、5Gの対応エリアもauと変わりません。
5Gはまだ発展途上なので使えないエリアもありますが、対応エリア内なら4G以上の超高速通信を利用できます。
データ容量の繰り越しが可能
UQモバイルはデータ容量の繰り越しに対応しています。 月末にデータ容量が余っても、翌月に繰り越して使えるので無駄になりません。
例えば月3GBのデータ通信が使えるくりこしプランS +5Gを利用中とします。2GBしか利用しなかった場合、余った1GBを翌月に繰り越すことが可能です。
翌月はプランのデータ容量3GBに繰り越した1GBを加えた合計4GBのデータ通信を使えます。
余ったデータ容量が無駄にならないのはうれしいですね。
なお、UQモバイルは高速通信と低速通信を切り替える節約モードに対応しています。
節約モード中は通信速度が300kbps(プランM以上は1Mbps)に制限される代わりに、データ通信量を消費しません。
「節約モードでデータ通信量を節約し、データ繰り越しで翌月のデータ通信量を増やす」といった使い方ができますよ。
auから乗り換えるのが超簡単
UQモバイルはauから乗り換えるのがとても簡単です。
auの契約と紐づいているau IDを利用してUQモバイルを申し込めば、そのまま電話番号を引き継げます。
他社から乗り換える場合は事前にWEBや電話でMNP予約番号を取得する手間がかかります。auからUQモバイルへ乗り換える際はMNP予約番号が不要です。
さらに、auから乗り換える場合は3,300円(税込)の契約事務手数料もかかりません。auから格安SIMへ乗り換えるなら、UQモバイルがおすすめです。
auショップでも申し込みが可能
UQモバイルはauショップでも取り扱われています。
auのサブブランドなので、auショップ(一部店舗を除く)およびau Styleでも申し込みが可能です。 店舗によっては修理受付や機種変更といったアフターサポートも受けられます。
auユーザーなら、UQモバイルに乗り換えてもそれまで利用していたauショップでサポートを受けることが可能です。
店舗が全国にある
UQモバイルは店舗数の多さも特徴です。
全国2,700ヶ所以上にUQモバイル取扱店があります。即日契約が可能です。
auショップ/au Styleだけでなく、専売ショップ「UQスポット」を全国に展開しています。格安SIMの多くはコストを削減するために独自ショップを設けていません。対面でサポートを受けたい人には、専売ショップがあるUQモバイルはありがたいですね。
口座振替支払いが可能
UQモバイルはクレジットカードに加えて口座振替にも対応しています。クレジットカードを持っていなくても申し込みが可能です。
ただし、オンラインショップからMNPなしの新規契約で申し込む場合はクレジットカードしか選択できません。新規契約で口座振替を利用したい場合は店舗から申し込んでください。
一般的な格安SIMはクレジットカードでしか料金を支払えません。クレジットカードを持っていない場合は申し込みすらできないわけですね。
UQモバイルのデメリット10選!
ここからはUQモバイルのデメリットについて解説します。
- 月額料金が他社格安SIMと比較して高め
- キャリアメールは有料
- 家族間でのかけ放題がない
- auスマートバリューは引き継ぐ事が出来ない
- 25GB以上の大容量プランが存在しない
- 3G回線は使えない
- 一部プランに最低利用期間がある
- au以外の一部キャリア端末はSIMロック解除が必須
- 最新iPhoneは買うことができない
- 旧プランではLINEのID検索が使えない
月額料金が他社格安SIMと比較して高め
UQモバイルの月額料金は大手キャリアと比べると安いですが、格安SIMの中では割高です。
実際に主要な格安SIMと3GB前後のプランの月額料金を比較してみました。
格安SIM | データ通信量 | 月額料金 |
---|---|---|
UQモバイル | 3GB | 1,628円(税込) |
BIGLOBEモバイル | 3GB | 1,320円(税込) |
IIJmio | 4GB | 1,078円(税込) |
mineo | 5GB | 1,518円(税込) |
NUROモバイル | 3GB | 792円(税込) |
OCNモバイルONE | 3GB | 990円(税込) |
イオンモバイル | 3GB | 1,078円(税込) |
楽天モバイル | 1~3GB | 1,078円(税込) |
UQモバイルよりデータ通信量が多く、それでいて月額料金は安い格安SIMも多くありますね。 この中でもっとも安いNUROモバイルなら、UQモバイルのほぼ半額で3GBのデータ通信が利用可能です。
通信速度の安定感や店舗サポートなどのサービス内容を加味すると、UQモバイルのコストパフォーマンスは決して悪くありません。しかし、月額料金だけで比較すると割高です。
キャリアメールは有料
UQモバイルではキャリアメールが有料です。
オプションとして用意されており、プラン料金とは別に220円(税込)の月額料金がかかります。 大手キャリアと違い、標準でキャリアメールが使えるわけではありません。
最近ではLINEなどが主流でメールを使わない人も増えています。そのような人は無料で使えるフリーメール(GmailやYahoo!メールなど)がおすすめです。
家族間でのかけ放題がない
UQモバイルには家族間のかけ放題が用意されていません。 家族間で電話をたくさんかける場合は10分かけ放題や無制限かけ放題などで代用してください。
家族間の通話ならLINEの無料通話を利用するのも手です。品質は電話に比べると劣りますが、通話料は一切かかりません。
auスマートバリューは引き継ぐ事が出来ない
auからUQモバイルに乗り換えた場合、auスマートバリューは引き継げません。
auスマートバリューはauの対象プランと、対象のインターネット回線をセットにすると月額料金が割引されるサービスです。
auスマートバリューはauスマホの利用者向けなので、UQモバイルでは適用されません。auからUQモバイルに乗り換えるとauスマートバリューは終了します。
ただし、auスマートバリューの対象サービスであるインターネット回線の多くはUQモバイルの自宅セット割の対象です。結果的にはauスマートバリューがなくなってもUQモバイルのほうがお得になります。
25GB以上の大容量プランが存在しない
UQモバイルの料金プランは3GB、15GB、25GBの3つのみです。 25GB以上の大容量プランはありません。
動画視聴を頻繁に利用するヘビーユーザーや、自宅にWi-Fi環境がない人だと足りない恐れがあります。
データ通信をたくさん使う場合は大容量プランや使い放題プランがある格安SIMを選びましょう。
3G回線は使えない
UQモバイルでは3G回線が使えません。 利用できるのは4G回線と5G回線のみです。 ただし、現在は全国各地に4Gエリアが広がっているので多くの人には影響ありません。
そもそも、auの3G回線は2022年3月31日で終了します。 どちらにせよ4G/5Gへの移行が必要なので、さほど大きなデメリットではないですね。
一部プランに最低利用期間がある
UQモバイルでは以下のプランに最低利用期間や契約縛りがあります。
プラン | 契約期間(最低利用期間) | 自動更新 | 違約金 |
---|---|---|---|
おしゃべりプラン ぴったりプラン | 2年 | あり | 10,450円(税込) |
データ高速・無制限+音声通話プラン | 12ヶ月 | なし | 10,450円(税込) |
おしゃべりプラン・ぴったりプランは2年毎に契約期間が自動更新されます。2年に一度の更新月以外のタイミングで解約すると、10,450円(税込)の違約金が発生します。
データ高速・無制限+音声通話プランの最低利用期間は12ヶ月です。契約から12ヶ月以内に解約した場合は違約金を支払わないといけません。
ただし、上記のプランはいずれも受付を終了しています。 現在のくりこしプラン +5Gは最低利用期間も契約縛りもありません。
これからUQモバイルを契約する場合は最低利用期間や契約縛りを気にする必要はないため安心です。
au以外の一部キャリア端末はSIMロック解除が必須
UQモバイルでドコモ・ソフトバンク(Y!mobile含む)のスマホを使う場合は原則SIMロック解除が必要です。 SIMロックがかかったままのドコモ・ソフトバンクのスマホではUQモバイルを使えません。
ただし、ソフトバンク・Y!mobileで2021年5月12日以降にスマホを購入した場合はSIMロック解除が実施された状態で渡されます。別途、SIMロックを解除する必要はありません。
2021年10月以降はSIMロック自体が禁止されました。 iPhone 13シリーズやPixel 6/6 Proなどの最新機種はSIMロック解除なしで使えます。
最新iPhoneは買うことができない
UQモバイルでは最新iPhoneを購入できません。
格安SIMの中でもいち早くiPhoneの取り扱いをスタートしたUQモバイルですが、取り扱っているのは旧モデルが中心です。
2021年12月現在も、最新モデルのiPhone 13シリーズは取り扱いがありません。購入できるのはiPhone SE(第2世代)やiPhone 12/12 miniなど旧モデル限定です。
最新のiPhoneを使いたい場合はAppleストアや大手キャリアで購入してください。
旧プランではLINEのID検索が使えない
UQモバイルの旧プラン(くりこしプラン +5G以外)ではLINEのID検索が使えません。
ID検索を使うにはLINEの年齢認証が必要です。しかし、UQモバイルの旧プランは年齢認証に対応していないため、ID検索も利用できません。
QRコードなど、別の方法で友だちを追加してください。すでに年齢認証済みの端末なら、UQモバイルの旧プランのSIMカードを挿してもID検索が使えます。
現行プランであるくりこしプラン +5GはLINEの年齢認証に対応済みです。 LINEでID検索を使いたい場合はくりこしプラン +5Gへプラン変更してください。
UQモバイルが向いている人向いていない人
- 通信速度を重視する人
- 対面によるサポートを受けたい人
- auの電気やネットを利用している人
- 電話をたくさんかける人
UQモバイルはどんなひとにおすすめですか?
UQモバイルは【格安SIMでも通信速度を重視する人】【対面によるサポートを受けたい人】に向いています。
通信速度は格安SIMの中でもトップクラスです。安定感もあり、混雑時も速度が落ちません。
サポートを受けられる実店舗も多いため、スマホ初心者でも安心です。
- とにかく安く使いたい人
- 25GB以上の大容量のデータ通信を使いたい人
反対にUQモバイルがおすすめでない人は?
【割引なしで安く利用したい人】や【25GB以上の大容量のデータ通信を使いたい人】には向いていません。
自宅セット割が適用されない場合、UQモバイルは他の格安SIMよりも割高です。
また、利用できるデータ通信量は25GBが最大なので、ヘビーユーザーだと足りない恐れもあります。
UQモバイルで現在行われているキャンペーン
すまっぴー限定 スペシャルクーポン
<条件>
①MNP ※au/povoからの乗り換えは対象外
②SIMカードのみまたはeSIMのみご契約
③「トクトクプラン」「コミコミプラン」「ミニミニプラン」いずれかをご契約で、増量オプションⅡご加入
④クーポンコード利用:3MP062
すまっぴー限定スペシャルクーポン
すまっぴー経由のお申込の方限定
クーポンコード利用によりSIMのみMNP契約&増量オプションⅡ加入で最大20,000円相当(不課税)au PAY残高還元
<還元額>
「トクトクプラン」「コミコミプラン」:20,000円相当
「ミニミニプラン」:10,000円相当
<注意事項>
※クーポン適用時は、OLSのSIMご契約特典/au PAYご利用特典の併用不可(SIMデビューCPの併用不可)
※注文完了の翌月末までに、回線切り替え要
SIMのみ契約で最大20,000円相当(不課税)のau PAY残高還元
他社から乗り換えで最大20,000円相当(不課税)のau PAY残高還元(※諸条件)
特典①他社からの乗りかえ(MNP)でSIMカードまたはeSIMのみご契約の方
UQモバイルでSIMのみで契約すると、最大20,000円(不課税)のau PAY残高*がもらえます。
もらえる金額は契約内容によって異なります。
新規契約の場合
au PAY残高 3,000円相当(不課税)
au、povo以外からMNPで契約した場合
増量オプションⅡに加入で10,000円相当(不課税)
au Pay残高の受け取りにはau PAYの利用設定が必要です。
残高還元は回線切替え完了の翌月下旬以降に受け取れます。
※端末セットでの加入及びau、povoからのMNPは対象外となります。
特典②UQ mobile SIM &au PAY ご利用キャンペーン
適用条件
新規契約(新しい電話番号)または他社からの乗りかえ(MNP)でSIMカードまたはeSIMのみご契約の方で、 ご利用開始のお手続き(開通)の翌月1日~末日の間に、特典内容に記載の金額で、au PAY 残高支払いを利用した場合
特典内容
au PAY 残高支払い利用額 (税込または不課税) | au PAY 残高還元 (不課税) |
---|---|
5,000円~14,999円 | 2,000円 |
15,000円~24,999円 | 6,000円 |
25,000円~ | 10,000円 |
※諸条件は公式サイトでご確認ください。
UQモバイルメリットデメリット、まとめ
UQモバイルのデメリットとしては月額料金が高い、25GB以上の大容量プランがない、最新のiPhoneが購入できないなどがありました。
スマホ代をとにかく安くしたい人や、25GB以上の大容量通信を利用したい人には向きません。
一方で通信速度が速い、実店舗が多い、自宅セット割がお得などのメリットもあります。 通信速度の安定感は格安SIMの中でもトップクラスですし、実店舗が多いのも初心者には安心です。
auの電気やインターネット回線を利用しているなら自宅セット割が受けられるので、月額料金が高いというデメリットも気になりません。
通信速度を重視する人を対面によるサポートを受けたい人、auの電気・ネットを利用している人にはUQモバイルがおすすめです。
(編集:すまっぴー編集部)
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。