Google Pixel3aを10日間使って分かった良いところと悪いところを徹底レビュー!【動画あり】
最終更新日:2019年5月17日に発売された、Google Pixel3aを10日間利用してレビューしました!Pixel3aはコストパフォーマンスが高く、カメラが非常に綺麗なスマートフォンです。最新の3Dゲームをガンガンプレイするには向きませんが、それ以外の使い方でストレスを感じる場面は全くありません。キャリアの端末が実質値上がりする中、低価格で帰る点はポイントが高いです。
Pixel3aを10日間使って分かった良いところと悪いところまとめ
画面サイズ | 5.6インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB |
メモリ | 4GB |
OS | Android 9 |
カラー |
良いところ
- Pixel3と同じものを使っているカメラは抜群に綺麗
- 45,000円の端末とは思えないサクサク感
- iPhoneからでもデータ移行がかんたん
- おサイフケータイ搭載
ここはいまいち
- CPUはミドルスペック。3Dゲームをやりこむには不向き
- デュアルSIMには非対応
- Pixel独自の機能は使い道なし
10日間つかってわかった良いところ、悪いところを動画で紹介
Pixel3aはPixelの廉価版ミドルスペック端末
Pixel3aはPixel3の廉価版として発売されました。
販売価格はPixel3が税込95,000円に対して、Pixel3aは53,460円とほぼ半額です。
もちろん、スペックはPixel3のほうが高いのですが、バッテリー容量が大きくなっていたりイヤホンジャックが搭載されているなど使いやすくなっている点もあります。
Pixel3aのスペック表
発売日 | 2019/05/16 |
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参考小売価格 | 51,480円 |
ディスプレイ | 5.6インチ FHD+ディスプレイ(有機ELディスプレイ) |
本体サイズ | 151.3×70.1×8.2mm |
重さ | 147g |
カラー | ・Clearly White ・Just Black ・Purple-ish |
リアカメラ | 1,220万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
初期OS | Android 9 Pie |
独自UI | - |
SoC(CPU) | Snapdragon 670 オクタコアCPU(2.0GHz+1.7GHz) |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ(ROM) | 64GB |
Bluetooth | 5.0 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
測位方式 | GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou, QZSS |
端子 | USB Type-C |
防水/防塵性能 | - |
指紋認証/顔認証 | 〇/〇 |
NFC | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ/フルセグ | -/- |
イヤホンジャック | 〇 |
外部メモリ | - |
SIMカード | nanoSIM |
通信方式 | LTE:Band 1/2/3/4/5/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/41 3G:Band 1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
センサー | Active Edge, 近接、周囲光、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、Pixel Imprint(指紋認証)、気圧計、Androidセンサーハブ、接触 |
5G | × |
eSIM | × |
特徴 | ・握って操作「Active Edge」 ・Pixel 3レベルのカメラ性能 ・3年間のOSアップデート保証 |
Antutuベンチマークスコアは146,913点!
スマホのベンチマークアプリ、「Antutu」を利用してスコアを測定したところ146,913点でした。
SIMフリースマホで比較するとHUAWEI P20 liteやZenfone5よりも高い数値となっています。
Pixel3aのAntutuベンチマークスコア
実際の利用はサクサク快適!全く問題なし
Pixel3と比べるとスペックは劣るといいましたが、使い心地が悪いというわけではありません。
最近のスマートフォンはハイスペック化が進みすぎていて、メールやLINE、ウェブ閲覧に使っていてもスペックを十分には発揮できません。
Pixel3aを10日間使用して、動作に関して不満の点は全くありませんでした。
もしかすると、「Androidはカクカクで使えない」「アプリが急に落ちる」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それは10年前のイメージです。
最近のAndroidはよっぽど低価格なモデルを除けば、十分快適に使用できます。
バッテリーの持ちは標準程度!1日でなくなるということはなし
バッテリーサイズは3,000mhAで最近のスマートフォンの中では標準サイズです。
実際に使っていても、1日でバッテリーがなくなるということはありません。 ある程度バッテリーが減ると推定のバッテリー切れの時間を教えてくれるのはありがたいです。
OSはピュアAndroid9.0搭載!いつものAndroidと違うが使いやすい
Pixel3aはAndroid9.0が搭載されています。Googleから発売されている端末だけあり、ピュアAndroidなので、不要なアプリなどは入っておらず使いやすいです。
(私はSIMフリー版を購入しましたので不要アプリ入っていませんでしたが、キャリアで購入の場合は入っていると思います...。)
これまでのAndroidと違いメニュー・マルチタスクボタン(□のボタン)がなくなりました。
代わりにメニュー部分を上スワイプすることでマルチタスク画面に移行できます。
個人的にはより直感的な操作になり、使いやすくなったと感じています。
サイズは程よく、軽くて使いやすい!電源ボタンはちょいダサい
Pixel3aは軽くて使いやすいというのが最初の印象です。重さはわずか147gしかなく、iPhoneXSの177gと比較しても15%以上軽いです。
151.3×70.1×8.2mmのサイズも手になじみやすく、扱いやすいです。
軽さの理由は外装のデザインが大きく、ポリカーボネートが大半を占めています。ポリカーボネートを使用した外装は軽いだけでなく、指紋が付きにくいのも大きなメリットです。
ただ、ガラス製の外装を採用した端末と比較すると、高級感はあまり出ません。
Pixel3aもカラフルな電源ボタンもあり、ポップな感じです。一部素材の切り替えなどがあることで安っぽくは感じません。
一番のおすすめポイントはAIカメラ!自然できれいな写真が撮れる
カメラはPixel3aの中で最もおすすめしたいポイントです。
Pixel3aのカメラスペックは1,220万画素のシングルカメラでF値は1.8です。スペックだけを見れば他の同価格帯スマホと比較して優れているわけではありません。
(たとえばHUAWEI nova3は1,600万画素と2,400万画素のダブルレンズでF値は1.8です。)
一方で、Pixel3aは写真撮影時に使用するソフトウェア性能が非常に高いです。
夜景モードを利用すればかなり暗いところでもくっきりとした写真がとれます。色合いも自然な感じで見たままの風景や景色がきれいに残せます。ポートレートモードも秀逸で、ピントが合った部分は高画質にそれ以外の部分はナチュラルなボケ感は秀逸です。
Pixel3aで撮影した写真
※とったそのままをアップすると画像サイズが大きくなりすぎるため、ウェブの画面上ではわからない程度に画像圧縮しています。
普通に撮影
夜景モードで撮影
ポートレートモードで撮影
カメラ以外のPixel3のおすすめポイント
iPhoneからもデータ移行がかんたん
Pixel3には同梱でUSB-CケーブルとUSB-Cへの変換アダプターが付属しています。
このケーブルもしくはアダプタを利用すれば、現在使っている端末から連絡先やインストール済みアプリの情報を移行できます。
移行もかんたんで、初期のセットアップ時に指示に従うだけで情報の移行は10分程度で終わります(情報移行後にアプリダウンロードが始まるので、WiFi環境推奨)。
このデータ移行昨日の嬉しいところはiPhoneからのデータ移行にも対応している点です。
iPhoneからAndroidへのデータ移行は専用アプリを利用するなどひと手間必要でしたが、Pixel3aなら手間なくデータ移行できます。
おサイフケータイ搭載
Pixel3aはおサイフケータイ搭載端末です。モバイルSUICAやiDなど様々な電子決済に対応しています。
ヘビーに使っている知人は「おサイフケータイがないスマホは考えられない」と言っています。私自身ははおサイフケータイを使っていないので、便利さはいまいち実感はありません。ただ口ぶりからすると、相当便利なんだろうなと思います。
超ハイスペックが求められる3Dゲームには向かないので注意が必要!
Pixel3aは優秀な端末ですが、SoCはSnapdragon670というミドルスペック向けのチップが搭載されています。
ほとんどのアプリで問題になる事はありませんが、最新の3Dゲームなどを快適にプレイするには若干パワー不足です。
最近PUBG mobileにはまっているのですが、画質設定とフレーム設定を高くすると動作が重いと感じました。現在は画質設定「スムーズ(最低画質)」、フレームレート設定「ウルトラ」でプレイしています。
ハイスペック端末では画質設定「スムーズ(最低画質)」にすると、フレームレート設定は「極限」が選択できるのですが、Pixel3aはスペック不足で選択肢が出てきません。 (ちなみにPUBG mobileはiPhoneXSでも最高設定でプレイできないといわれています。)
スペック面で心配なのはあくまで3Dゲームのみで、いわゆるソーシャルゲームやポケモンGOなどのゲームをプレイする分には全く問題ありません。
SoC以外のPixel3aのデメリット
DSDVやDSDSなどデュアルSIMには非対応
海外製のSIMフリースマホでは多くなっている、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)やDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)といった、SIMカードを2枚使用する機能は利用できません。
私は前回利用していた端末(Zenfone5)では、仕事用の回線とプライベート回線としてDSDSを便利に使っていました。
Pixelに変更してからは、仕事用スマホとプライベート用スマホの2台持ちです。
デュアルSIMが必要な人は少ないかもしれませんが、個人的には一番不便に感じているポイントです。
Pixelシリーズのみの独自機能はあまり使い道なし
悪いところというわけではありませんが、端末を握ってGoogleアシスタントを起動できる「ActiveEdge」やアプリの使用時間を制限できる「Digital Wellbeing」などいろいろな機能が搭載されていますが、私はほとんど使っていません。
次世代Pixelなどを見据えた機能だとは思うので、そんなに期待しないほうがよいでしょう。
キャリアの機種変更の候補としてもおすすめ!
Pixel3aは非常にコストパフォーマンスが高い端末です。
大手キャリアは2019年6月から、iPhoneやGalaxyなどハイスペック端末が実質的に値上がりします。
Pixel3aであれば、iPhoneやGalaxyよりも大幅に安く買うことができるうえ、十二分に使える端末なので検討してみてはいかがでしょうか。
画面サイズ | 5.6インチ |
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ストレージ | 64GB |
メモリ | 4GB |
OS | Android 9 |
カラー |
会社名 | 販売価格 | 分割時 | 格安SIM価格 | 申し込み |
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62,832円 | 1,309円 | 4378円/月〜 | 公式をチェック |
すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。