ワイモバイルは独自の回線を使用!気になる通信速度や対応エリアはどこ?
最終更新日:ワイモバイルは独自の回線を利用しています。ソフトバンクが運営しているため、ワイモバイルの通信速度は安定していると評判が高いです。そんなワイモバイルの実測を計測してみました。
株式会社PlusPass すまっぴー事業責任者
複雑な格安スマホの情報をわかりやすくお伝えします。2015年から60台以上の格安スマホに触れてきました。
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【詳細見る前に…】通信速度の目安
どれくらいの通信速度でどんなことが出来るかを表にしてあります。
以下の記事を読む前にこの表を参考にしてくださいね!
コンテンツ | 必要速度 | 備考 |
---|---|---|
LINE・メール | 128kbps~1Mbps | 500kbps以下になると画像表示は厳しくなってきます |
SNS系アプリ | 0.5Mbps~3Mbps | インスタなら3Mbps程度で快適に使えます。 |
youtube等の動画サイト | 0.7Mbps~5Mbps | YouTubeの360pなら、0.7Mbpsで十分ですがNetflixなどは3Mbps以上が推奨です。 |
オンラインゲーム(荒野行動等) | 1Mbps~10Mbps | スマホのゲームのゲームの中でも重いとされる荒野行動等は10Mbps以上なら問題無く動きます。 |
まずは結論ワイモバイルの速度は通信速度どうなの?
- 速度が格安SIM会社随一の速度
- 大手キャリア並みに通信速度が安定
- 口コミでも高評価が多い
ワイモバイルの通信速度は遅い?速い?
実際に計測した場合のワイモバイルの通信速度は、速いといえるのか、あるいは、大したことがないのか
ここでは1日の中でも利用集中により速度低下しやすいと言われる時間帯の実測データを用いて検証します。
ワイモバイル、朝の速度調査結果
ワイモバイルの朝の通信速度は充分以上の速度が出ていると言えます!
ここまで優秀な速度は、格安SIMでは珍しい速さです。
大手キャリア並みと言えます。どんなコンテンツも対応可能です。
1日の中で利用集中による速度低下が最初に起こるのは、朝の「通勤・通学」の時間帯で、時刻にすると7時台~8時台といわれます。
この低下著しくなりやすい時間帯でこの数値は優秀過ぎるほどです。
ワイモバイル、昼の速度調査結果
朝のデータに比べれば混雑の影響を若干受けていますが、それでも充分過ぎるほどに速い速度で、問題ありません。
昼12時台は利用集中により10Mbps、更には1Mbpsを割り込む格安SIM会社もあるので比較にならないほど、非常に優秀です。
メール・SNS・WEB閲覧・写真投稿・動画視聴・ゲーム、ほとんどの場面で通信速度の不足は感じないでしょう。
ワイモバイル、夜の速度調査結果
この速度なら通常コンテンツはもちろん、大容量動画でもゲームダウンロードでも問題なく完了できるはずです。
ヘタなWiFiなど問題にならない速度の速さです。
この下り速度は、通常の4G通信だけでは出ない速度で、「キャリア・アグリゲーション」などの高速化技術が反映した、一部エリアで提供中の超高速通信網に接続したものと考えられます。
【半年の平均速度の調査】
半年の速度を見ると2021年6月を境に急激に上がっていますね。
これでは【安定してない回線では?】と疑問も出てきます。
ですが、半年前の40Mbps前後という速度でも、優秀な回線と言えます。
40Mbpsは格安SIMで出たら優秀と言われる速度なので、そこから上げてきたという事は【安定どころかまだよくなる回線】という評価が出来ます。
速い速度を求めるなら、使って損の無い格安SIM会社ですね。
【総評】ワイモバイルの速度は遅いのか?
ワイモバイルは十分に通信速度の速い格安SIMです。遅いということは全くありません。
まったく問題ないという印象で、さすがにキャリアの通信網をそのまま利用できるサブブランドの強みがいかんなく発揮できていると感じました。
実は同じサブブランドでも、KDDIのUQ mobileはMVNO時代から伝統的に「最高速」を追う傾向がありますが、Softbankのワイモバイルの方は「最高速」をあえて抑えたような余裕のある通信環境を提供するイメージでした。
しかし、90Mbps超のデータを見ると、キャリアの底力の違いを見せつけられた感じでした。
ワイモバイルの通信速度の口コミ
- メール・LINE
- ウェブ閲覧
- SNS
- 動画・音楽
- ゲーム
- マップ
- その他
- メール・LINE
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- 動画・音楽
- ゲーム
- マップ
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※一部抜粋
実際のワイモバイルユーザーが、ネットの繋がりやすさや通信速度をどのように評価しているのでしょうか。直近50件のTwitterの書き込みを集計してみました。
- まったく問題なし … 7票
- 超快適、文句なく速い … 13票
- (前サービスと比べ)繋がりやすい … 5票
- (前サービスと比べ)速くなった … 7票
- 時間帯に無関係に速い … 4票
- Softbank回線と同様に速い … 6票
- 動画再生が快適 … 1票
- 場所によって繋がりにくい、遅い場所がある … 7票
言い方の違いこそあれ、 通信速度への評価のほどんどは「繋がりやすい」「速い」といった内容で、レベルの高さを感じさせるものでした。
単純にワイモバイルを評価する声の他、ワイモバイルの前に利用していたサービスとの対比での評価も多く、それが「Softbankと同等」「格安SIMとは全然違う」というものでした。
ユーザー評価をみても、ワイモバイルの通信品質・通信速度はかなり良いことがわかります。
悪い意見の「場所によって」というのは、ワイモバイルの通信の品質ばかりのせいとは言えないかもしれません。
ビルの中でも特に奥まった場所にある店舗では、そのビルが内部アンテナを設置していなければ他社に比べて繋がりが悪く、速度も遅くなります。
この問題はワイモバイルだけに起こるわけではありません。大手キャリアでも場所によって通信状況が悪くなることはありえます。
ワイモバイルの速度制限は1mbps?300kbps?
通信サービスを利用する上で気になるのが「速度制限」ですね。
ワイモバイルでは以下の条件で制限が1Mbpsか300Kbpsにわかれます。
1Mbpsになるパターン | 300kbpsになるパターン |
---|---|
「スマホベーシックプランM・L」を利用の場合 | 「スマホベーシックプランS」を利用の場合 |
「シンプルプランM・L」を利用の場合 | 「シンプルプランS」を利用の場合 |
ちなみに「1Mbps」はメール送受信・SNS・音楽配信・WEB閲覧などであれば、時間帯によっては多少待たされる可能性はありますが、充分に実用的と言えます。
「300Kbps」は上位プランの1Mbpsに比べるとかなり不自由を感じるかもしれません。
とは言え、メール送受信やSNS、音楽ストリーミング等の高速通信を必要としないサービスやコンテンツであれば、充分実用的に使用する事ができます。
ワイモバイルのテザリング速度は遅い?
上記の画像は、ワイモバイルSIMが入ったスマホに、テザリングによって接続したパソコンの通信速度を計測したものですが、下り:47.0Mbpsが記録されています。
高画質での動画やオンラインゲームでも快適に視聴・プレイ可能な速度です。
ワイモバイルの速度とMVNO他社比較
朝の通信速度比較(下り)
昼の通信速度比較(下り)
夜の通信速度比較(下り)
ここではワイモバイルと、他社MVNOの通信速度の比較を行います。
- 回線を借りる系の格安SIM会社はお昼の速度が遅い傾向
- 大手が手掛ける格安SIM会社は安定の傾向
グラフを見て最も特徴的なのは、MVNOである「mineo」等は昼12時台にはガクンと速度が低下していることです。
一方、ワイモバイル、UQ mobile、加えて通信エリアの問題で批判の多い楽天モバイルも含め、
大手キャリアが運営する通信サービスでは、時間帯に関わらず安定した通信速度を記録しています。
格安SIMの代表格のmineoは、昼時では限りなく「0」に近いデータとなっており、この利用集中時の速度低下こそMVNOの弱点であり課題です。
しかし、通信回線を大手キャリアから借りている以上、無限に借り入れ量を増やす事はできませんので、MVNOの通信品質や速度には限界があるのです。
MVNOの速度低下について、「混雑時でなければ充分に快適」と言われることがありますが、「混雑時」というのは、「一番使いたい時間帯」なので、多くのユーザーにとって「使いたい時に使えない」と言う事でもあるのです。
そうした点を見ると、ワイモバイルの通信速度は常時快適と言えます。
ワイモバイルの通信速度が遅いと思った時の対処方と原因
いくらSoftbankの通信網を使えるとはいえ、電波を使ったサービスである以上、常に同じレベルでのサービス提供は不可能です。
状況と条件次第では、例えワイモバイルであっても「遅い」と感じることがあります。
そんな時は以下の対策を行ってみてください。
少し時間をおいてみる
1日の中でも通信速度の低下が起きやすい時間帯があることは前項までで解説しましたが、通信サービス全体ではなく、その時に接続している基地局が一極集中的に混雑しているケースもあります。
特に繁華街の場合には、多くの利用者が短い通信を入れ替わり立ち代わり利用するため、その基地局だけの速度低下が生じるケースもあります。
5~10分程度時間を置くと改善されることがあります。
場所を移動する
移動すると言っても大したことではありません。数メートルでいいので移動してみてください。
自宅内やビルの中にいる場合には、電波を遮る障害物がある場合、ほんの少しの場所移動で著しく電波改善され、速度を回復するケースが少なくありません。
移動する際に大きな建造物などの陰から出ることを意識すると効果的です。
電源・機内モードのON⇔OFFしてみる
徒歩や乗り物での移動した際に起こりがちですが、遠いアンテナ(基地局)に接続したままになっていて、電波が弱いために速度低下が起きる場合があります。
電源や機内モードをON⇔OFFを行う事で、接続先がリセットされ最も近く電波の強い基地局に接続させることができ、通信速度の回復も見込む事ができます。
メンテナンス情報、基地局工事情報などを確認してみる
ワイモバイルのネットーワークのメンテナンスや機器交換等を行っている場合に通信速度低下を起こす場合があります。
また、たまたま利用地域の近くで基地局工事が行われている場合にも速度低下が起こる場合があります。
SoftbankのWEBにてメンテナンス情報、基地局工事情報を確認することが可能です。
データ容量の残量を確認してみる
ありがちな「遅い」理由に、データ容量の使いきりに気づいていないと言う場合があります。
任意で低速を利用できる「低速モード」を提供しているサービスであれば、低速設定を忘れていた…というケースもありますが、
ワイモバイルの場合には任意の低速モードは提供していないので、原因は100%容量の使い切りです。
翌月初までそのまま我慢するか、有償で容量追加購入をすることで改善できます。
ワイモバイルの通信速度まとめ
ここまで見てきたように、 ワイモバイルは、通信品質や通信速度においてほぼSoftbankブランドのサービスと同等の高品質サービス と言う事で、回線を借りて運営される格安SIM会社とは一線を画していることは間違いありません。
大手キャリアであるSoftbankが直接運営する通信サービスである事が最大の特徴です。
料金コストで言えば回線を借りている格安SIM会社の方が良いときもありますが
通信品質・通信速度で通信サービスを選ぶのであれば、ワイモバイルは最良の選択の1つと言えます。
(編集:すまっぴー編集部)
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。