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楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V)の格安SIM、4ヶ月間の通信速度のレビュー!

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楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V)の格安SIM、4ヶ月間の通信速度のレビュー!

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」を4ヶ月間利用したので、通信速度や使い心地についてまとめました。残念ながら5G通信はエリア外のため利用できませんでした。4G LTE通信はMNOとして十分な通信速度が出ており、スムーズに利用できました。

2020年8月に契約した楽天モバイルUN-LIMIT Vですが、契約してから4ヶ月を迎えたタイミングで、UN-LIMITの使い勝手や通信品質や速度などについてまとめました。

今回利用したRakuten UN-LIMIT VはiPhoneの副回線としてeSIMでインストールされています。

楽天モバイルはWEB申し込み限定のポイントプレゼントやAndroidスマホのポイント還元などかなりの大盤振る舞いの上に、契約から1年間はプラン料金が無料で利用できます。

2020年8月に契約した際はの支出は3,300円の初期費用と2万2,000円の端末代金、合計25,300円の契約時の支出でした。 対して、10/31に付与されたポイントは「紹介ポイント」も含めて31,300ポイントでした。差し引き6,000円も付与されたポイントが多い計算になります。

また、旧プランのRakuten UN-LIMITはUN-LIMIT Vにバージョンアップしており、オプションを追加しなくても「5G」通信を利用できるようになっています。 ただし、5G対応地域はかなり限定的であるため、当分利用機会はないでしょう。

そんなRakuten UN-LIMIT Vですが、いくら料金が安くても通信の質が悪ければ無料期間だけの利用になってしまいます。

実際、楽天の圏外エリアをカバーするパートナー回線エリア(au回線)が相次いで狭まっており、都内在住のユーザーを中心に「使えない」という声も挙がっています。

今回は、Rakuten UN-LIMIT Vの通信について解説します。

Rakuten UN-LIMIT Vの通信エリア

通信事業を開始したばかりの頃の楽天モバイルは、自社通信網だけでは全国をカバーできず、パートナーエリアのau回線によってカバーされてきました。

au回線は、800Hz帯のいわゆる「プラチナバンド」を保有しており、ビルの狭間や建物内などの電波の届きにくい場所へも回り込みやすい800Hz帯のメリットを活かし、広いサービスエリアを誇っています。 プラチナバンドによってカバーされることで、楽天UN-LIMITのユーザーも不足のない通信エリアを利用する事ができました。

しかし、楽天モバイルとauの間には、「楽天モバイルの人口カバー率が70%を超えた地域はローミングを終了する」という取り決めがあり、70%に近付いている東京・大阪などの首都圏・大都市圏を中心に、徐々にau通信網によるサポートが終了され始めています。

これまでも、au回線に繋がりにくい等の声はありました。これは、楽天モバイル圏外はau通信網がカバーするといっても、楽天ユーザーが利用できるのは全てのau通信網の周波数帯ではなく、「Band18」のみであるためです。ここへきて大都市部において、その「Band18」へのローミングが終了されている訳です。

au通信網のカバーが終了したとしても、楽天モバイル通信網がカバーしきれる訳ではありません。 楽天通信網の拡大を待たなければならない、つまり圏外になってしまうエリアが増えてしまっているのが実情です。

地方よりも大都市圏で圏外になるケースが増えている

「圏外になるのは大都市圏より地方に多い」「通信エリアは徐々に拡大するもの」と認識されている方も多いでしょう。

しかし、今回の楽天モバイルのケースでは、楽天モバイルの人口カバー率が上昇してきた首都圏・大都市圏でau通信網によるカバーが終了しているため、「大都市圏で圏外が増えている」という状況です。

大都市では、これまで利用できていたエリアで圏外になるなど、「徐々に拡大するはず」のエリアが逆に縮小したように感じるユーザーも多いようです。

エリアマップによれば、楽天通信網は急速に拡大している

「au通信網でのカバーが終了し、圏外となった場所がある」という報道を見て、実際にエリアマップでその場所を確認しましたところ、au通信網のカバーが終了したにも関わらず、楽天通信網では未だ圏外という場所が何か所かありました。

そういった地域では、前項の「エリアが狭まるなんて!」「大都市圏なのに圏外になるなんて!」といった不満が出やすいものと考えられます。

一方で、au通信網のカバーが終了した場所を楽天通信網で埋めている地域もありました。その後も同じ場所をチェックしてみると、かなりの速度で楽天モバイルエリアが拡大していました。

本来であればau回線のカバー終了時点で楽天エリアが拡充していなければならないところ、1年間無料特典や、auに支払うローミング料金などの要因によって、まだ楽天エリアがカバーし切れていない場所でもローミングが終了しているのかもしれません。

楽天モバイルのインフォメーションでは「2021年3月までに大幅なエリア拡大が実施される」と発表されていますので、実際にどこまで実用的なエリアが拡大するのか注目されます。

楽天モバイルUN-LIMIT Vの使い勝手は?

Rakuten UN-LIMIT Vの通信エリア内の自宅(川崎市郊外)で実際の使い心地を確認してみました。

南西向きのリビングでは電波3~4本、東側の書斎では電波1本という状況で、エリア内とは言え、不自由なく利用できる環境と言う訳ではありませんでした。 楽天回線を利用したければ、リビングに移動する必要があるといった状況です。

リビングでは問題なく通信でき、電波の状態は常に安定しています。

また、周辺の駅や繁華街などでも楽天回線エリア内に該当しており、アプリで確認しても、auのローミングによる高速データ通信容量はほとんど消費されませんでした。

楽天モバイルUN-LIMIT Vの通信速度を計測

楽天モバイルUN-LIMIT Vの通信速度を実際に計測してみました。

  • 計測日:2020年12月20日(日)~ 同21日(月)
  • 計測時刻:以下の通信速度が低下しやすい時間帯に計測しています。
    7:00~8:00台(朝の通勤通学時間帯) / 12:00台(1日の中で最も通信が集中して速度低下を起こしやすい時間帯)/17:00~18:00台(夕方の通勤通学時間帯)/22:00台(夜間の通信集中時間帯)
  • 計測場所:神奈川県川崎市(自宅)
  • 使用端末:iPhone 12 Pro MAX UN-LIMITは副回線にeSIMでインストール
  • 下り平均速度:49.7Mbps、上り平均速度:9.68Mbps 計測は3日間に集中して実施しました。

12月20日は日曜日で休日の通信速度、21~22日は平日の通信速度を計測しています。

朝夕の通勤通学時間帯、昼12時台、夜22時台に計測しており、1日の中でも通信が集中して通信速度が低下しやすい時間帯の計測値となっています。

これ以外の時間帯は、混雑が緩和されることから、このデータよりも速めの速度になると考えてよいと思います。

こちらは、12月20日(日)~12月21日(月)の計測結果です。

電波状態のよい場所で測定したところ、通信速度は良好で全ての計測で下り30Mbpsを上回っていました。 平均値でも49.7Mbpsと50Mbpsに迫る数値をたたき出しており、4G LTEとしては快適な通信速度です。

上りの速度も平均で9.68Mbpsと充分に速い速度がでています。

体感的にもスピード感は充分でした。例えば、コンビニのレジ前でQRコード決済アプリを立ち上げても、間髪おかずに立ち上がり支払いを済ませる事ができるので、順番待ちの人の鋭い視線を気にすることはまずありません。

エリアに関しては少々問題の多いRakuten UN-LIMIT Vですが、自社エリア内での通信速度に関しては、さすがMNOというレベルで、MVNOとは一線を画しています。

速度には定評のある UQモバイルと同等の通信速度

上記はUQモバイルの通信速度の実測値です。

UQモバイルは通信速度に定評があるため、常に良好な高速通信である事はもちろん、首都圏を中心に展開している超高速エリアに入った場合には、100Mbpsもの通信速度を実現しています。

最高速度においては、楽天モバイルUN-LIMIT Vの方が若干遅いように感じますが、逆に、最低速度に関してはUN-LIMIT Vの方が良好な数値を残しています。

とは言え、動画ダウンロードなど通信速度が必要になる場面を除き、通常使用の範囲では人間は10~20Mbpsの速度差を体感できません。つまり、UQモバイルとRakuten UN-LIMIT Vは実用上でほとんど同等の通信速度と見て良いと思います。

通信速度計測の落とし穴

通信速度は、通信サービスの性能を計る分かりやすい「指標」です。

通信サービスは、文字通り「良好な通信」を得るために契約するものですので、通信速度が遅いことは、通信サービスの基本性能がよろしくないと考えて良いと思います。

しかし、通信速度を計測して通信サービスの比較をする際は単なる「数値比較」に陥りやすいので注意が必要です。

例えば、下り20Gbps出ているA社のサービスに対して、25Mbps出ているB社のサービスの方が「良い」「優れている」と言うのは、あまり意味がありません。 本文中にも記したように、人間はある程度以上の速度での10~20Mbpsの差を体感できないためです。

動画のダウンロードのように、ファイルを何秒かかってダウンロードできたか…といった数値で結果が出るものは、実行速度がモノを言います。 一方で「WEB閲覧時のサクサク感」等と言った主観的な比較は、実際の速度差を体感できない人間の主観をベースにしても意味がないのです。

通信速度は、通信サービスの基本性能を数値で「見える化」できる分かりやすい指標ですが、あまり、細かな数字比べをしても意味がないことは理解しておくべきです。

楽天モバイルのデータ通信の仕様

通信制限時は1Mbps

楽天モバイルは高速モードをオフにしたりデータ容量を使い切ると通信速度が最大1Mbpsになります。

最大1Mbpsという通信速度はブラウザや地図アプリも問題なく使える速度です。

快適に利用できる通信速度の目安

快適に利用できる通信速度は用途によって異なります。

LINEやメールは100Kbps、ネットは200Kbps~500Kbpsあれば問題なく利用できます。 YouTubeは中画質で0.5~1Mbps、高画質で2Mbpsあれば快適に閲覧できます。 4MbpsあればHD動画を止まらず再生したり、 Webページも数秒で表示されます。

高速通信の切り替えはアプリから可能

楽天モバイルはアプリから高速通信の切り替えができます。高速モードをオフにするとデータ容量の消費が止まり、速度制限時の通信速度になります。

使いたい時だけ高速モードに切り替えればデータ容量の節約が可能です。

Rakuten UN-LIMIT Vの通信速度まとめ

今回、Rakuten UN-LIMIT Vの実行速度を計測してみたところMNOらしい高速通信を安定的に提供できていると感じました。

残念ながら、5G通信は体験できませんでしたが、実用性の面で言えば、まだまだ4G LTE通信が中心になるはずですので、その点で楽天モバイルUN-LIMIT Vにはまったく問題はありませんでした。

問題は、今後のエリア拡大の速度感ではないかと思います。 NTTドコモをはじめ、他社キャリアが次々に新プランを打ち出す中で、同じサービスレベルであるなら「4G/5G」「通信し放題」「通話し放題」のRakuten UN-LIMIT Vは充分に戦えます。 エリアにおいて大きく差がついている現状では、2021年3月のキャリア各社の新プラン開始までに、どこまでエリアを拡充できるかにかかっていると言えるでしょう。

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(編集:すまっぴー編集部)
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