UQmobile(UQモバイル)でiPhoneを使う方法と注意点
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UQモバイルはiPhoneと相性のよい格安SIMです。iiPhone 7がセットで購入でき、かけ放題とネットがコミコミで月1,980円から利用できます。最新のiPhoneが使いたい場合にはApple Storeや中古スマホ販売店を活用しましょう。もちろん現在手持ちのiPhoneを使用することも可能です。
「毎月の通信料金を安くしたい」、「割高な大手キャリアは嫌だけど格安SIMはサービス内容に不安がある」、「端末をiPhoneに替えるタイミングで質の良い格安SIMに乗換えたい」
そんな大手キャリアから、「通信品質が高く」「店舗があり」「サポート体制も悪くない」格安SIMでiPhoneを使いたいという方に、今、最もお勧めの格安SIMが「UQmobile」です。 UQ mobileは、積極的にTVCMを放映していますので、UQの顔とも言える「三姉妹」を見た事がある方もいると思います。
この記事ではUQ mobileの通信回線でiPhoneを使用する方法や、端末の入手方法等を解説します。
画像出展:https://www.apple.com/jp/iphone-11/
UQ mobileで使用可能なiPhoneとその入手方法は以下の通りです。
- 手持ち端末をそのまま利用する
- Apple Storeで最新モデルを購入する
- UQ mobileで旧モデルを割安に購入する
- オークションやフリマなどで中古iPhoneを購入する
新品端末から中古端末まで、UQ mobileで利用可能なiPhoneは多種多様ですが、いずれの場合も、auの通信回線で利用できる必要があり、他社販売の場合には、SIMロック解除が必要になる場合があります。
UQmobileで使用可能なiPhoneとは
画像出展:https://www.uqwimax.jp/mobile/products/sim/devices/
UQ mobile回線でiPhoneを使用したい場合、クリアしなければならない条件があります。 以下の条件をクリアできないiPhoneは、UQ mobile回線で使用する事は難しいかもしれません。
国内正規版の端末であること
「国内正規版」というと、正規版と不正規版があるようで不安になってしまうかもしれませんが、ここで言う国内正規版とは、日本国内の正規販売店で販売されたiPhone全てを指します。
国内正規版は、そうでないiPhoneと何が違うのかと言えば、大きく分けて2つの点が挙げられます。
① 日本国内の全ての通信会社の通信帯域(周波数)で正常に動作するように作られている ② 技適マークを取得している(※)
※技適マークとは 総務省が定める省令で、許可されている周波数以外の電波、定められた出力を超える電波を出すことがない機器であることを、キャリアが包括的に認可を得たことを証するマークで、この技適マークのない端末を日本国内で使用する事は法令違反となります。 Appleでは、日本向けiPhoneの全てで、NTTドコモ・au・Softbank・楽天モバイルの大手キャリアの通信回線の周波数帯域全てに対応する端末を提供しています。
また、日本国内で販売される新品iPhoneは、全て「技適マーク」を取得しています。
中古iPhoneを購入しての使用を考えている場合は、海外版iPhoneが売られているケースもあるので注意しましょう。
大手キャリア「au」の通信回線で利用可能であること
UQ mobileは、auと同じKDDIグループに属するMVNOですので、通信回線はauから借り受けており、iPhoneをUQmobileで利用する場合には、au回線で通信が可能である必要があります。
UQ mobileで使用できるiPhoneは以下のいずれかに該当する必要があります。
もともとSIMフリーで販売された端末
Apple Storeで購入したiPhoneは、大手キャリアの「SIMロック」されていないSIMフリー端末になるので、UQ mobileでもそのまま利用する事ができます。 その他にも中古スマホ販売店などではSIMフリーiPhoneが販売されています。
auで購入したiPhone
auで購入したiPhoneは本来au回線を使用するUQmobileでもSIMロック解除なしで基本的に利用可能です。
ただし、一部機種でSIMロック解除が必要な場合があるので注意しましょう。具体的にはiPhone6s/iPhone SE/iPhone 7の2015年~2016年に発売された3機種はauで購入した端末でもSIMロック解除が必要です(「6s」と「7」では、Plusモデルも含む)。
この3機種以外のauで購入したiPhoneは、SIMロック解除の必要はなくそのまま利用する事ができます。
NTTドコモ・Softbankで購入したiPhone
NTTドコモ・Softbankで購入したiPhoneには各社のSIMロックがかけられているため、UQ mobileで使用するためには「SIMロック解除」が必要となります。
現行ルールでは、SIMロック解除に応じるのは「2015年4月以降に発売されたスマートフォン」となっています。
2014年発売のiPhone 6以前のモデルは、各キャリアともSIMロック解除に応じてくれませんので、UQ mobileで利用する事はできません。
つまり、ドコモやソフトバンクで購入したiPhoneでUQ mobileで利用できるのはiPhone 6s以降のモデルのみと言う事になります。
SIMロック解除の方法については下記を参考をにしてください。
UQmobileで利用可能なiPhoneの入手方法
それでは、実際にUQmobileの通信回線でiPhoneを利用しようとする際に、iPhone端末をどのように入手する方法・ルートがあるのか解説致します。
手持ち端末を利用する
乗換え前の大手キャリアで購入したiPhoneや、親族などから譲り受けたiPhoneがある場合には、UQ mobileで利用できる場合があります(逆に利用できないケースもあります)。
新たに購入するコストを削減できるため、非常に低コストでUQmobile回線iPhoneを実現できます。 ただし、先ほど紹介した以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
- SIMフリーで販売されたiPhoneである
- auで販売されたiPhoneである(iPhone 6s/SE/7以外)
- auで販売されたiPhone 6s/SE/7でSIMロック解除されている
- ドコモ/ソフトバンクで販売された端末でSIMロック解除されている
手持ちの端末を利用する場合には、UQ mobile契約の際に端末代が必要ありません。
普段使っているiPhoneにバッテリーもちなどの問題が発生していないのであればそのまま利用するのがおすすめです。
Apple StoreでSIMフリーの最新モデルを購入する
Apple Storeで購入するiPhoneは原則、全てSIMフリーの現行モデル(Appleが公式にラインナップするモデル)となり、当然ながら、すべて新品モデルとなります(日本では整備品iPhoneは販売していません)。
SIMフリーなので、UQ mobileのSIMカードを挿入すればそのまま利用可能です。 コスト的には高額となりますが、最新の性能や機能、セキュリティを堪能する事が最大のメリットです。
2020年8月現在Apple Storeで購入できるiPhoneは以下の機種になります。
- iPhoneSE(第二世代)
- iPhone 11 Pro/11 Pro MAX
- iPhone 11
- iPhone XR
UQmobileで販売するiPhoneを購入する
UQ mobileはauから供給を受けられるため、MVNOでありながら国内正規版の新品iPhoneをラインナップしています。 ただ、モデル的には最新ではなく、2~3世代前の旧モデルを割安に提供しています。
特に最新の性能・機能にこだわらないのであれば、ライフサイクルの長いiPhoneは、充分に日常の使用に応えてくれるはずです。 回線と同時にセット購入可能なため、端末代金の支払いを毎月の利用量と合算で決済できる点も、UQmobileで購入するメリットと言えるでしょう。
現在はiPhone7をセット購入できます(詳しくは後ほど解説します)。
中古iPhoneを購入する
選択肢としては、新品端末ばかりでなく、中古iPhoneも充分に魅力があります。 中古端末専門店には、程度の良い高年式モデルが揃っていますし、オークションやフリーマーケットでの個人売買は、保証が一切ない事はリスクながら、購入価格を抑えられるのが魅力です。
また、現行モデルにはないボディカラーや、ホームボタン付きモデル等を割安に購入できる事もメリットと言えるでしょう。 専門店での購入は検査等もしっかりしていますし、購入後の保障体制も整っているので心配はほとんど不要ですが、個人売買は、iPhoneや通信に明るくない方が利用するのはリスクを伴いますので注意が必要です。
すまっぴーでも中古iPhoneを販売中
すまっぴーでもUQモバイルで利用できる中古iPhoneを販売しています。
オークションやメルカリとは違い、初期不良に対しての端末保障も行っています。
現在UQmobileで購入可能なiPhone
画像出展:https://shop.uqmobile.jp/detail/44/
現在、UQ mobileで購入可能なiPhoneは「iPhone 7」のみとなっています。
ストレージは【32GB】と【128GB】から選択可能、ボディカラーは【ブラック】【シルバー】【ゴールド】【ローズゴールド】の4色から選択可能(32GBモデルは「ブラック」「シルバー」は売り切れ)です。
端末価格は、新規契約・MNP転入(他社から乗り換え)の場合には「19,800円」
機種変更(追加購入)の場合には「27,720円」となっています。
いずれの場合も一括購入、分割購入(24回/36回)が可能です。
iPhone 7ってどんな端末?
iPhone 7は、歴代iPhoneの中でも大きな変化があったモデルです。
- Felicaに対応し、Apple PayによってSuicaやクレジットカード等の電子決済が可能になった
- 歴代モデルで初めて防水防塵機能を搭載した(IP67相当)
- ホームボタンが物理ボタンから感圧式の電子式に換装された
- イヤホンジャックを廃止
- PLUSモデルはデュアルカメラとなった
特に、防水・防塵機能と、ApplePayはiPhoneの使い勝手を大幅に引き上げたと言えます。
発売からすでに4年が経過していますが、現在でもベーショックモデルとしての性能・機能は満足できるもので、特に最新機能にこだわらないのであれば、リーズナブルな価格と相まってお買い得機種だと言えるでしょう。
iPhoneで利用できるUQmobileの料金プラン
画像出展:https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/portal_app/
UQ mobileの料金プラン
iPhoneで利用可能なUQmobileの料金プランはシンプルです。
プラン名 | プランタイプ | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|---|
スマホプラン R | 音声通話SIM | 10GB2,980円 | |
スマホプラン S | 音声通話SIM | 3GB1,980円 | |
データ高速プラン | データSIM | 3GB980円 | |
データ無制限 | データSIM | 無制限(通信速度最大500kbps)1,980円 |
料金は全て税別表示
音声通話が可能なプランは「スマホプラン」と言い、データ容量と低速時の速度の違いで、「S」と「R」を選ぶ事ができます。また、通話機能を付加できないデータ通信専用プランは、「データ高速プラン」と「データ無制限プラン」の2種類を提供しており、このいずれもiPhoneで利用可能です。
メインとなるのは、音声通話機能付きの「スマホプラン」ですが、3GBの小容量タイプと、10GBの中容量タイプのみの提供で、10GB超の大容量プランは、au本体を利用して欲しいということかと思います。
特にスマホプランRは、データ容量を使い切った場合や、任意で「節約モード(※)」を使用した際の通信速度が、最低1Mbpsが保証されており、最初に同種のプランをリリースした楽天モバイルへの対抗策と考えられます。
※ 節約モードとは 節約モードは、いわゆる「低速モード」のことで、ユーザーの任意で通信速度を低速に落としてデータ通信う事を指し、UQ mobileの場合は、プランによって200kbps/300kbps/1Mbpsの低速通信を無料で利用する事ができます。
UQ mobileでのiPhone利用 まとめ
UQ mobileの格安SIMでiPhoneを利用することは可能です。
- 手持ち端末を使用する
- 自分で新しく購入する
- UQ mobileでセット購入する
いずれの場合でも使用できますが、ドコモやソフトバンクで販売されたSIMロック未解除端末は使用できない点には注意しましょう。
すまっぴー編集部は、格安SIM・格安スマホ比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。