ソフトバンク回線でSIMフリースマホは使えるの?ギモンを解決!
最終更新日:ソフトバンク回線を利用している方でSIMフリースマホの購入を検討している方必見!ソフトバンク回線でSIMフリースマホは使えます!注意点や使える端末も紹介しています。ソフトバンク回線で使えるSIMフリースマホに関するギモンを一緒に解決しましょう。
ソフトバンク回線で使えるSIMフリースマホは少ない?
結論からいうと、少ないということはありません。
ただ、ソフトバンク回線の格安SIMを提供しているMVNOがソフトバンク回線での動作確認済み端末を積極的に公開していないため、不明な端末が多いというだけです。
一方、iPhoneを利用できると謳っているMVNOは多いため、今回はiPhoneに関してはあえて紹介はしません。ちなみに、iPhone 4S以前の機種は利用できない可能性が高いので、注意してください。
SIMフリースマホでもソフトバンクのSIMは利用できない?
近年では多くのSIMフリースマホが販売され、消費者としても使用できる機種の選択肢が増え、非常に良い方向へと向かっているように思えます。
大手キャリア利用者でも、端末代金を払い終わった方がSIMフリースマホを購入し利用する例も見られます。
しかし、ソフトバンク利用者がSIMフリースマホを利用するときにいくつか気を付ける点があるので、紹介します。
ソフトバンクのAndroidを利用している人は特に注意
ソフトバンクのiPhoneに挿されているSIMカードの場合は、ほかのSIMフリースマホに挿した後に、ソフトバンクのAPN(アクセスポイント名)設定をすることで利用できるようになります。
《iPhoneのSIMカードをAndroidに挿す場合のAPN設定》
APN(アクセスポイント名) | jpspir |
---|---|
ユーザー名 | sirobit |
パスワード | amstkoi |
一方で、ソフトバンクのAndroidスマホに挿されているSIMカードをほかのSIMフリースマホに挿して利用することはできません。
この場合はソフトバンクへ行き、SIMカードをUSIMカードに交換する必要がありますが、USIMカードに交換すると機種変更扱いになり、SIMカード交換手数料3,564円が発生します。
つまるところ、ソフトバンクの契約を維持したままSIMフリースマホに機種変更するのは結構面倒なものです。なので、増加傾向にあるソフトバンク回線の格安SIMを活用すると良いですよ。
近年増えているソフトバンク回線の格安SIM
以前までは音声通話が利用できる格安SIMがほぼ皆無だったソフトバンク回線の格安SIMも、最近では増加傾向にあります。
以下の7社では、ソフトバンク回線で音声通話SIMを利用できます。
また、MVNOとは違いますがソフトバンクのサブブランドのY!mobile(ワイモバイル)や、データ専用SIM限定ですがU-mobileとロケットモバイルもあります。
一部のソフトバンク回線はiPhoneしか使えない
QTモバイル(Sタイプ)やU-mobile S・b-mobileの990 JUST FITのソフトバンク回線は、動作確認済み端末をiPhone 5以降のiPhoneシリーズのみとしています。
ロケットモバイルやスマモバ、nuroモバイルは回線ごとの動作確認済み端末を公開していないため、確実に利用できる保証はありません。
LINEモバイルはiPhoneだけでなく、Androidの動作確認も回線ごとに公開しているため、安心して申し込めますね。
端末セットで購入する方法が最も確実です。どうしてもSIMフリースマホを自身で用意したい場合は、ソフトバンク回線のMVNOで取り扱っているスマホを用意するようにしましょう。
取り扱いがないスマホを使用したいという方は対応しているバンドを確認しましょう。
バンドとは?
モバイル専用のインターネット回線はキャリアごとに異なった周波数帯を利用しているのですが、その周波数帯のことを「バンド」と呼びます。
ソフトバンク回線のバンド
ソフトバンクの対応バンドはモバイル専用のLTE回線は以下の通りです。
※赤字は必須のバンド
- B1~3キャリアが持っている必須のバンド
- B3~ソフトバンクの主要バンド
- B8~ソフトバンクのプラチナバンド
- B11
- B28~都市部専用のプラチナバンド
B1,B3は必須バンドです。B8はプラチナバンドなので地方に在住の方は対応している方が好ましいです。
代表的なSIMフリースマホを調査しました
- HUAWEI(ファーウェイ)
- ASUS(エイスース)
- SHARP
数あるSIMフリースマホの中でも人気メーカーの対応バンドを調べました。
HUAWEI
HUAWEIは多くのシリーズを輩出し、いまやSIMフリースマホ市場では一番人気のメーカーです。
Mateシリーズ | 最新技術搭載のガジェット好き向けのモデル |
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novaシリーズ | 誰でも手にしやすい低価格モデル |
Pシリーズ | 洗練されたデザインのおしゃれな人向けのモデル |
上表のシリーズにはliteがつくものがあり、liteは各シリーズのコンセプトを保ちつつ性能を抑えて低価格にしたモデルとなっています。
確認したところ、2018年に発売されたHUAWEIのSIMフリースマホはソフトバンク回線のバンドに対応しています。
HUAWEI P20 lite
画面サイズ | 5.84インチ |
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ストレージ | 32GB |
メモリ | 4GB |
OS | Android 8.0 |
カラー |
No.1のコスパ機種。2018年から爆発的に増えたベゼルレスデザインを採用し、デュアルレンズカメラも備えて3万円前後です。
LTEの対応バンド | B1/3/5/7/8/18/19/26/28 |
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HUAWEI P20 liteの取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはmineoとLINEモバイルです。
HUAWEI nova 3
画面サイズ | 6.3インチ |
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ストレージ | 128GB |
メモリ | 4GB |
OS | Android8.1 |
カラー |
フロントカメラがデュアルレンズのセルフィー向け機種。GPUブーストで3Dゲームも快適です。
LTEの対応バンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28 |
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HUAWEI nova 3の取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはmineoのみです。
HUAWEI Mate 20 Pro
画面サイズ | 6.39インチ |
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ストレージ | 128GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 9.0 |
カラー |
トリプルカメラに、ワイヤレス給電、イン・スクリーン指紋認証など最新技術盛りだくさん!
LTEの対応バンド | 1/2/3/4/5/6/7/8/9/12//17/18/19/20/26/28/32 |
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HUAWEI Mate 20 Proの取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはmineoのみです。
ASUS
ASUSはZenfoneシリーズで古参のファンが多く、ZenUIの虜となった人はほかのメーカーのスマホには戻れない程です。
厳密ではありませんが、Zenfoneにも一応名前ごとのコンセプトがあります。
- ナンバリング(3や4など)~シリーズの正当後継機でバランスが良い
- Maxシリーズ~大容量バッテリーが売りの機種
主に上記2シリーズですが、ほかにもLive,Selfie,Zoom,Laser,Go,Ultra,ARなどの派生した機種があります。
Zenfone 5
画面サイズ | 6.2インチ |
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ストレージ | 64GB |
メモリ | 6GB |
OS | Android 8.0 |
カラー |
Zenfone 5はZenfoneシリーズとしては初のベゼルレスデザインを採用し、画面占有率90%の大画面スマホとなりました。
LTEの対応バンド | B1/2/3/5/7/8/18/19/28 |
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Zenfone 5の取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはmineoとnuroモバイル、LINEモバイルです。
Zenfone Max(M1)
画面サイズ | 5.5インチ |
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ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
OS | Android 8.0 |
カラー |
4,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、一日以上バッテリーが持つ低価格モデルです。コンパクトサイズなので女性にもおすすめです。
LTEの対応バンド | B1/3/5/7/8/18/19/26/28 |
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Zenfone Max(M1)の取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはmineoのみです。
SHARP
SHARPのAQUOSブランドからはスマートフォンも発売されています。キャリアからも多く発売されているので知っている方も多いでしょう。
SIMフリー版のAQUOSは、senseシリーズとRシリーズを展開しています。
senseシリーズ~スマホ初心者向けのスタンダードモデル Rシリーズ~コアな利用者にもうれしいフラッグシップモデル
※2019年1月現在SIMフリースマホとして取り扱いのあるRシリーズは、コンパクト下位モデルのR Compactという機種になります。
AQUOS sense2 SH-M08
画面サイズ | 5.5インチ |
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ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
OS | Android 8.1 |
カラー |
スマホ初心者にも使いやすく価格を抑えたエントリーモデルです。もちろん防水/防塵・おサイフケータイに対応です。
LTEの対応バンド | B1/3/5/8/12/17/19/26 |
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AQUOS sense2 SH-M08の取り扱いがあるソフトバンク回線のMVNOはLINEモバイルのみです。
ソフトバンク回線をSIMフリースマホで利用するならモバイル保険がおすすめ
SIMフリースマホを利用するとなると「壊してしまったり、水没させてしまったらどうしよう」と不安になりますよね。
いざという時のために、加入をおすすめするのがモバイル保険です。
モバイル保険とは、破損・自然故障・水没・盗難等にあった時に補償をしてくれます。修理費用を年間通算で10万円まで何度でも補償してくれます。
モバイル保険に加入しておけば、何かあった時にも安心ですよね。
高性能だったり、お気に入りの格安スマホを購入すればするほど、もしもの事態を想定してモバイル保険に加入しておくことをおすすめします。
詳細は下記の記事に記載されています。ぜひチェックしてみてください!
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すまっぴー編集部は2015年から格安SIM比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。毎年15台以上実際に使ってわかったおすすめの格安スマホを紹介します。毎月20枚以上の格安SIMの通信速度計測も行っています。