価格コム(価格.com)で格安スマホを買うのは得なの?損なの?
最終更新日:価格コムで格安スマホを買うのは得なのか損なのかを徹底検証。価格コムからの格安スマホを買うと高額キャッシュバックが受けられるのが魅力です。しかし、公式キャンペーンが受けられない、キャッシュバックの受け取り方が面倒などデメリットもあるので注意が必要です。
格安スマホをネットで調べると、「価格コム(価格.com)」というサイトがよく出てきます。
「価格コム」では「価格コム限定キャンペーン」という、格安スマホ会社の公式キャンペーンとは別の独自のキャンペーンを展開しています。
価格コム限定キャンペーンとは、価格コム経由で格安スマホを買うとキャッシュバックでお金が戻ってくるというキャンペーンです。
格安スマホを買ってお金も戻ってくるなら、格安スマホ会社で契約するより価格コムで契約したほうがお得なのではないでしょうか?
今回は「価格コム」でスマホを買うと得をするのか、それとも損をしてしまうのかをご紹介します。
価格コムで格安スマホを買うと得すること
まずは価格コムで格安スマホを買うと得することをご紹介します。
一番は価格コム限定キャンペーンですが、このキャンペーンで一体どのくらいキャッシュバックされるのでしょうか。
価格コム限定キャンペーンで18,150円も返ってくる!
価格コムが独自に展開している価格コム限定キャンペーンでは、プランによって違いはありますが、10,000円ほどキャッシュバックされる場合が多いです。
例えば楽天モバイルの arrows M03 というスマホを音声通話SIMの3.1GBプランで価格コム経由で買った場合、11,000円キャッシュバックされます(2017年1月現在)。
HUAWEI P9 lite というスマホで音声通話SIMの3.1GBプランの場合は、18,150円キャッシュバックされます(2017年1月現在)。
格安スマホを買って使っているだけでこれだけの額のキャッシュバックがあるのは、とても魅力的です。
価格コムで格安スマホを買うと限定キャンペーンで10,000円ほど返ってくるなら、格安スマホ会社の公式サイトで買うより魅力的に思えます。
ですが、価格コムでは格安SIM会社が公式で展開している一部のキャンペーンを受けることができません。
価格コム経由だと公式キャンペーンが受けられない
価格コムで格安スマホを買ってしまうと、格安スマホ会社の公式キャンペーンを受けることができない場合があります。
楽天モバイルのSIMフリースマホセットを購入した場合で説明します。
楽天モバイルでは現在端末費用の割引を行っています。
通常端末費用は arrows M03 という機種の場合、24回の分割払いで1,623円です。
これは価格コムも同じです。
しかし楽天モバイル公式キャンペーンでは、24回の分割払いで1,128円になります(2017年1月現在)。
このキャンペーンは公式サイトか店舗販売でのみ適用されるので、価格コムではこの料金にはなりません。
24か月間の差額は10880円となっており、得する金額は変わりません。
公式サイトで激安キャンペーン中の端末はセットで買えない
また、楽天モバイルは常にSIMフリースマホを割引価格で販売しています。
しかし、価格コム経由ではこれらの端末を買うことができません。
最新の人気端末がほしい場合はキャッシュバックを狙うのもよいですが、月額料金を抑えるのであれば公式サイトからキャンペーン中の端末を買ったほうがお得です。
もちろん価格コムで買っても受けることができるキャンペーンもありますが、すべて受けることはできない点には注意しましょう。
格安スマホ会社の公式サイトや公式ショップで買うことが条件であるキャンペーンは、価格コムで買ってしまうと受けることができないので損してしまいます。
価格コムで格安スマホを買うならSIMカードのみに
価格コムで格安スマホを買う場合は、スマホ端末は買わずに格安SIMのみ購入することをおすすめします。
価格コムでSIMカードのみを買った場合は、公式で買った場合と料金は同じです。
楽天モバイルの例で説明します。
音声通話機能付きの3.1GBプランで月額1,900円です。
5分電話かけ放題プランを付けても月額2,910円になります。
そして、7ヶ月使い続けると7,000円キャッシュバックが受けられます。
公式で買った場合はキャッシュバックがないので、SIMカードのみの購入であれば価格コムのほうがおすすめです。
価格コム限定キャンペーンのキャッシュバックは条件が厳しい
価格コム限定キャンペーンでキャッシュバックを受けるには、ほとんどが利用期間の制約を設けています。
例えば、楽天モバイルはSIMフリースマホセットの場合、開通した月を1ヶ月目として12ヶ月目の下旬にキャッシュバックを行います。
なので、12ヶ月経たない間に解約してしまったらキャッシュバックは受け取ることができなくなってしまいます。
また、キャッシュバックはメールで通知されることが多いのですが、メールが届いてから30日以内に受け取り口座を登録しなかった場合は対象外になってしまいます。
受け取り口座を登録すると「手続き完了」のメールが届きますが、そのメールが届く前にメールアドレスを変更してしまっても対象外になります。
利用期間の制約や手続きが厳しいのが難点と言えます。
多少受取額は低いが公式のキャンペーンなら確実に受け取れる
キャッシュバックの受け取りに自信がない人は、あえて公式サイトから申し込むのも一つです。
楽天モバイルのSIMカードを価格コム経由で購入するとキャッシュバックが受けられますが、
公式サイトからでも5分以内かけ放題付きで申し込めば楽天ポイントが5,000ポイント受け取れます。
楽天ポイントは楽天モバイルの支払いにも利用できるため現金と変わりません。
2,000円の差額はありますが、受け取りの手間を考えるなら確実にもらえる5,000ポイントという選択肢もあるでしょう。
価格コム経由では買えない格安SIM
価格コムは、通信事業者が価格コムに契約して初めてサイトに載るようになります。
そのため、契約していない会社は価格コムには出てきません。
格安SIMのみの場合はほとんどの会社が契約していますが、格安SIMとSIMフリースマホのセットのプランの場合、契約していない会社もあります。
などが挙げられます。
これらの会社を検討している場合は、公式サイトにアクセスして購入するしかありません。
価格コムに載っている会社がすべてではないので、注意が必要です。
SIMフリースマホセットは公式で、格安SIMは価格コムで
SIMフリースマホと格安SIMのセットを購入する場合は、価格コムのみで決めずに公式サイトを一度見て、端末費用割引などのキャンペーンがないか確認することが重要です。
価格コムのキャッシュバックは確かに魅力的ですが、それだけで判断すると損してしまうこともあります。
格安SIMのみの購入であれば、値段が同じなのでキャッシュバックをうまく利用してお得に格安SIMを手に入れることができます。
また、場合によっては価格コムに載っていない会社もあるので、自分にあった格安SIM、格安スマホを購入するためにも価格コムだけで決めないようにしましょう。
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。