話題の《Zenfone Max Pro(M2)》実機レビュー!!3万円台のおトクすぎる高性能端末登場!
最終更新日:2019年3月15日に発売したZenfone Max Pro(M2)の実機レビュー!高性能なのに3万円台と非常に高いコストパフォーマンスを発揮しています。2019年5月現在、MVNO各社で販売再開しました。心配いりません。今回はきちんと日本国内モデルです!
2019年の3月15日に発売されたZenfone Max Pro(M2)およびZenfone Max(M2)。今回はZenfone Max Pro(M2)を実際に2週間使ってみた感想をレビューしていきます。
ASUSは不具合発覚以前に購入した製品はすべて「返品」または「不具合が解消した製品と交換」するように呼びかけています。すでにお持ちの方は電波法に抵触する可能性があるため、速やかに返品または交換するようにしましょう。
Zenfone Max Pro(M2)はバッテリーモンスター!!
2019年3月15日に発売されたZenfone Maxシリーズの最新機種「Zenfone Max Pro(M2)」を実際に2週間ほど使用したので実機レビューをしていきます!
Zenfone Max Pro(M2)の最大の特徴は何と言ってもバッテリー容量の大きさです。
なんと5,000mAh!実際、フル充電してからどれくらいの電池の減りか試そうと充電せずに2,3日使用したのですが、なかなか減らないので諦めました。また、端子がmicroUSBで最大でも10Wの充電なので、5,000mAh分フル充電するのに時間がかかるのがちょっとわずらわしいと思いました。
なので、充電できるときはできるだけ毎晩充電した方がいいと思います。いざという時は長く利用できるという点だけでも十分大容量バッテリーの恩恵は受けられます。
Zenfone Max Pro(M2)の良いトコロ
- バッテリーの持ちはすごく良い
- 大画面で動画も見やすい
- ゲームもそれなりにプレイできる
- 顔認証が速い
- カメラもキレイに撮れる
- ピュアandroidなので動作が軽い
- 見た目のカッコよさ
- ディスプレイのガラスに傷がつきにくい
Zenfone Max Pro(M2)の微妙なトコロ
- 筐体が大きすぎて扱いにくい
- ポートレートには無理がある
- 独自のUIがないのが逆に無個性に感じる
- microUSBを採用
- Wi-Fiが5.0GHzに非対応
《外観・ディスプレイ》大画面でも少し持ちにくい
開封は以下の動画でレビューしていますのでそちらをご覧ください。
背面は光沢で高級感がある
光沢のある背面のおかげで非常に高級感あふれる筐体となっています。非常に大きいので片手で利用するには慣れが必要です。ピュアAndroidにはZenUIなどにはある片手操作モードはないため、とくに手の小さい人には片手での操作は困難となっています。
ディスプレイはノッチ付きのベゼルレス(狭額縁)となっています。
左側面にはSIMトレイ、右側面には電源ボタンと音量調節ボタンがあります。
上部には何もありません。下部にはイヤホンジャックと充電ポート(microUSB)があります。充電ポートがmicroUSBという点は非常に残念な点です。
付属品は以下に加え保証書とクイックスタートガイドです。
- 本体
- クリアケース
- ZenEar交換用イヤーピース
- ACアダプタ
- ZenEar
- microUSBケーブル
- SIMピン
ディスプレイは大画面
ディスプレイは6.3インチでフルHD+の大画面です。色合いも鮮やかで見やすいです。
YouTubeを全画面にし、拡大状態で視聴するとノッチで動画の一部がきれる製品が多いですが、Zenfone Max Pro(M2)は横画面ではノッチの部分は隠される仕様になっています。(Chomeなどの横画面も同様)
また、ガラスは最新の「Coring® Gorilla® Glass 6」を採用しているため、画面に傷がつきにくいです。上画像は2週間ほど利用した画面です。結構傷がつきそうなものが多いバックパックの中にいれて持ち運んでいましたが、傷一つないです。
HUAWEI nova lite 3と比べると若干Zenfone Max Pro(M2)の方が大きいのがわかりますね。
《パフォーマンス》3万円台では十分すぎる
いくつかのカテゴリに分けて紹介していきます。
SoC(CPU/GPU)
今回、Zenfone Max Pro(M2)に搭載されたSoCは「Snapdragon 660」でオクタコアCPUです。SoCとしてはミドルスペックですが、日常使いとしては十分すぎる性能を備えています。
実際ベンチマークを計測したところ、なんと、「130646」!思った以上に高いスコアが出ました。参考までに、廉価版のZenfone Max (M2)が「103637」、HUAWEI nova lite 3が「128944」なので数値だけ見るとZenfone Max Pro(M2)の方が優れていることになりますね。
RAM/ROM
メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBです。外部ストレージは最大2TBまでのmicroSDカードに対応しています。
バッテリー容量
前述しましたが、Zenfone Max Pro(M2)のバッテリー容量は5,000mAhと大容量です。普通に利用しても2日は持ちます(ゲームをプレイしたり、動画を見たりするとわかりませんが)。
《カメラ》良い部分とそうでもない部分とある
注意!当方カメラに関しての知識は浅いです。
風景画(夜景)は思ったよりきれいに撮れる
※アスペクト比、撮影場所・環境・時間は同じでいずれもAUTO撮影
まずは風景画(夜景)を撮影して、手元のAQUOS R2 Compact SH-M09と比べてみました。良し悪しは好みがあるためふれませんが、AQUOS R2 Compactの方が広角で赤みが少ないのがわかります。Zenfone Max Pro(M2)はピンク色が鮮やかですが、色味はAQUOS R2 Compactの方が目に見えているままの風景に近いと感じます。
対物撮影は補正がすごい
※アスペクト比、撮影場所、環境・時間は同じでいずれもAUTO撮影
続いて、対物撮影をしました。上画像は同じようなレイアウトになるように撮影したので広角云々は抜きにしますね。LEDのデスクライトの下で撮影しましたが、やはりAQUOS R2 Compactの方が現実の色味に近いです。Zenfone Max Pro(M2)は自動補正かより鮮やかに映し出しています。対物に関しては個人的にZenfone Max Pro(M2)の方がうまく撮れている気がします。
インカメラも色鮮やか
恥ずかしいので自撮り画像は載せません。外出先で自撮りしたところAQUOS R2 Compactでは空が白飛びしてしまいましたが、Zenfone Max Pro(M2)では色鮮やかな青空を写すことができました。
ポートレート撮影はイマイチ
デュアルレンズカメラの醍醐味とも言えるポートレート撮影。Zenfone Max Pro(M2)にも深度測定用カメラが2つ目のカメラとして搭載されています。ポートレート撮影を行ってみたところ、撮影時に深度を細かく設定できる点は評価できるのですが、背景のぼかし方がわざとらしいので、正直おすすめはしません。
通常の撮影モードの方がよっぽど自然に撮影できます。
《ゲーム》話題のゲームをプレイしてみました
今、広告などで話題の『黒い砂漠モバイル』をプレイしてみました。「効果品質」「解像度」「テクスチャ―」を《高い》に設定してもZenfone Max Pro(M2)では問題なくプレイできました。SIMフリースマホとしては「Snapdragon 660」は性能が良いチップなのでゲームは問題なさそうです。
『デレステ』をプレイしてみましたが、音ズレもなく快適にプレイできました。(難易度Maxの曲はプレイしていないため、保証はできません)
FPS、TPS系のゲームもサクサクプレイ
『PUBG MOBILE』と『モダンコンバット5』をプレイしました。モダンコンバットは動作こそサクサクでしたが、GPUの問題でグラフィックの粗さが気になりました。
『モダンコンバット 5』は対CPUのゲームなので問題ありませんが、『PUBG MOBILE』のようなゲームはオンライン対戦なので、グラフィックの粗さが命取りになる可能性があります。
《詳細スペック》Zenfone Max(M2)との比較
まだ不具合がないZenfone Max(M2)とスペック比較してみました。
Zenfone Max Pro(M2) | Zenfone Max(M2) | ||
---|---|---|---|
外観 | サイズ | 157.9×75.5×8.5mm | 158.4×76.2×7.7mm |
重さ | 175g | 160g | |
カラー | ミッドナイトブルー コズミックチタニウム | ミッドナイトブラック スペースブルー メテオシルバー | |
ディスプレイ | サイズ | 6.3インチ | 6.3インチ |
解像度 | 2,280×1,080(フルHD+) | 1,520×720(HD+) | |
OS | ピュアAndroid™ 8.1 | ||
CPU | Qualcomm® Snapdragon 660 | Qualcomm® Snapdragon 632 | |
メモリ(RAM) | 4GB | ||
ストレージ(ROM) | 内蔵 | 64GB | 32GB |
外部 | microSDXC 最大2TB | ||
カメラ | メインカメラ | 1,200万画素+500万画素 | 1,300万画素+200万画素 |
インカメラ | 1,300万画素 | 800万画素 | |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,000mAh | |
コネクティビティ | Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
ポート | microUSB | ||
NFC | 〇 | × | |
イヤホンジャック | 〇 | ||
参考小売価格 | 39,050円 | 29,150円 |
ほかにもProのほうはCoring® Gorilla® Glassを採用している点で相違があります。また、Wi-Fiは5.0GHz帯には対応していません。
Zenfone Max Pro(M2)は一日を通して動画やゲームを楽しみたい人向け
Zenfone Max Pro(M2)は「十分すぎるバッテリーの持ち」が売りでありながら、ゲームもそれなりにゲームもできます。さらに大画面ということもあって動画の迫力が違います。なので1日バッテリーを気にすることなくゲームや動画を楽しみたい人にはおすすめの機種です。
ピュアAndroidで自分だけのAndroidを作っていきたい人にもおすすめです。逆に、最初からいろいろアプリを入れておいて欲しい人には標準搭載アプリが少なすぎて物足りなく感じるかもしれせん。思った以上に最初はシンプルです。
また、ずば抜けたカメラ性能や圧倒的なゲームの快適さを求めている人には性能が不十分なので、そういった性能をお求めの方にもおすすめはしません。
良く言うとオールマイティ、悪くいうと無難なZenfoneシリーズ最新のZenfone Max Pro(M2)の実機レビューでした。
Zenfone Max Pro(M2)を購入できるMVNO一覧
会社名 | 販売価格 | 分割時 | 格安SIM価格 | 申し込み |
---|---|---|---|---|
42,680円 | 1,955円 | 528円/月〜 | 公式をチェック |
SIMフリースマホ歴6年でPCやスマホなどのデバイス好き。国内向けに販売されていない端末にも割と詳しく、2011年から脱キャリアしたので絶賛キャリアフリー生活推奨中。「新しいものはとりあえず触ってみる」がモットーです。